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36.お泊まり会と恋バナ

ーーーーーーーーーーーーーーsideマルト


「お泊まり会にゃー」

「外泊だとゆっくりできないし、家だとすぐ寝ちまうからお泊まり会はこれが初めてかもな。」

「お二人の初めてにご一緒できて嬉しいです。」

「あ、フラッシュ。敬語を外せとは言わないがさん付けはやめようぜ」

「了解です。」


 色違いのパジャマを着て床に座る。

 みんなだぼーっとした半袖に膝丈ズボンだ。

 涼しくて温度的にはちょうどいいけど大人になって短パンは少し恥ずかしい。

 ちなみに俺は灰色、フラッシュが翠、ジンが赤だ。

 ご丁寧にも用意されたどシンプルなクッションの上に座ったり抱えたり。

 ちなみに別の部屋にキョウとアイとエリもいるらしい。

 このパジャマもらえるらしい。

 キョウはどんなパジャマ着てるのか気になるにゃ。


「お泊まり会って何するんだ?」

「枕投げにゃ?」

「この体格差でやったらフラッシュが怪我するぞ?後家が崩壊する。」


 まあ、確かに。

 大きくなった後の俺らは結構大きい。

 キョウよりも低かったはずの身長が抜かしちゃったし。

 そしてパワーも伸びたから家とまでは言わずとも備品とか枕は壊れるかもしれない。


「じゃあ……怪談にゃ?」

「ハッキリ言うぜ!恋バナがしたい!!」


 部屋にキーンと響いた声に思わず元々耳が合った位置を押さえる。


「うるさいです。」

「シャラップにゃ」

「わ、悪い……まあ同意見だろ?」

「といってもみんなわかってますよ?」

「まあいっせいのーで言うにゃ。」


 いっせいのーでと言う声からその人の名前までピッタリシンクロした。


「「「キョウ」」」

「「「………………」」」


 沈黙が気まずい。


「いや、知ってましたけど。」

「よしにゃこの話おわ」

「るわけないよな?」

「ですよにゃー」

「だけどこれ以上何を話すんですか?」

「進捗交換会にしようぜ。この世界に来てから全部な」

「ぼくの微不利どころじゃないんですが」

「諦めるにゃ、こういうジンは人の話を聞かないにゃ。」


 やれやれと肩をすくめながら提案者のジンに先を促す。


「俺からか……あー、街で一緒に迷子になったり崖から落ちて魔力が足りないから腕に噛みつかれたりびっちょびちょのキョウを水の中から引っ張り出したり抱きつかれたり俺の額に巻いてた布を眼帯にしたり」

「ここまでノンブレスなんですけどにゃ?!」

「まあこんくらいだぜ」

「最後の一つ以外何も知らないですね」

「というか腕に噛みつかれたにゃ?!あの崖から落ちた時にゃ?!」

「うわやべ」

「ちょーっと後でお話(詰問)があるにゃ」


 いやだけど結構だ。

 思ったよりも多いし、言ってないけど抱きつきとかもあるだろうし。


「じゃあ次はマルトだな。」

「一番積極的ですからね」

「前までは結構奥手だったんだぜ?」

「うっさいにゃ。魔力が足りないキョウを背負う手繋ぎ頭ポンポン風邪看病膝枕夫婦漫才抱きつき抱きつかれ合体技」

「またまたノンブレスですね」

「量多すぎないか?」

「多分まだあるにゃ。」

「これは許せない」


 まあこれが絆の力!


「ラストはぼくですね。」

「この短い期間だから俺たちよりは少ないだろう!」

「押し倒しキス誘われキスマ目玉をいただいてあと名前ももらいました。」

「俺たちの勝」

 

「あと告りました」


「「?!?!」」


「はぁ?」

「ワンモアセイにゃ」

「ぼくはキョウに、告白しました。」

「こいつ赤面せずに言い切りやがったぜ」

「まあ結果はお察しです。」

「まあまあ一応聞いておくにゃ」

「傷に塩を塗り込むのが得意ですね?!


『キョウ、愛してますよ。』

『私も大好きだよ、フラッシュ!』

 

 って言われましたね。」

「愛してると好きの違いがわからないかー、鈍感すぎるだろ」

「だけどフラッシュが一歩リードしたことには変わりないにゃ」

「まあぼくにはキスマがありますからね」

「だけどどうせキョウはその意味も知らないにゃ」

「ご名答ですね。見た時に痛くない?って聞かれました。」

「ここまでくるともはやフラッシュが可哀想だにゃ」

「だけど知らないなら事故を装ってこっちからつけてもバレないってことだぜ」

「意味知らないキョウだから虫刺されしたって言いそうにゃ」


 同意するように首を縦に振った二人に苦笑する。

 結構あからさまな筈なんだけどにゃー。


「あ、全然別の話になるんだがエリのことどう思う?」

「頼れる人ですよね」

「わかる、ちゃんとした大人って感じにゃ」

「ちなみに他には…………あー、」


 気の毒そうに顔を少し歪めると、額に手を当てた。


「なんでもないぜ」

「じゃあ話を戻しますか?」

「…………なんかさー、成長した後の二人やばくねーか?」

「確かに、姿が変わってから結構慣れたけどなんか成長するのは想像できなかったにゃ」

「姿が変わる前がよくわかりませんが、あそこで肉体的成長をさせるという選択肢をした自分に感謝してます。」

「アイもキョウもタイプが違う美人だよなー」

「パーティーの衣装が物語ってるにゃ」

「顔の感じもアイは子供っぽさが抜けませんよね」

「心臓に悪いのはやっぱキョウだよなー」

「見え方に性格補正も入ってるにゃ」

 

 さんざん遠回しにアイのコンプレックスを刺激したけど、帰った後に二人の新しいパジャマを見た俺とジンが倒れたのはまた別の話にゃ。

感想まだ募集中です!

もしよければ次に『キョウ』たちに行ってほしい場所をコメントで送ってほしいです(露骨なコメ稼ぎ)。

東・北・南から選んでほしいです。

もし決まらなくてもこっちで決めますが、あなたもこの物語の行く先に関わってみませんか?

参加してくれるかた待ってます!

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