35.交渉成立と恋バナ
「私の娘、そして選りすぐりの職人を渡そう」
「「「「人身売買?!」」」」
「人心バイバイしたんですか??」
「人身売買じゃない!というか我が娘よ。ニュアンスおかしくないか?」
「気のせいです」
報酬で自分の娘渡せちゃうのおかしいだろ!
もう少し大切にしてあげて!
「まあ中央の方は気になってたのでいいですけど。職人まで渡しちゃうんですか?」
「え、いいのー?」
「どうしよにゃ、さっきの占い婆さんの話が信憑性を帯びてきたにゃ。」
「噂の親にしてこの子ありって感じだぜ」
「親と同じく人の心が……」
「失礼のオンパレードですね。で、私の質問に答えてください。」
「職人もいいだろう、技の継承はもう終わった。家族のいないものを中央にだしたら外でも種が広がるであろう。」
「職人ってなんのー?」
「木材建築、つまり家ですね」
「あー、確かにありがたいな。」
「ちょっと家小さいところ多いにゃ」
利害一致!ということで報酬の交渉は成立した。
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ということで夜!
グラスビレッジ滞在最終日だからエリとお泊まり会をすることになった。
ちなみに別の部屋にマル君とジン、フラッシュもいる。
パジャマは貸してもらった。
まあ大人のパジャマだからネグリジェなんですけど…………
露出度がこれまたたっっっかい。
アイはわかるよ?自分から露出度が高めのやつがいちって頼んでたし?
ここでコーデ紹介!
まずは私!
薄水色の膝上ネグリジェなんだけど、語彙力が足りない。
肩を紐で吊ってあって、胸の谷間が露出している。隠す気ないよね?!
胸の下部分で紐がリボン結びにされてるからなんというか、うん。あれ、
ありがたいことに薄い緑のカーディガンを着せてもらえた。
フリルもふんだんに使われて露出度に目を瞑れば超かわいい。
髪の毛は緩く三つ編みになっている。
次にアイ!
キャミソールにショートパンツ、以上!
アイはちょっと胸回りが……未発達というか……うん。
だから足とかで魅せようっていうのはわかるけど、ね!!
今は魅せる相手いないでしょ!
髪の毛は二つにわけて星型の飾りがついたゴムで結んである。
薄い黄緑のキャミソールに紐のリボンがついているのと所々についてるレースがかわいい。
ショートパンツはダメージジーンズだ。
ちなみに村の少女のパジャマってことは内緒だ。
エリにこっそり教えてもらったけど本人に言ったら絶対怒る。
ラストエリ!
エリは控えめというか防備がすごくて、黒いネグリジェに大きめのリボンがついていてレースがフリフリだ。
足首ぐらいまであるスカートが絶対防備!って感じ。
頭に大きめのリボンがついたヘアバンドをつけている。
いつも通り長い髪を下ろしている。
ちなみにこれは乳母さんの手作りらしい。
あの性格なのに実は過保護?!
これはギャップ萌え…………しなかったわ。
このパジャマもらえるらしい。
うーん、嬉しいけど複雑だわー。
まあこうなったらするのは恋バナ!
「恋バナと言ってもできる人いる?」
「うー、エリがやりたかったらくらいじゃないー?」
「え……まあこのまま終わっても面白くないですからね、やりますか」
大体わかってるけどお祭りの話も聞きたいからね。
「まああからさまだからみんなわかってる気もしますけど、私はマルトさんが好きです。」
「あー、やっぱりねー」
「ちなみに理由は?」
「あの白ローブから守る時に『俺が守る』って言ってくれて。もしあんなことを言ってくれる殿方が近くにいたらいいのになーって。」
「まあ確かに感動シーンだよね。」
「他になんかあるー?」
「キョウたちとのテンポのいい会話とか。一緒にいて楽しそうだなと思いました。」
「ほぼ漫才だもんねー」
「あれはマル君がボケボケだから」
「パーティーでは何かあったー?」
「えーと、さりげないエスコートとかあとは甘いもの食べたりとか。」
「マルトがエスコートー?!誰かと入れ替わってるのではー?」
「後はさりげなく手を繋いだらそのまま気づかず握りっぱなしだったとか……」
「お、手握るまでいったんだ!進展がすごい!」
「思ったよりもグイグイいってるねー」
「ちなみにアイはどうですか?」
「私ー?うーん、まあいるにはいるけどー」
「え、え?!嘘でしょ?!教えて!」
「えー、うー」
珍しく赤面しながら考えているアイを期待しながら見つめる。
こちらをチラッと見たアイは近くにあったクッションを抱えてエリの近くに移動した。
「じゃあー」
そのまま口をエリの耳に近づけると、きききききキス、したように見えた。
エリもボフンと赤面した。
「え、えアイはエリのことが……?!」
「えー、なんでー?」
「だっていいいい今、キス……、してなかった?」
「ちがモガ」
「えー、そう見えたー?じゃーそうかもねー?」
うわー、まじか。
アイはエリに片想い、だけどエリはマル君に……
つまり三角関係?!
できることならドロドロしたやつが見たいです!
まあそんなのがパーティ内で起きたら地獄絵図なんだけどね。
「ちなみにキョウはー?」
「残念なことにいないんだよねー」
まあいないというか作る気がないだけだけどね。
エリは少しほっとした気配を見せて、アイは口をとがらせた。
心配しなくてもマル君は取らないから。
「そうなんですね。」
「ヒーローは案外臆病だからねー」
なにか知ったような口を聞くじゃないか。
「まあいつか迎えに来るよ。」
私たちは眠りについた。
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