50話記念!Ifストーリー 6-1の文化祭 後編
50話記念、2話目です!
「すごい盛況ぶりだったねー」
「途中に来たクラスメートが多くてキレてたよ?」
帰ってきたアイとご飯を食べている。
珍しく給食ではなくお弁当で、自由席だ。
サクはヤシロちゃんと食べている。
「まーまー、せーきょーだったらいいでしょー」
「こら、食べながら喋らないで。」
「ごめーんー」
ココロさんと食べていたリナさんにアイが注意されて、笑いながら謝った。
穏やかな雰囲気に身を委ねていると、突然平穏は壊れた。
プルルルル、プルルルル
「先生!電話です!」
教室に併設された電話が鳴り出したのだ。
電話に頷いていたモトカズ先生の顔が青くなる。
がちゃんと電話が置かれたときにはクラスが静まっていた。
「すごく言いづらいことがある。」
「早くお願いします。」
ど真面目な顔でシロさんが返事をした。
「ミヤビが早退になった」
「?!」
クラスがざわめく。
第三部のシフトにミヤビさんが入っている。
ということはつまり……
「誰か代わりに入ってくれないか?」
ですよねー!
一人抜けたらサポートが必要、当たり前体操。
あの地獄の忙しさはもう体験したくないのか誰も手をあげない。
「誰か入ってくれー、この人数だと流石に厳しいわ」
三回目シフトのアサヒさんが声をあげる。
シロさんも横で頷いた。
「んー?シロとアサヒ三回目シフトー?」
「うん。」
「あー…………せんせー、私は入りまーす。」
「?!」
「まじか!ありがとなー」
え、え?アイ、一緒に回る約束は?
こちらを向いたアイはペロッと舌を出した。
は?
机の下から脛を蹴り飛ばした。
痛そー。
先生の話が終わってみんなが散る。
アイもシロさんとアサヒさんのところに向かった。
ルタさんが複雑そうにそっちを見てる。
?
サクがこっちに来た。
「キョウ、どうするの?」
「あー、一人で見るよ。楽しみにしてるね。」
三部は集会委員会が劇をやる。
サクはそれに行くから、アイと私で劇を見る予定だったのだ。
アイが居なくなったから一人で見るんだけど。
「あ、もうそろ始まる。」
「キョウーごめんねー。」
「ちゃんと反省してください!……まあ頑張って。」
「今日のツンデレ来ましたー」
「よかったね。サク行こ!」
「はいはい」
「行ってらー」
教室を出た。
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「……始まらないな。」
三部が始まって、体育館に移動した。
サクとはそこで別れて今は観客席の後ろの方に座っている。
時間になっても始まらなくて、人々がざわめき出したのは開始予定時刻から五分が過ぎた時だった。
(動画だったらブラウザバックする人が出るレベル)
「…………あ、いた。キョウさん。」
「?……えっと、」
「マルトね!名前忘れないでもらえません?!」
「ごめんごめんです。集会委員会さんですよね?」
「うん、ちょいと来てもらえる、」
「そこにハテナマークがつかない時点で決定権はないとみた。」
「勘がいいガキはきらいだよ?さあ来てください」
マルトさんに連れられて来てしまったのはステージの裏。
そこにいたのは集会委員のみなさま。
私のクラスだとサク、ジンさん、マルトさんだ。
「連れてこれた?」
「ああ、」
「じゃあ早速説明するぜ。」
「えっとね、キョウ。落ち着いて聞いてください」
「……ゴクリ」
「ナレーション役の人が今日休みなんだ。」
「ということで、放送委員の方に来てもらおうと思って探してたわけぜ。」
「他の人でもよくない?」
「近場にいる丁度いいやつだったからな。」
「……言い方によっては悪口に聞こえなくもない」
私にナレーション役をやって欲しいと言うことね。(爆速理解)
「無理に決まってるよね?バカなの?」
「敬語が外れたと同時にポンポンと出てくる暴言!」
「芸術点高めです?」
「いや真面目に頼むぜ」
「えー……」
「待ってる人もいるしさ?」
「………………ま、いっか?」
「「「適当!」」」
「台本は?」
ジンさんが投げてくれた。分厚い。
「アドリブで読んで」
「なんてきついことを言うんだ!」
「あ、敬語外れたし呼び捨てでいいぜ」
「了解、ジンとマル君?」
「なんで俺はマル君なんだよ……」
「まぁまぁ、始めよう。」
サクが私に装飾をつける。
雰囲気が出るね!
放送台に上がる。
放送室と基本の構造は同じで、ガイドもついてる。
向こうの幕にいるサクが合図を手をあげた。
私もブザーを鳴らして返事をした。
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プレッシャー強過ぎただろー。
バックミュージックの、出力調整とかもしなきゃで大変過ぎた。
まあ、特等席で舞台も見れてよかった。
舞台が最終局面に突入して、私の出番は終わった。
放送の電源を切る。
肩を叩かれた。
「ん?」
「キョウ、ちょっと来て」
マル君だ。私も呼び捨てにされるんだ。
エスコートされて階段を降りると、舞台側まで手を引かれる。
「えっちょま、」
「しー」
自分の人差し指を口元に当てたマル君に口をつぐむ。
視界が一瞬白くなった。
演者が全員舞台上に集っている。
主人公のサクとジンは真ん中だ。
端っこに立ったマル君と私は手を繋ぎ直す。
手を挙げて、体を直角に曲げた。
(演者が最後にやるお辞儀のやつだ!)
小声でマル君が話しかけて来た。
「ねえねえキョウ、あのね」
「ん?」
なんか、視界が白く…………
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「ふわぁ……おはよー……」
「おはよーにゃ。相変わらず朝に弱いにゃ」
「うん……ふふっ」
「どうかしたのかにゃ?」
「なんか、いい夢見た気がする。」
「それはよかったにゃ。」
「んー、まぁね。で、今日はどうするの?」
『今日はだな……』
最後のところ、何話に繋がってるかわかりましたか?
ここまで続けられているのは皆様のおかげです!
ぜひ、これからも見ててください!
あ、来週から本編に戻りますよー




