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連想の本達  作者: WaffleEX
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五大天災

物語を駆ける汽車の中、1人の少女が本に埋め尽くされている部屋を見つけた。少女は興味本意で本を手に取りページをめくる…



連想世界の五大天災


この連想世界には数多の内部的災害と外部的災害が存在する。内部的災害とは、他の世界の崩壊が「連想されている別の世界」に影響を与え崩壊因子を発生させたりする事例である。外部的災害とは、超越者や上り者などの世界の外側からやって来た者によって世界を攻撃される事例である


そして外部的災害の中でも別格と言われている伝説的な災害が五大天災である、この書物には五大天災について記してもよい部分だけ書き記そうと思う



第一の天災 原始直し(ゲンシナオシ)


五大天災で最も最初に起こった天災が原始直しである。今のこの世界の常識が生まれたのはこの天災が原因といっていい。この天災はあまりにも古いため記せることがあまりにも少ないが記せることがあるとすれば…


この天災は君達からしたら世界の始まりで、我々からしたら世界の終わりだということだけだ




第二の天災 全生喰らい(ゼンセイクライ)


第二の天災は全生喰らい、文字通り全ての生命が喰われた天災だ


かつて連想世界がそこまで広がっていなかった程昔にイノルサという生命の獣が存在していた


生命の獣は人々の命を管理する役目を担っていたが、ある時生死の概念構造に興味を持ち、最上位者を除いた全ての生命を喰らい尽くしてしまう


全ての生命を喰らい尽くした獣は当時の最上位者たちですら倒すことができず、結果として世界の生命が一度消滅してしまうが生命の獣も最上位者たちとの戦いの末「記憶」と「一部の感情」を失ってしまった


最終的な結果として激闘の際に発せられた生命の力に意志が宿り新たな生命が生まれた。この時に生まれた生命が今の連想世界に生きる神々の子孫と言われている


そして、生命の獣もまだ記憶を失くして生きている…




第三の天災 純血汚染(ジュンケツオセン)


連想世界で初めて生まれた不死身の吸血鬼(ヴァンパイア)の肉体が破壊され、溢れ出た無限の純血によって世界の多くの者が吸血鬼となってしまった天災


出来事自体は他の五大天災と比べてショボいが、この天災がきっかけで生命のバランスが崩れてしまう可能性を考えてヴァンパイアたちを殺そうと言い出す勢力が現れヴァンパイアとの戦争が勃発する


その戦争は今も続いていて、今は竜族が指揮を取っているらしい。しかしこの天災の恐ろしい部分に気づけている者は少ない、それゆえ戦争を早く終わらせなければ多くの生命が壊れることになるだろう


なんせ、この天災は現在進行形なのだから…




第四の天災 無限腐敗(ムゲンフハイ)


輪廻を構成する2人の精霊の片割れが因果の乱れによって歪な形で復活してしまい、力が暴走して精霊本人の意識も朦朧となってしまい目の前の世界を腐られる天災と成り下がってしまう


この天災は今も残り続けていてどこかの世界を腐らせているのだろう。しかしまだこの天災はどうにか止めれるかもしれない


腐敗の精霊は、まだ精霊を辞めていない。力さえ落ち着かせられれば止めることができるだろうがそれが出来る者はごく稀だが…


私はそれが可能な者は現れると確信している


第五の天災 深淵炎海(シンエンエンカイ)


この天災は、少なくとも私がこの本を著している時点では発生していない天災であるため、詳しいことは私にもわからない


連想世界の『終わった因果』が集まる『ゴミ溜め』に一つの魂が流れ落ち。ただ燃やされるのを待つだけの『正義に負けた悪性』を体内に流し続け、世界全ての善性への復讐を模索している


この天災が発生すれば、敗者による勝者への復讐大戦争が起こるだろう


第零の天災 永遠物語(エイエンモノガタリ)


この天災については何も記せない。なぜならこの天災はまだ起きていないのだ、しかし起きるということは確信できる


そして、連想世界はこの天災に全ての因果を集結させている。要するに全ての出来事はこの天災に繋がっているということだ



これらが五大天災だ。気付いたかも知れないが五大天災は全て何者かが関わって起きている、しかし天災に関わっている者は生物どころか生命かどうかも怪しい


まあ、五大天災の全容を知っている者はほとんど居ないのだから嘘を書いてもバレないだろうが、それは本大好きっ子としてのプライドが許せない、なのでここに記したことは全て事実であると断言しよう



それではここからは一般的な災害や天災を記そうと思う…




その後は永遠と災害についてのことが書かれていた、普通の人ならば読む気がなくなる程に分厚かったが本好きの少女にとって読みきることは造作もなかった


軽く本を読み終えて再度近くの本を手に取った



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