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小品

リンゴはリンゴ?

作者: 星野☆明美

「あのさあ、『リンゴ』って言ったら何を連想する?」

「赤い」

「青い」

「甘酸っぱい」

「太陽の黄金きんの林檎」

何それ?と、一同顔を見合わせた。

SFで、太陽の一部を掴み取る話。

「脱線〜脱線!」

「何が言いたかったの?」

「バベル」

「バビルの塔に住んでいる♪」

それはバビル2世。

「脱線〜脱線!!」

「それで?」

「言語の本質ってやつについて議論したかったんだよ!」

「同じ言葉を使っているのに、捉え方が各自違う」

「ふーん」

「テレパシーが使えるとするだろう?それは言葉でやり取りをすると、伝わらないということになる」

「なんで?」

「日本語だけとは限らないからだ!」

「じゃあ、どうやって伝えるの?」

「概念」

「がいねん?」

「だから、それが言語の本質。概念」

「……」

しばらくみんなポカーンとして彼の顔を見ていたが、誰かがアニメの始まる時間だと言ったため、これはこれでお開きになった。

リンゴはなんにも言わないけれど♪リンゴの気持ちはよくわかる?

「脱線〜脱線」

まったく、考えすぎ!

真っ赤なリンゴを服の袖でゴシゴシやって、ピカピカにすると、ガブリとかぶりついた。

これぞリンゴ!!!

彼は満足げにほくそ笑んだ。

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