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三部

まだまだこれから暑い日が続きそうだと天気予報で言っていた。そんな8月の終わりに近づく最後の土曜。夏望は誕生日を迎えた。普段は施設にいる母も今日は一之瀬家に来ている。みんなで誕生日パーティだ。美味しいものや母親達の楽しそうな会話。全てが新鮮に毎回感じる。このパーティーは毎年行われているのにだ。

「……なっちゃん、悠真のお嫁になってくれるって期待してるんだからー」

「……俺も!なっちゃんが来てくれたら嬉しいなー」

少し酔っ払ってきた大人たちはこっちが恥ずかしいことを平気で言って来るようになったのはいつからだろうか。

「……夏望のこと過剰に評価しすぎよー。わがままな子なのに貰ったら苦労するわよー」

「……いやいや、柚姫子さん。確かにね? 悠真やあなたの前ではすごくわがままのようだけど、いい子だからね?我々の前ではしっかりしてるよー?」

親たちの楽しそうに話す自分たちの会話に恥ずかしくなる。

一-…親たちの言うように悠真くんのお嫁さんになりたい。けれど悠真くんには甘えてばかりだしわがまま言っちゃうし、こんな私を好きでいてくれるなんてきっと夢なんだと思う。…--

夏望は心の中ではそう思っている。実際は悠真の気持ちは夏望に向いていることは彼女以外は誰もが知っていることなのだが…。


「……夏望、夏望。俺の部屋来て」

話に夢中になった親をみた悠真がこっそり耳打ちでいって手招きしていた。夏望は首を傾げ、親の様子を伺い抜け出すと悠真の部屋へ向かった。彼は中学生くらいになってからは1年に1度の私の誕生日以外は1度も自分の部屋には入れてくれなくなっている。なぜ誕生日は入れてくれるのか、その詳しい理由は分からないがいつも部屋にいくと嬉しそうに誕生日プレゼントと私の欲しかったものを毎回くれるのだ。

「……誕生日おめでとう、夏望」

「ありがとう」

「……ん。さて戻るか」

プレゼントをくれたら直ぐに追い出すのだ。

戻るとまだ楽しそうに談笑していた。1つの話題でそんなに盛り上がるのか不思議なくらいずっと夜まで話している。




夏休みが明けて二学期。煮えくり返りそうなほど暑い暑さが続くのに、二学期はイベントが盛りだくさんある。明けて直ぐの最初の土曜日には悠真の誕生日。これまた夏望の時よりは盛大にではないがお祝いして。やっぱり両親達はくっつけようとする話してずっと盛り上がってて、恥ずかしくなるのは相変わらずで。これがくっついたらどうなる事やら気になるところではあるが。


それが終わったと思ったら文化祭、体育祭……、と盛りだくさんなイベントの為に準備におわれる毎日。各学年、各クラス面白そうな企画を考え準備が1ヶ月近く掛けて行われる。


「…夏望〜!!帰るよ!」

「え、あ、悠真くん待ってよ、もうちょっと…」

「……ったく、あと何するんだよ」

文化祭準備に真剣な夏望は遅くまで集中してずっと作業をしていた。部活の方の出し物もあるし、こんな時でも部活はある。

「これがまだ……」

悠真は終わった部活後遅くまで残る夏望は1人で残って頑張っていた。そんな彼女に声をかけたのに何やらまだなにか納得いかずに悩んでいる。一回のめり込むと解決するまで動かないそんな所のある彼女。こういう時はとても真剣なのに。甘えることもわがままな事もなければ絶対モテるし、可愛いと思われると思うのに。彼女はモテない。俺以外のやつに。そろそろ限界なんだただの幼なじみのままでいるのは。文化祭でイベントステージで告白大会するのがあるらしいからそこでみんなの前で告白してやると俺は1人で意気込んでいる。



文化祭当日。

悠真たちクラスはカフェだ。ただのカフェではない。コスプレ喫茶その名とおり従業員のみんながそれぞれがコスプレしていてカフェは『不思議の国のアリス』をモチーフにイメージした内装から料理やら飲み物まで色々なメニューを売っていてそれらのほとんどメニューは夏望の考えたものであった。意外にもカフェはどこよりも評判良いのと悠真の人気で彼目当ての客も多く訪れていた。

休憩時間になると一緒に休憩を貰った2人で文化祭を満喫した。いつもの如く夏望はわがままだし、甘えてくる。けどそれが嬉しい。楽しい。一緒に楽しく回った最後、体育館でやってるという告白大会に行ってみることにした。面白いくらい色んな人が告白してカップルになった人も少なくないようだ。

「おっ。今入ってきたそこの2人はカップルかな?」

司会を務める男が体育館に入るとこちらに気がついて声をかけられ、2人して顔を見合わせて周りも見ても他に今入ってきた人達は居ないどうやら自分たちのようだ。

「そうそう、君たちだ。学校一のモテ王子の君だよ」

「……俺たちは別にカップルじゃねぇ」

「おっ。じゃあ告白は?」

グイグイ来るなーと思ってると近づいてくる。『しろよ、告白』とでも言いたいのか。悠真はするつもりでここに来たが迫られてはやりづらい。

「……俺は、家の姫様はわがまますぎるし、鈍いしウザイくらいだけど。親までくっつけって言うし。いつ言おうかとしてたけど……」

「お?告白か?……つーか姫って?」

「……この際だからはっきりする。お前を守ると誓ったあの日からずっと……いや出会ったときからお前に恋をしてるんだ。お前が好きだ。これからは幼馴染みとしてじゃなくて恋人として一緒にいたい」

多分普通の告白をこいつらは求めていた。けれど、ここまで言わないと鈍いこいつには俺の気持ちは伝わらない。そしてこいつの気持ちなんて俺は知っている。俺が好きだってことなんてずっとバレバレだから。

「…ゆ、悠真くん? えっとその……」

「……お前の気持ちなんて知ってる。 幼なじみとしてじゃなくて恋人としてYESなら飛び込んでこい。NOならもう一緒には居られないな。お前から離れる」

「そんなのYESしかないじゃん! バカぁー! 夏望も悠真くんが好きだ、バカぁー!」

怒るように返事をされ飛び込んでくる。これは彼女なりの照れ隠し。本当は物凄く照れている。

俺はどうにもモテるらしいから、こんな場で告白すれば俺の好きな奴らは悲鳴のような声援が聞こえてきている。俺への応援の声援と受け取ろう。だって俺はこいつに何かしたら絶対に許さない。少なくともこの学校の生徒はしないだろうけど。

彼の告白で彼女が出来たということ、それが彼の幼なじみのあのわがまま娘だということも瞬く間に学校中へ広まった。

おかげでその後から学校内を歩けば祝福の声。1部の人は避難の声もあるようだが、彼にとって夏望は失いたくない一生守ると誓った相手であるし、絶対に手放すつもりはない。




楽しかった文化祭も終わると今度は体育祭。たくさんの競技の中、悠真達トップ3は多くの競技に出て生徒から先生、保護者までも魅了させた。夏望は借り物競争に出た。何があるかわからない借り物。その中から夏望はと言うと、『家族』と書いてあった。夏望の家族と言ったら母親しか居ない。だが今回は来れていない。誰を連れていけばいいのか分からないまま固まってしまう。アナウンスが何か言っているのさえも頭に入ってこない。困っていると悠真の声だけが鮮明に聞こえてきた。

「……悠真くん、助けて…」

すごく小声になってしまったその声は悠真には簡単に届いて来てくれる。

「…なんだったの?」

「……これ」

「…ふーん。夏望、急げ」

内容を見たと同時に手を引き走り出す悠真。以外にも1位になった。ゴールでなんだったのか聞かれる。

「……家族? 君たちは恋人とかそう言う感じではないのかな?」

「恋人だけど、家族だよ。本当の家族とは違うけど小さい頃から一緒に住んでるんだ。家族だろそんなの。こいつの本当の家族は今日は来れてねぇんだ、だったら俺が家族でも問題ねぇだろ」

「……それは家族と認めよう。ということで1位は藍堂夏望さんです!」

なんだかんだ認めてもらえ、1位でゴールすることが出来ていた。

体育祭の最後に選抜リレーで悠真達トップ3に人気が増して、学校中の生徒はもちろん他校の生徒や、保護者などから声援が送られることに。こうして終わった体育祭は悠真達クラスの優勝で幕を閉じた。




学校が休みな休日。朝から騒がしい声で目が覚めた悠真はいつもの如く夏望の部屋を覗くとすやすや寝ていた。今日は悪い夢見ていないようだ。だが、もうお昼近くそろそろ起こして騒がしい原因も様子見ないとならない。

「……夏望、そろそろ起きろよ」

「……んっ……ゆ……まく…ん?」

「…ん。おはよ」

覚醒しきれていない頭でぼんやりと目をこすりながら身体を起こす彼女の頭をそっと撫でながら挨拶した。

「…おはよう、悠真くん」

「……行こうか、なんかさっきから騒がしいんだ悠夏たちが」

「……?」

頭に?がいっぱいの夏望に苦笑しながらエスコートしてリビングへ、向かうと何やら悠夏と悠大の喧嘩に母親と父親も加わり言い争いのようになっていた。とりあえず「おはよう」と挨拶はしたものの聞いていないだろうと、話は耳にしながら夏望を連れてキッチンに入りご飯を物色した。

「……それは無理だって言ってるじゃない」

「嫌だよ!なんでこいつと寝なきゃならないの? 寝相悪いし!こいつと同じ部屋は嫌だ!」

「俺だって嫌だよ! こいつと同じ部屋は」

部屋の話で揉めている。この家には部屋がリビングやキッチン以外に4部屋しかない。1つは両親の寝室、夏望の部屋と悠真の部屋。そして揉めてる2人の部屋の4つだ。

「こいつとは!別がいい!もう、いい加減嫌だよ!」

「…そんなこと言ったって、他に部屋はない……あ。悠真、なっちゃんおはよう」

何かを思いついた母親の声に「おはよう」と夏望の分のご飯を渡しながら返事だけ返した。

その光景を見ていた母親がニヤニヤしていることに直ぐに気がつけなかった。

「……悠夏、悠大。いいよ、別にしても。ただし、お兄ちゃんを説得出来たらね?」

「……?!」

思わぬ発言にずっと聞き流していたのにぱっと顔を上げる。そこにはニコニコしながら楽しそうに笑う母親の姿があった。言ってる意味が理解出来ずに聞き返す、事の発端達。

「…? ママどういうこと?」

「……そこの2人が同じ部屋になればあんた達は別になれるでしょ? 恋人同士になったみたいだしね?」

「……あぁ!なるほど! お兄ちゃん!お願いします!」

聞かないフリしていたのにこれはもう無視出来ない。可愛い妹や弟の頼みだからってこればっかりは聞きたくない。だってそんなこと受け入れたら俺はどうしたらいいのだ。ただでさえ我慢しているのに同じ空間になればどうしたらいいか分からない。

「…い、嫌だよ…。なんでそうなるんだ」

「お兄ちゃん!お願いだよ、俺たちだってもうそう言うお年頃なの、妹と一緒の部屋とか勘弁して欲しい」

「……いや、俺だって年頃の男なんだよ! わかれ!察しろよ! 困るんだよ! 」

いつの間にか2人の喧嘩は収まり、悠真に迫る2人。それを楽しそうに眺める両親。助け舟かと思いきや、悠真には不利な話。

「……なっちゃんはどう?悠大と悠夏が部屋を別にして欲しいって言うんだけどさ、(うち)には他に部屋はないのね、だからなっちゃんの部屋譲ってもいいかな?」

ここに悠真の味方は居ない。夏望に振られた時点で悠真の負けが決定する。

「…?部屋譲ったら、夏望の部屋は無くなっちゃうの?」

「……だから、そこは悠真と一緒よ。なっちゃんどう?」

「……いいよ!悠真くんと一緒がいい!……悠真くんは夏望と一緒は…嫌?」

夏望が認めたことにより喜ぶ2人と楽しそうに笑う両親。そして彼の心境知らずでニコニコで嬉しそうな彼女。全員が喜ぶ中1人肩を落とす者1名。

「……嫌なわけあるか…」

「いやった! 父さん!手伝って!」

父親と元凶の2人が2階へ消えていった。部屋移動の始まりだ。後ろ姿を見送ったが、父親までルンルンで楽しく行くのを見てさらに脱力した。


その日の夜から悠真の我慢大会が始まって1週間。隣ですやすや寝る姿に悶絶するわ、身体が疼くのにギュッと抱きしめられて離してくれない彼女にときめかないわけなくて。しっかり寝られない日々が続いた。

「…悠真? 最近良く寝てるよなお前」

「……寝れてねぇんだよ。悠大たちのせいで」

「……悠大たちってなんかあったのか?」

心配してくる友人に寝れなくなった経緯を話すとくすくすと腹を抱えて笑い始めた。

「……おい。俺は真剣に悩んでんだよ」

「…っ…クククッ…悪い悪い。通りで夏望はスッキリしてるわけだ」

「……あぁ、あいつは悪夢も見なくなったみたいでスッキリ起きて寝れてない俺を起こしてくるよ。ムカつく……ほんとに」

そう、夏望の悪夢を見なくなった。隣にいる安心感から、悪夢は無くなった為にぐっすり寝てスッキリ起きて 逆に寝れなくなった眠りの浅い悠真を起こすようになったのだ。

「……本当のこと言えよ夏望に。お前が夏望のこと好きすぎて1人で悶絶して寝れてないと」

「そこまではっきり言ってねぇよ……」

「事実だろ。言った方が楽になるじゃねーか」

友人2人の言うことは認めくないけど図星だ。変に嘘つけば親友達にもバレる。こう言う恋愛関係は奴らの方が詳しい。だが相談したくなかったのにバレた。

「……言ってあいつなにか変わると思うか?」

「変わんだろ。あれは気持ちダダ漏れだけど、周りの気持ちは分かってないだけだから。特にお前に対して」

「……よく分かってるじゃねーか」

「あぁ。お前が1番あいつのことは知ってんだろ。お前も進展あるだろうってことはお前が1番知ってる。……そうだろ?」

相談してるつもりのない相談は、的確なアドバイスをくれた。ここまで言われたら正直になろうと思う。

「……あぁ、わかってる」



寝不足気味を解消するには問題を解決しなければならない。問題のあいつはいつも通り抱きついて安心してるのか寝ようとしている。

「……おい、夏望。離れろ。ちょっと話があんだよ」

「?くっついてちゃダメなの」

「……ダメじゃねぇ、だけどこのままならお前は……寝るだろ!」

話を聞かせるには、こちらの思うようにしなきゃならない。なので、何がなんでもくっつこうとする彼女を離し、彼女の上に覆いかぶさり上から見下ろすように彼女の瞳をじっと見つめる。

「……俺が最近、朝起きない理由も、寝不足気味な理由も全てお前が原因なの」

「……私? なんで?」

「……お前が可愛いすぎてだろ? 隣ですやすや可愛い寝顔見せられて、ギュッと密着されて落ち着いて寝れるかよ…」

「?どうして?」

理解出来ずにいる彼女の「なんで、どうして」が無性に腹が立つ。自分だけ悶え苦しんでるその気持ちを理解してくれないなんて。絶対自分の方が好きすぎて困ってるんだと自覚する。

「……そりゃ、お前が好きすぎて。可愛いすぎて。ドキドキしすぎて寝れねぇ。お前は近くに俺がいてくれたら満足なんだろうけど、俺は満足しねぇよ、そんなんじゃ」

「…夏望は…ドキドキして悠真くんもドキドキしてる鼓動が安心するんだよ? 悠真くんはどうしたら満足するの?」

「……何それ。可愛いこと言ってんじゃねぇよ。俺はお前がすやすや寝てんのに可愛いすぎて悶え苦しんでんだよ、だからお前を抱けたら満足。って言ったら分かる?」

問題のこいつは頭は悪くない。ここまで言えばきっと…ほら顔を真っ赤にして顔を逸らす。理解したのをわかって、顔中にキスの雨を降らす。目元、目じり、鼻、それから耳に。至る所にキスを落とせばさらに少し赤くなった顔で甘い声を出す。抑制出来なくなる前に止める。

「……だから、俺は一緒になんて嫌だったんだよ、なのにお前は平気で寝やがって…俺がどれだけ我慢したと思ってんだ。俺は一緒に寝れねぇよ」

「……夏望は悠真くんと寝たい。悠真くんが居れば悪夢見ないの。だから…悠真くん居ないと嫌」

「……知ってるよ、悪夢にうなされてないからな。それはいいことなんだよ。だけど、俺が一緒に寝てると求めたくなんだよ。お前を。これからも一緒に居て欲しければ俺の欲求満たしてくれるか?そうしたら一緒に寝てやる」

自分の思う気持ちを話すことがこんなにも恥ずかしいのか。かっこ悪くなるのかと思う。これで彼女がどういう答えが出て来るのだろうか。

「……悠真くん、なら……いいよ。悠真くんが満足するならそれでもいい」

「……お前……どういうことだかわかってる?」

「わかるよ?……だからいいよ」

顔を赤く染めながら、自信満々に言っている。たぶん、彼の寝不足を心配して友人にでも話で経緯など話した上でなにか言われたのだろうことは想像が着く。こうもチャンスをくれたならそのチャンスを逃す訳にはいかないだろう。

「……分かった。じゃあ遠慮なく」

「…悠真くん、大好きだよ」

「……知ってるよ、俺の方がお前を好きだから」

遠慮なく襲いかかる。変に気の利く親達は入ってこないだろう。同じ部屋になってから、いや、別の部屋の時も親達は悠真が夏望の部屋に行って寝かしつけて自分の部屋に行っていた時からドアの外で毎回聞き耳たてていた。今も聞き耳立ててはいるだろう。そんなのはもうどうでも良い。きっと朝追求されるかもしれない。それと夏望の恥ずかしがりながら「知ってたの?!」と可愛い顔で怒るかもしれない。そんな姿が目に浮かぶ。そん時俺はどうするだろうか。そんなこと考えながら自分の欲求を満たしに夏望を抱いた。

「…ゆ…まくん、満足できた?」

「……あぁ、とりあえずはな。」

この日を境に俺の要求にも夏望が答えてくれるようになり寝れるようになったことは云うまでもない。

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