6話 決断
みじけーです。
1000文字くらいしかないです。もはやおまけw
2日後の午後
奈緒は自分の家に帰った。
奈緒「ただいまー」
母「おかえりなさーい!」
奈緒「で。調子はどう?」
すると奈緒は焦ったように、
「...いい感じだよ。」
と答えた。
母「...そう。」
「じゃあなんで生きてるのかしら?」
奈緒「あ...そ、それはっ...!」
母「どうしてトドメを刺さなかった」
奈緒「.........」
母「殺さないとどうなるか分かってるわよね??」
奈緒「はい。」
母「...チャンスをあげるわ。だから次こそ殺せ。」
奈緒「はい。」
お母様が珍しくチャンスをくれた?
チャンスをくれたのは初めて...
そんなに...なのか?
赤月凛と言うやつは...
次の日
奈緒「...くそっ!」
紗枝「奈緒ちゃん?どうしたの!?」
奈緒「なんでもないってー」
紗枝「なんでもなくないよー!!」
奈緒「なんでもないってばーっ!」
紗枝「...奈緒ってどうしてこんな時に限って相談してくれないの...?そうやって直ぐに逃げようとする......なんで...」
奈緒「紗枝だったら分かるでしょ。私の今までのことぜんぶ話した紗枝だったら分かるでしょ......」
紗枝「わかんないよ...」
奈緒「え?」
紗枝「言ってくれないとわかんないよ!!ねえ奈緒。お願いだから私を頼って?そうやって自分で抱え込まないで...」
言い返せない自分が悔しい......
どうして私はこんなに惨めなんだろう
紗枝はこんなに優しいのに
どうして素直になれないんだろう
みんなは真っ直ぐ歩き続けているのに
どうして私は立ち止まっているんだろう
奈緒「もう無理だよ...このままじゃ紗枝も死んじゃう......」
紗枝「そんなの関係ないよ!!」
「それとも世界一の親友の言うことが信じられないのー!?」
奈緒「...っ!!そういう訳じゃ...」
紗枝「少なくとも私は奈緒のことすっごく大好きだから!誰よりも信頼してるし!誰よりも仲がいい大親友だと思ってるよ!」
奈緒「分かった。でも私は赤月凛って奴を殺さないといけないの...きっと、そうしないと紗枝も...」
紗枝「奈緒ちゃんのバカー!奈緒ちゃんはあのアホな親に立ち向かおうとしないのー!?あんなヘンテコで頭がおかしい奈緒のお母さんなんてお母さんじゃないよ!だって普通の女の子に人殺しなんてさせるんだよ!?」
奈緒「でも...」
紗枝「もーー!昔悲しいことあったのは知ってるけどさぁーそんな私みたいにモジモジしてたらなにもできないよー!」(人のこと言えないけど...)
奈緒「そう...だね!」
きーんこーんかーんこーん
奈緒「あっ」
(.....そう言えば紗枝ってこんな性格だったっけ?)
紗枝「奈緒ちゃーーん!はやくー!」
「先生が激おこだってーー!」
続く...