1話
初めまして。花と申します。
幼い頃から小説が好きで、
原稿用紙に執筆していた頃もありました。
趣味程度ではありますが、
読者の皆様に共感を得ていただけたり
生活の楽しみになれたらいいなと思います。
少し特殊な勤務をしていて(泊まり勤務等)
更新ペースにバラつきが出てしまうとは思いますが
暖かく見守って頂けたら嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いします。
________________________
-「んー!今日も疲れた!」
背伸びをしながら椅子から立ち上がる。
仕事終わりの18時。
金曜日となると一週間分の疲れに襲われる。
「でもやっと明日休みだよ。この後行く?」
髪を手櫛で束ねながら、隣で茉優が私を食事に誘う。
私は茉優の問いに軽く頷き、私服に着替えるべくロッカー室へ向かった。
茉優とは今の職場に配属されてから出会った、いわゆる同期。
人懐っこい明るい性格に、白い肌。
可愛らしいクリっとした目。
おとぎ話に出てきそうなふわっとしたロングヘア。
どこをとっても女性らしさを兼ね備えている彼女は、社内からも人気がある。
それに比べて私は。
ふと鏡を見ると、自分と目が合った。
どこにでもいそうな顔。良くも悪くもない。
髪はすっきりとしたショート。
可愛らしいとか、女性らしいとか、そういった印象は恐らくあまり取られないだろう。
性格もかなりさっぱりとしている。
そんな正反対な私たちだからこそ、仲良くなれたのではないかと思う。
同じような思考を持つ女性同士はぶつかり合ってしまうと、過去に聞いたことがある。
私は、学生時代に友人関係で悩まされたこともあり、
茉優のように気の合う友達が今までいなかった。
だからこうして、一緒に仕事をして、食事に誘ってくれる茉優を大切にしていきたいと思っている。
「苺羽ー。着替え終わったー?」
ロッカー室の外で待っている茉優に呼ばれた。
「ごめん。今行く」
携帯の画面を見て想像以上に時間が経過していることに気づき、私服に着替えた私はビジネスバッグを手に取り、ロッカー室を後にした。
そして、いつもと変わらない街へ出た。
________________________




