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掌編小説集3 (101話~150話)

エレベーター

作者: 蹴沢缶九郎

階下から上がってきたエレベーターが三階で止まり、数人の人達がエレベーターに乗ってきた。瞬間、「ビー」とエレベーター内に重量オーバーを知らせる警告音が鳴り、人々は一様に、元から乗っていた太った男に目を向ける。男はばつが悪そうに軽く会釈をして、エレベーターから降りていった。


しかし、依然と警告音は鳴り止まず、誰かが、


「これはひょっとしたら故障かもしれないな。」


と言い、他の者も、


「何だか怖いわね。階段で行きましょう。」


と、その場にいた全員がエレベーターから降りていったのだった。


誰もいなくなった無人のエレベーターの天井にある点検口が開き、そこから顔を覗かせた泥棒は、「次から侵入にエレベーターを使うのはやめよう」と思った。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 本職から言わせてもらうと、エレベータの天井の点検口って通常は開かないです
[一言] 泥棒だからよかった(?)ものの、強盗犯、自爆テロの人とかだったら、まさに怖いエレベーターになるって、気づいてしまいました、
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