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ラブメール来ました。……兄貴から。



「嘘でしょー……」



こんにちは。

いきなりですが、佐々原凛、今かなり戸惑っています……。



「なんで誠からメールが来てるんだぁ!」



え? なになに?

思わず携帯粉砕しようとしちゃったよ。

しかも叫んじゃったし。窓開いてるのに! 恥ずかしい!

昨日電話したばっかりだよ?

ってか、これ以上私の心臓おかしくしないでほしい。


あ、誠って言うのは兄貴の佐々原誠のことです。


どうしてこうなったかと言うと、つい三十分前……。



――「ん……はぁ。昼だ」


私はいつも通りお昼に起床。

夜寝るのが明け方ギリギリだからね。

携帯を確認すると“誠”の文字。



んで、さっきの叫びになってしまった訳です。

でもなぜ誠からのメールで叫ぶかって?

……それは、人には言えない兄貴との秘密があるのです。


そんなのはこのメールを見れば一目瞭然ですね、はい。どうぞ。



『大好きな凛へ


 凛元気?

 お兄ちゃんは毎日毎日、凛を抱きたくて抱きたくて

 どうにかなっちゃいそうです……。

 でも今仕事忙しいし。

 もう少しで一段落するから大人しく待っててね。

 浮気したら……分かっているね!

 また電話できたらするね!

 凛大好き!


 お兄ちゃんより』



“浮気したら……”のとこ怖いよ。

しないし。


というか、分かっていただけたでしょうか?

実は、兄と付き合っているのです!

なぜそうなったのかは分かりません。

気が付いたら好きだったんです。

もともと私が中一の時にママが再婚して、その時の今のパパの連れ子だった当時高一の誠が私に一目惚れとか、なんとか……。


うっはー!

恥ずかしいわ。

鼻血出そう。



誠に、はいはい。仕事頑張ってね、と送ってお昼ご飯を調達しにコンビニへ。


はぁ……。

一緒に住みたい。


なんていってみるけど私らしくないから慌ててやめる。

私きも。

でもやっぱり好きなんだよなぁ……。



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