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恋の行方

作者:

こんなことあったなぁ。くらいに思えていただけたら幸いです(*^_^*)

感想お待ちしてますm(_ _)m

俺はある女の子に恋をした。自然と。

ただ話せるだけで幸せだと思える。内容は単純なもの。

「あのゲームはここが・・・」

「はぁそうなんだ〜。それで?」

とか。ごくごく単純。でも純粋に楽しかった。

一緒にいるだけで本当にうれしい。たまに自分の単純さにイヤになるときもあったけど。

僕は君が好きだとは言えなかった。怖かった。

怯えた犬のように震えているだけの脆弱な人間なんだ。

幸せにさせるなんて言えない。

だって僕はただ怯えているだけの弱虫だから。

僕は僕を否定したい。こんな自分がイヤだから。

こんなにも切なく愛しいと思える君がすぐ傍にいるのにひどく距離を感じる。

何度も言おうと思った。でもできなかった。本当に愛しているから、好きだから。

これ以上君と距離を取りたくなかった。

君が離れていくのが怖かった。

なにも言えずなにもできない。

こんな僕に君は高嶺の花だ。

何をしても君には届かないんだ。

どれだけ好きだとさけんでも。どうすればいいんだろう?苦しいよ。言葉にできない。

身動きさえできない牢獄のようだった。

立ち上がることさえかなわない。

勇気をしめすこともできない。

なにもできない。

無力な自分。

そして僕は君と学校から離れた。

逃げた訳じゃない。

そうなるべくして離れた。

風のうわさで君に彼氏ができたと聞いた。

そいつは僕の知ってるヤツ。

複雑な心境だった。

どう自分をごまかすかだけ考えた。

君が離れていく。

そのことしか理解できなかった。

寂しいけど僕は君を忘れよう。

もう会うこともない。

ありがとう、さようなら愛しいヒト。

君と過ごした日々を胸に僕は歩き続ける。だけど心は君といたときのままなんだ。

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