時の記憶編9
「美味しいな栃尾あげ、鰹節が良く合う!!」
栃尾あげこれからでしたね・・・今回まで居酒屋みたいです。
「美味しいですね、初めて食べました」
グビグビ
「それとな、さっき未来を予測すると言ったけど、おまえも普段から未来を予測して、予知を実現して生活しているんだよ」
「え?自分も予知しているんですか?」
「あたりまえだろ、じゃあな、朝起きて何を考える?」
「そーですねー、今日の仕事のことや・・・、朝飯とか、自分にがんばれって、へへ」
「へへって、ガンバレ!!ガンバレ!!って、タマちゃんか!!」
「たまちゃんってなんですか?」
「まあいい、今日の朝起きて何考えた、言ってみろ」
「顔洗って、お湯沸かして、パン焼いて、お湯が沸いたら紅茶入れて、パンが焼けたらマヨかけて、食べ終わったら服着替えて、髭剃って、歯磨いて、食器は洗わずにそのまま出かけると、いつもと同じ様に考えますけど」
「それは、実現したのか?」
「それはもちろん実現しますよ、毎日やってることですから」
「なら、おまえの未来の予測は、実現した事になるよな、それこそ予知だろ」
「そんなーー、いつもの事だし、誰でもできるじゃないですか」
「そうだよ、これが記憶であり、記録であり、経験なんだから」
グビ、グビ
「例えば、これが1年後や10年後だと難しいだろ?そんな経験や記録も無いし、それこそそこまでの予知が、明確に考えられるほど実現しやすいって事だし、何をすれば良いか考えれば良いだろ、それに一人で出来ることなら、そんなに難しくないかも知れないけど、他人が係わってくるとさらに難しくなる、しかしだなその予知に向かって、間違いなく、一歩づつ向かって行けば実現するという事だよ、偉大な先人達がそうしてきたように」
「ママーお酒ちょうだい」
「はいはい、何にします?」
タッタッタッ
「何か良いの入ってる?」
「そーねー・・・、おもて霞のしずくが入いってるよ」
「おーそれにしよう、二合ね」
「はいはい、了解ね」
「何の話してたかな?」
「・・・・・」
「ナナさん、カウンター空いたよどうする?」
「じゃー、カウンター行くよ」
「ナナさん、ハーレムさん、残ってたらお酒だけ持って行ってね」
「りょーかい」
ガタガタガタ
「マスター、同僚のハーレム」
「よろしねっハーレムさん、また賑やかな名前だね」
「そうそう、彼女いっぱいいるんだよ」
グビグビ
「へーすごいねー」
「いえいえ、そんなにいないです」
「へー少しはいるんだ」
「まー少しは・・・」
「ところでマスター、今日はナベさん来てないの?」
「今日は、まだ来てないね」
「はーい、おまちどうさま、筍と里芋の煮ものね」
「うーん、いい匂い、春だねー」
「そうそう、マスターもママも飲んでよ」
「ありがとう、フライングして飲んでるよ」
カチーン
「しずく、美味しいねー」
「美味しいです」
「何話してた?」
「何でした?」
「酔ってるのか?」
「まだまだ大丈夫ですよ」
居酒屋さんで良くある会話のあと、いきなりナナさが・・・。
「ハーレム、何の為にリメモリーしてるとおもうよ?」
グビグビ
「え!!!いきなりそんな事聞かれても・・・、それにお酒飲みながら話す事ですか!」
「なら、どこで話すんだよ、お前とお洒落な喫茶店でも行くのか?おれやたよ」
「そういう事ではなくてですねー」
「まーいいや、思ってること言ってみろよ」
「そー言われても、まったく想像できないですよ、ナナさ知っているんですか?」
「おれも、知らねーよ」
「そんなー、じゃあ聞かないで下さいよ」
「お前が、2年以内にNo50入りしたら教えてやるよ」
「えっ知ってるんじゃないですか、2年以内に入れると思ってるんですか・・・」
「千里の道も一歩から、と言うじゃないか、目標ができただろ」
「無理だ・・・」
「ナナさん、〆何にする?」
「じゃー、そばで」
「はいよ」
「そうだ、ナナさん、今度ナナさんの家に飲みに行って良いですか?」
「おれの家にか?別に良いけど」
「やったーお酒は、買っていきます」
「来週だな」
「了解です」
「はい、ぞばおまち」
ズズズ
新そばや、今宵の月は、おちょこかな、字余り。
「ご馳走さまでした」
「ごちそうさまでした」




