表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時憶課 ~Time Memory~ 今日も時の記憶が宙を舞う  作者: 七之七


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/56

空の記憶編 2

 コンコンコン。

「ナナさん入ります」

「・・・」

 返事がない?

 ガチャガチャ。

 えー、鍵かかってるよ。

 コンコンコンコン

「ナナさん!ナナさん!居るんですか?居るんでしょ!冗談はやめて下さい!」

 ガチャガチャ。

 ドンドンドン。

 ややばい、何かあったのか!

「みっちゃんさん!みっちゃんさん!」

 テッテレ~テッテレ~。

「はっ!もしもしナナさん、鍵かかってます」

「ポンコツデスカ、ニワトリデスカ」

 うっうまい。

「って違うくて」

「俺は、課長なのアンダースターン」

「・・・でしたね」

「カチョウシツデスヨ」

「・・・はい」

 コンコンコン

「あいてるよ」

「失礼します」

「まー座れ」

「まー何という事でしょう、課長室という空間にも係わらず、掘りごたつにちゃぶ台とは、なんたることでしょう」

「声に出てるぞ、心のナレーションでやれ」

「つい、すみません」

「早く座れ」

「で、どうした?」

「実は、スイス支店に行っていたという記憶が、まったくありません」

「・・・またですか」

「またって、ななんですか」

「ポンコツデスカ・ソウデスカ」

「もう、ポンコツでいいですから、この()()()やめてもらえませんか」

「はぁー、どうせお前が、能力使ったんだろうよ」

「能力ですか?」

「あーあ、またそこからかよ、何話だったか?からやり直しか?」

「と、言われましても・・・」

「みっちゃんカモン!」

「・・・」

 テレテーテレテレーテンテケテ~。

「むかーしむかし、ある所に、はーれという若者がおったそうな」

 ほー、そうきましたか、止めませんよ、ツッコミませんからね。

「・・・・」

「ある日のことじゃ、お天道様が顔だしてすぐの事じゃ、若者がみつこというおなごと、茶屋でこーひーを飲みながら、ちちくりあっとった時じゃった」

 みつこさん?誰の事だろう?

「まさにその時じゃった、若者の肩を叩くものがおった」

 とんとん。

「若者が振り向くと」

「おおお代官様!」

「その方ら、朝も早くから()()()()()()とは、何事ぞ!」

「お代官様・・・」

「私が、さそったのです」

「なんと!おなごからだと!」

「みつこが、若者をかばったのじゃった」

「なんと不埒(ふらち)な!であえであえ、ひったてろ」

「あれ~~~」

「訳が分からず、若者は、ぼーとしとったそうな」

「・・・ナナさん・みっちゃんさん、普通にして下さい」

 てれてて、てててて、てれてれて・・・。

「エンディングもいいですらー!」

「あい、分かった」

「とまー、こういう事よ」

「えっ!というより、まさにそこからの記憶がないのですが」

「それは、失礼した」

「続きをお願いします」

「むかーし、むかし、ある所に・・・」

 あーーー、もおーーー。

「ナナナさん!なななんですか!」

「真面目にやって下さいよ」

「つづく!!」

 過去リアンモード+1


「あっ!音楽変わってる」

「お!おお!レインボーだとーーー!」

 ガコン。

「お!おおおー左ファーストだとーー!」

 タン。

 プツン。。。

 ピーロリー・・・。

「プツンってなんですか!プツンって!凄く楽しそうですが!」

「そりゃ楽しいさ、フリーズだもん」

「知らない?」

「可愛く言っても、知りません!」

「今のお前の気持ちを、表してるのに・・・」

「もーいいです、めんどくさいので早く進めて下さい」

「そうだな」

「はい」×2

 みっちゃんもだよね・・・。

「・・・」

「実は、ほんというとお前が、何者なのか、いつの時代から生きているのか、何歳なのか分から・・・」

 バン!

「ちゃぶ台を叩くなー」

「ちょちょっと待って下さいよ!急に何を・・・」

「お前が、進めろって言うから」

「それは、言いましたけど・・・」

「分からんでもないが、落ち着いて最後まで聞いてくれ」

「わかりました」

「お前の能力とは、過去・未来に自分が思った・・・、いや違うな、想像できれば、そこに意識を飛ばせると言われている」

「言われているとは、どういう事ですか?」

「さーな、俺には分からない、聞かされてないしな」

「さーなって・・・」

「助けてやりたいが、本当に分からいのよ、何がトリガーなのか、何も・・・」

「ナナナさん、そんな・・・」

「なら、家族は?」

「・・・ちゃんと、時見家の子孫だよ」

「僕は・・・」

「分からん」

「ただ、代々受け継いでると、ちらっと聞いた事がある」

「何を?」

「さーな」

「ナナナさん、そんな・・・」

「子供の頃の記憶もありますよ」

「それは・・・」

 なんだよこれ、僕は何者だって?

「ちょっと待って下さい」

「何だ」

「こんな超重要な話していたら、また消されませんか?」

「大丈夫だ、ちゃんと加速している」

「あーそうか」

「その記憶はあるんだな」

「そうみたいです」

「あっ、みっちゃんさんも加速しているのですか?」

「・・・・」×2

 それ以来、ナナさん・みっちゃんは黙ってしまった。

 加速していると言っていたけど、あれから何秒?何分?たったのだろう。

「そろそろ疲れた、もう自分の部屋に戻れ、ラバーズだ」

「ナナナさん、そんな・・・」

「・・・・」×2

「・・・はい、分かりました」

 ガチャ、バタン。

 なんなんだよ。

 プップップッ、プップップッ。

 あれ?知らない番号だ。


「もしもし」

「時見様でいらっしゃいますか?」

「はいそうです」

「ソラノコウの宅急便です」

「荷物を、お届けに伺いたいのですが、ご在宅ですよね」

 ですよね?何だか押しの強い配達員だな。

「荷物ですか?」

「はい、今日の午前中の指定になっています」

 何の荷物だ?当然何か頼んだ記憶も無い。

 今から急いで戻っても、40分はかかるよな。

「今から、1時間後でもいいですか?」

「大丈夫です、今から1時間後にお伺いします」

「宜しくお願いします」

 なんだろう?急いで戻ってみるか。

 タッタッタッ。

 ガチャン、バタン。

「お帰りなさい、どうしましたか、慌てて」

「雨音さん、ちょっと出掛けます」

「オキヲツケテ」

「・・・」

 ガチャバタン。


               トゥー ビー コンティニュー












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ