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時憶課 ~Time Memory~ 今日も時の記憶が宙を舞う  作者: 七之七


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50/56

時の記憶編時の51

 おはようございます。

 早くからすみません。 

 今朝夢で例の場所を見てしまって、

 気になったので、

 ちょっと行ってきます。

 

「うーん、朝早くからなんだ、ハーレか・・・」


「おはようナナさん」

「おはようさん」

「どうしたの?浮かない顔して」

「そうか?」

「ハーレ来てないのね、何か関係あるのかな?」

「さーな、別にハーレの保護者じゃねーし、用事があるって連絡きてたよ」

「そうなの・・・」

「はい、ミーティング始めますよ」


 ガチャ、バタン

「ナナさん、おはようございます」

「みっちゃんおはよう」

「どうされました?憂鬱そうな顔してますよ」

「そうなの?はつにも言われたよ」

「それはそれは」

「ポーカーフェイスのつもりなんだけどなー」

「えっ・・・」

「えって酷くないでしょうか」

「そうですか?ナナさんは顔に出る方だと思います」

「そうなの?」

「はい」

「・・・」

「このくだりは、いいとして、例の場所サーチしてくれる」

「例の場所とは、どこでしょうか?」

「ああ、ハーレが連れ去られた場所ね」

「ガッテン承知」

「・・・ガッテンってどうしたの」

「最近時代劇にはまってまして」

「ははは」

「薄い笑いは、やめて下さい」

「ははは」

「・・・ページ開きます」

「4649!」

「・・・古」

 パッパッ

「衛星と近くの監視カメラの映像だします、衛星は2秒ほど遅れます」

「はいよ、一応使用許可とっておいてね」

「承知」


 それにしても、今日の夢は何だったのだろうか?

 やけに鮮明だったんだよなー。

 自分が、連れ去られた夕方ではなく、朝の通勤ラッシュみたいな感じだったけど・・・。

 それが気になって、朝来てみたけど、何も思い出せないや。

「あら、ハーレムさん」

「えっ!みつこさんじゃないですか、こんな所でどうしたんですか」

「あっ、それとハーレムからハーレに変わったんですよ」

「そうなんですか」

「はい、ナナさんの陰謀です」

「ふふふナナさんですね」

「はい、ナナさんです」

 あれから、過去を知ってしまってから、何だかギクシャクしてしまっている。

 ちゃんと話さないといけないと思うのだけれど、なかなか話しだせないでいる。

「ハーレさんこそどうしてここに?」

「今朝の夢に、この場所が出てきて、それで・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」


「おや、みっちゃんじゃなですか」

「えっ、私ですか?」

「・・・見てるんでしょ」

「はい、すみません」

「何話してるのかな、何かで聞けない?」

「何かって言われましても・・・」

「おっ!ほら携帯で通話しながら歩いてくる人が居るよ」

「もー駄目ですよ」

「ほら、ちょっとだけ」

「こんな所でだめですよ」

「大丈夫だって、ちょっとだけだから入れてよ」

「しょうがないですね」

「早く早くいってしまう」

「・・・」


「・・こさん・・夢に・・・・」

「私も、気に・・・・」


「歩きながらだと、上手く拾えないな」

「次来るよ」


「・・・ことって、あるんですかね」

「偶然にしては、できす・・・・」


「はい次」


「・・・だ、大丈夫ですか?」

「はい、今日は・・・・みなんですよ」

「それじゃ、た・・・・・・・・・・・・」


「くそー」

「これが限界です」

「やめだやめ、余計もやもやしてしまう」

「・・・」

「そうだ!後でハーレから聞けば良いジャマイカ」

「そうですね」


「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・・・・・」


「ん、移動するのか?」

「みたいですね」

「会うの久しぶりなんだから、手くらい繋げよ、まったく」

「ハーレさんですから」

「そうだな、ハーレだしな」

「追いかけますか?」

「もういいよ、あの場所から移動するなら」

「承知」

「だけどよー、二人が今日あの場所へ同じ時間に来たのは、偶然だと思うね?」

「そうですねー、私的に言えば、偶然はあり得ません」

「確率的に言えば、皆無だろうなー」

「そうなりますね、何回かシュミレーションしてみましたが、そもそもロンでお二人の行動パターンに、あの場所はありません」

「これ当たりだったの」

「いえ、論です」

「だよねー」

「しかし、だとすると夢に介入されたとしか考えられないけど、何も起こらなかったしなー」

「そうですねー、起こりませんでしたね」

「何か別の意図が、あったのかなー」

「もしかして、私達が釣られたとかですか」

「・・・それは、無いと思うけどね」


 一方其の頃、二人はというと、ナナが何かに悩んでいるとはつゆ知らず、吞気にカフェでお茶を楽しんでいた。


「確認出来たか」

「はい、対象確認しました」

「そうか」

「すみません、対象が予定より早く移動してしまって」

「それは、もういい」

「はい、尾行続けます」

「音声は、拾えるか?」

「この距離だとちょっと難しいかと」

「そうか・・・、近づけそうか」

「やってみます」

「気づかれないで下さいよ」

「はい」

「しかし、とんだ大物が釣れてしまいましたね、元No1」


 ププププ

「おや、珍しい」

 プ

「おつかれ、ニットちゃんどうしたの?」

「ナナさん、お疲れ様です」

「仕事時間中に珍しいね」

「そのー」

「どうしたの?」

「ちょっとご相談がありまして、お時間大丈夫かなと思いまして?」

「ぜ・ん・ぜ・ん・大丈夫だよ」

「・・よかったー、ナナさんお忙しいから」

「そんな事ないよ」

「そうしておきます」

「相談って何?」

「それは、会ってからでもいいですか?」

「それもそうだね」

「それじゃ、ロビーで待ってます」

「はいよ」

 プッ

「ぜんぜんの後、間があったよね」

「そうですね、気持ち悪です」

「それじゃ、ちょっと行って来るね」

「お仕事は良いのですか!お戻りになられますか!」

「ははは」

 ガチャ、バタン

「・・・薄い笑いがお答えですか、私も帰らせて頂きます」

 プツン


 何か起こりそうな流れの中、お気楽なナナであった。













 

 

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