時の記憶編5
「おはようございます、課長」
「おはようハーレム、昨日は久しぶりにノルマ達成出来たみたいだな」
「はい、気合いれました」
「そーか、そーか」
「よーし、それではミーティング始めるぞ」
あれれ、ナナさんがいないな、どうしたんだろう?
「課長、ナナさんは?」
「さぁー、どうしたんだろうな?今日は行けないって、朝連絡あったぞ」
「そーですか」
ひどい二日酔いなのかな?
ガチャ、バタン
「さーて、今日もよろしくね」
「おはようございます」
「音声認識、全体スキャン完了しました」
「ドアロック、オン、システムを起動します」
ウィーン、ウィーン
この声は、僕の相棒AI雨音さん。
入社した時、自分専用に用意され、いろりろカスタマイズ可能なのです。
いろいろな情報収集など手伝ってくれて、見守ろうとする人の入院歴や病状、生活習慣などなど
即座に要望に応えて調べてくれる、超優秀な相棒なのだ。
それに、僕の担当KS地域のアドレナリン反応を検出分析して教えてくれる。
「ハーレムさん、NN-A地区に強いアドレナリン反応があります」
「よし!見守ろう」
「ページを開きます」
パッ、ページが開いた。
だんだんアドレナリン、脈拍弱まっているぞ、救急車に乗ったのかな?
これだと病院までは、持ちそうにないな。
「大丈夫ですか!気をしっかり持ってください!」
救急車の隊員かな?
シュルルルルルー
あっ!リメモリーが始まった。
「これは、遠足の・・・お弁当忘れてる」
「高校生の部活、サッカー部かー、おっ!結構活躍してるなー」
「あっ、足けがしちゃんたんだ、レギラーだったのに・・・」
「これは接待?毎晩飲み明かしてるなー、景気良いのかな?」
「会社が、倒産したんだ・・・」
「それから自分で会社起こして・・・」
「それから・・・」
「なかなか波乱万丈な人生だったみたいだね」
「そーですね」
プシュ
「リメモリーありがとうございます」
[Good afterlife」
「今度は、YN-C地区です」
「また、NN-A地区です」
「よし、2ページ出して見守ろう」
「わかりました」
僕なんか、まだ2・3ページやっとだけれど、ナナさんなんか20ページまで見られるって
言ってた。
僕もいづれ、見れるようになるのだろうか?
今日、ナナさん会社来るのかな?




