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時憶課 ~Time Memory~ 今日も時の記憶が宙を舞う  作者: 七之七


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時の記憶編41

「おはようございます」

「おはようさん、トミーか珍しいな」

「ミーティング終わったら、聞きたい事があります」

「少し時間頂けないでしょうか?」

「いいぞ、少しでもいっぱいでも」

「ありがとうございます」

「俺の部屋で良いか?」

「えっ!良いのですか」

「もちろん」

「ありがとうございます」

「おはようございます」

「ハーレムさん、おはようございます」

「では、また後程」

「ああ」

「ナナさん、おはようございます」

「おはようさん」

「トミーさん、何かあったんですか?」

「さあ?」

「・・・」

 トミーさんは、No103でお嬢様タイプの気真面目な女性です。

 あまりナナさんとは、話している所見た事ないけど、どうしたんでしょうね。

「ミーティング始めますよ」


 コンコンコン

「トミーです」

「どうぞー」

 ガチャ

「失礼します」

 バタン

「すみません時間頂きまして」

「気にしないで、どうした?」

「はい、実は」

「まー上がりなよ」

 ナナさんの部屋は、和室仕様で小上がりになっていて、テーブルはちゃぶ台です。

「みつこさんお久しぶりです」

「トミー様もお元気そうで何よりです」

「トミー様なんて、トミーで良いですよ」

「では、トミーさんで良いですか?」

「もちろんです」

「立ち話もなんだ、座りなよ」

「はい、それと飲み物買ってきました」

「サンキュー」

 カポッ

「それで、どうした」

「実は私が、3月の他支部との交流会担当に決まりまして、その事でお伺いしたいことあります」

「そうなの」

「ナナさんなら、どこの支部が来るか知っていると思って、教えて頂きたいと思いまして」

「来年になったら、担当に通知来るでしょ」

「そうなのですが、私はのろまなもので、2ヶ月で準備出来るか心配で、少しでも早く準備したいと思いまして・・・」

「でもねー、一応知っているけど、決まりだしね」

「そこを何とかお願い出来ないでしょうか」

「ははは、冗談だよ、決まりなんて無いし、わざわざ通知するまでに期間開けてるのは、担当になった日からその人が、何をしているのか見ているだけだから、教えてあげるよ」

「そうなんですか!良かったー、課長に聞いたら怒られそうだったから」

「ははは、そんな事ないよ、課長も同じ事言うからね」

「己を知り、敵己を知れば、百選危うからずだよ」

「あのー、敵を知り、己を知れば、百戦危うからずではないでしょうか?」

「正解だね、でも俺は先に己を知った方が良いかなと思うし、今は戦国時代じゃないから、選ぶ方が良いかなって思ってるよ」

「そう言われてみると、そうかも知れないですね」

「3月に来る・・・」

「お話の途中申し訳ございませんが、多数の病院でアドレナリン上昇を確認しました」

「ちょっと待ってね」

「はい、大丈夫です、逆にナナさんの仕事風景みれて、勉強になります」

「全ページ開きます」

 パッ、パッ、パッ、パッ、パッ、・・・・・・・・・・

「うわー、何ですかこのページの数は・・・」

「・・・」

 それから約20分間、ナナさんとみつこさんは、一言も話さなかった。

 そのあいだ、ページに映しだされた映像や音声が、目まぐるしく入れ替わり入り乱れた。

 トミーさんは、ただただ唖然した表情で眺めていた。

 プツンと最後のページが閉じた。

「ふー」

「お、お疲れ様です」

「あーごめんね、待たしちゃって、何分たった?」

「いえ、大丈夫です、20分位ですかね」

「20分か・・・」

「それに、申し訳ございませんでした、勉強になりますなんて言ってしまって」

「ははは、トミーもいずれ出来る様になるよ」

「そうでしょうか・・・」

「ごめんね、続きを話そうか」

「よろしくお願いします」

 ゴクゴク

「3月に来る新支部一行は、アイスランド、サモア、セントルシア、トンガ、バヌアツの5か国だね、日本と同じ島国だね」

「えっ!一行?新?支部・・・」

「そうなんだよ、今回は、今までと違っちゃったのよ」

「違っちゃった?ですか」

「どちらかと言えば、交流会と言うより新規立上支部の視察みたいな感じかな」

「新規立上ですか?」

「今年の本部会議の時に、俺が余計な事言ってしまってね、ごめんね」

「えっ、余計な事ってなんですか」

「今年までは、国内の人口が20万人未満の国は、規模の大きい隣国の支部内に部署があってね、

そこで自国の仕事をしているのだけれど、バヌアツだけは20万人以上居たけれど支部か無かった、それは知っているよね」

「はい、もちろん知っています」

「そしたら、アイスランド青年が、イギリス支部として参加していて、誰に聞いたか知らないけど、俺がアニメに詳しいと言う事を知って話かけてきたのよ」

「何か関係あるのでしょうか?」

「そう思うよね、この青年が中々の強者つわもので、意気投合してしまって、ご飯食べてお酒飲んだらさらに盛り上がってしまって、アニメの聖地に行きたいので案内して下さい、なんて言うものだから、任せろって事になってしまった訳よ」

「別に旅行で来られれば、良いのではないでしょうか」

「そうだよね、それが次の日の会議の議題で、これからの人口の推移について、なんて議題があって話し合っている時、支部を増やしてほしいとか、人員を増やしてほしいとかやってる時についねついだよ、すべての国に支部作ったら良いじゃんって、ぽろっと言ってしまったのをマイクが拾ってしまって、一瞬会場がシーンとなってしまって、そーだそーだと直ぐに決まってしまい、発言者を優先すると勝手に多数決を取り、初回の開催は日本支部になってしまったとさ」

「そうですか・・・凄く大変なきがしてきました、でも今回が初めてなんですよね、やる気さらに出て来ました」

「そーお、そう言ってもらえると助かるよ、俺もフォローするからさ」

「ありがとうございます」

「それでは、失礼します」

「コーヒーありがとね」

「はい」

 ガチャ

「まつにもよろしくね~」

 バタン

「ナナさんらしいですね」

「なに、みっちゃんその言い方」

「皆さんが、言いにくい事を言ったのでしょう」

「そんな事は無いよ、本当だよついぽろっとね」

「水着だらけの大運動会じゃ無いのですから」

「そうですね」

「人口が、少ないと大変なのではないでしょうか」

「支部としてもノルマがあるし、人員の問題とか、Noも上がらないでしょうし」

「それは、今後の課題と言う事で」

「そういう事にしておきましょう」

 

 お疲れさまです。

 国自体の人口が、少なくても一応支部なのですよね。

 部長がいて、課長がいて事務員さんがいて、課員が一人なんて事になるのでしょうか。

 兼任なんて事になると・・・、僕だったら考えたくもありません。 

 ナナさん何言ってるの!なんて思った人も居るでしょうね。 

 その辺は、ナナさんの事だからちゃんと考えがあるのだろうけど、いや無いか・・・。

 ナナさんが、業務開始の立上に行ったりするのでしょうか。

 お供出来たらなんて考えると少し楽しみが増えた気がします。

 ぽろっと言った一言が、大惨事になる事もあることですしね。

 言った本人が、悪気が無いとか、気づいてないのが一番の困まりものです。

 自分が、大変になるのはしょうが無いのですけど・・・。

 周りを巻き込むうっかり発言には、気を付けたいと思います。


                               byハーレム






















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