時の記憶編4
今日は、午後から出社した、昨日から見守っている人がいる。
ナナさんは、今日朝から出社していたのかな。
今日は、そば屋さんだったのかな。
昨日の洋食屋さん美味しかったな。
何を食べたというと、ナナさんは、チキンライスにクラムチャウダー、サラダは、
ポテトサラダを食べていた。
ナナさん言うには、クラムチャウダーを食べたら、そのお店の味がわかるらしい、
今度、僕も試してみよう、注文する前に教えて欲しかったよ、そのナナさんルール。
僕は、エビピラフとコンソメスープにオニオンサラダ、ランチメニューで1品づつ選べる。
さーて仕事仕事。
「よし、今日も見守りますか」
時刻は、日も変わり3時45分。
昨日の21時頃から、緩やかに心拍数も弱まってきて、その時も近いと思い夜食も食べずに、
見守っている、ねむたくなってきたなー。
目をパチパチしてたら、アドレナリンの高ぶり検知した。
「おかあさん、おかあさん、しっかり、しっかりしてー」
娘さんらしき人の声が、聞こえた。
どうして声が、聞こえるかというと、見守っている人のアドレナリンを通じて、脳に直接
リンクしているらしい、仕組みはまったく分からないけど、アドレナリンが高ぶった時、
目が開いて周りが見えたり、声を聞いたりできることがあると、ナナさんに教えてもらった。
見守っている人が、思っていることも聞いたりできる事もある。
「ありがとう、みんな、幸せだったよ」
ふるえながらも優しい声のあと、リメモリーが始まった。
シュルルルルルー
娘さんの赤ちゃんの頃かわいいなー、あれお兄ちゃんかなー抱っこして泣かしてる、
お兄ちゃんの声きこえないいけど近くにいるのかな、これは娘さんの小学校卒業式、中学の入学式
結婚式、孫かな抱っこしてる、娘さんとの記憶ばかりだ。
声のとおり幸せそうな人生だったんだなー。
「おかさん!おかあさーん!」
プシュ
「リメモリーありがとうございました」
これは、ナナさんの受け売りなのだが、リメモリーをメモ留した時、感謝の意味と次ぎが
あるであろう幸せな人生のために、という意味を込めて。
「Good afterlife」




