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時憶課 ~Time Memory~ 今日も時の記憶が宙を舞う  作者: 七之七


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35/56

時の記憶編36

「ナナさんおはようございます」

「おはようさん」

「ナナさん今日ですよね、新人さん来るの?」

「今日だったか?」

「噂になってますよ」

「そうか・・・」

「へへ僕わかっちゃいましたよ、結構考えたんですよ、プラティーさん日本に来るって言ってたし、会議の時にナナさんが根回しして、僕に合わせたんじゃないですか?だからズバリ来るのはプラティーさんです!」どや!!

「ほーハーレムにしては鋭いな」

「えっ・・・」

 冗談のつもりが的中した・・・!?いやいやナナさんお得意のあれだあれだよ、絶対・・・。

「はいそこ静かにして下さい、ミーティング始めますよ」

「まず、今日から日本支部の新しい仲間を紹介します」

 ざゎざゎざゎ

「どうぞ入って来て下さい」

 ウィーン、タッタッタッ

「走らないで下さい」

「はじめまして、オーストラリア支部から転属で来ました、元気いっぱいプラティーです」

「みなさん、これからよろしくお願いします」

「よろしくー」×多数

「よろしくねー」×多数

「それと、これは地元の美味しいクッキーです、皆さんで召し上がって下さいな」

 パチパチパチパチ

「ハーイ、ナナさんハーレムよろしくねー」

「おう、よろしく」

「・・・」 

 パンパン

「はい、ミーティング始めますよ」


「ハーイ、ハーレム元気にしてた」

「してたよ・・・」

「何か怒ってる?」

 難しい漢字使っちゃって。

「プラティー!」

「何かな?」

「会議の時には、もう移動の事知っていたんだろ?知ってて日本に来るって言ってたのかな!」

「もちろん知ってたわよ、でも~話す訳はないでしょ」

 パチンってウィンクなんかしやがって・・・、ちょっと可愛い・・・。

「それはそうだけど、初めて知り合いが出来たと思って、ちょっと嬉しかったんだよ」

「フフフそれは、ソーリーひげそーりーネ」

「・・・」

 絶対教えたのナナさんだろうな。

「また後でね、課長の所に行くねー」

「いってらっしゃい」


 ガチャ、バタン

「おはよう雨音さん」

「ハーレムさんおはようございます」

「今日は、一段と憂鬱なお顔をされていますね」

「そそうなの?」

「はい、そうです」

「まさか本当にプラティーが、日本支部に来るとは、旅行で来ると思っていたのに」

「その件に付きましては、今朝早くに移動辞令が出されていました」

「そうなんだ」

「はい」

「ととりあえず仕事始めましょう」

「了解しました、準備完了しています」

「あ、まって、お茶」

「そうですねー」

 こぽこぽこぽこぽ

「おまちどうさま」

「では、K-TⅡ地区に強い反応あります」

「了解!ページ開いて」


 ププププ、あれナナさんからだ。

「はい、ハーレムです」

「おつかれ、プラティーと飯行くか?」

「はい、もちろんお供します」

「ロビーでな」

「はい」

 もうお昼だったか・・・。

「雨音さん、お昼行ってくるね」

「はい、ごゆっくり」

 今日もそばかな・・・、嫌な訳ではないですよ。


「お疲れ様です」

「おつかれ」

「プラティー久しぶりだね」

「そお?」

「日本語上手になったね」

「そうでしょー、色んな人と沢山話したもの」

「そうなんだ」

「行こうか」

「はい」×2

「ナナさん今日もそばですか?」

「も、とはなんだラーメンだよ」

 ほーこういう聞き方をすれば、答えてくれるのか。

「WaO、ラーメン大好きでーす」

「プラティー、ラーメン好きなんだ」

「だって、とっても美味しいでしょ、地元でも良く行っていたわ」

「そうだね美味しいよね、僕のソウルフードです」

「HEー」

 会社からちょっと歩いた所で、脇道に入った。

 こんな所にラーメン屋さんあったんだ、看板も無くラーメンと書いた白い暖簾だけだった。

 ガラガラガラ

「いらっしゃい」

 店主さんの良く通る声が、お店に響いた。

 店内は、満席だった、あらら。

「やーナナさん、奥空いてるよ」

「ありがとね」

 さすがです。

「ラーメンとふりかけご飯をみっつ」

「はいよー」

 ふりかけご飯・・・?

 カウンターの後ろを横に向きになって抜けて行くと、テーブルとイスが四脚置いてあるだけの、小さな部屋があった。

 ガタガタ

 椅子に座ると直ぐに、店員さんが、おちゃときゅうりの漬物を持って来てくれた。

 ぱっくと一口つまんでみる、う~ん古漬けだ、久しぶりで美味しい。

 ぱくっとプラティーも一口。

「ナナさん、この酸っぱいきゅうりはピクルス?」

「これは、まーピクルスだね、日本で言うお漬物、きゅうりのぬか漬け、古漬けだね」

「へー、ちょっと癖になりそな味ですね」

「そうだろう、このぬか漬けは、店主のお母さんが漬けているんだ、美味しいだろう」

 ぱくっと

「ねーナナさん、ぬかってなあに?」

 あー--プラティー、ナナさんの扉開けてしまったよ・・・。

「そうかそうか、ぬか聞きたいか」

「YES!聞きたい」

 あーナナさんニヤリとしたよ、あーあ、でも聞きたくない訳じゃありませにょ・・・。

「説明しよう!イネ科植物の果実は穎果と呼ばれる形態で、表面を一体化した果皮と種皮で硬く覆われている。これを除去する過程が精白で、この際に得られる穎果の表層部分が糠である。日本では、歴史的に米から出るものが身近であったため、単に糠と言えば「米糠」を指す場合が多い。米の栄養素の95%は米糠中に存在する」

 そこからですか・・・。

ぬかとは、穀物を精白した際に出る果皮、種皮、胚芽などの部分のことである」

 はいもいっちょう。

「単品では使用されることが少なく、油分が多いことから油(米ぬか油)を絞る、あるいは栄養価が高いことから漬物の一種であるぬか漬けの「ぬかぬかみそ」として使用される。精白せずに玄米や全粒粉といったかたちで、糠ごと穀物を食べることも・・・」

「おまちどうさま」

「・・・」

 まってました!ナイスタイミング!!

 ぬかウキペディアより抜粋、続きが気になる方は続きをどうぞ。

「わーおいしそうね」

 プラティーぬか振っといて、ぬかの話は・・・ナナさん悲しそうです。

「いただきます」×2

「へー」

「じゃあ私も、いただきます」

 ゴクゴクゴク、ズズズズズー

 あ~あっさり味なのに、コクがあって鶏ガラベースの昔ながらのしょうゆラーメン。

「美味しいです」

「美味しいわね、あっさりなのにコクがあって」

「プラティーそんな言葉、どこで覚えたの?」

「ふふ地元の味噌ラーメンのお店」

「なるほど」

 ズズズズズー

「このふりかけご飯?も美味しいですね」

「柔らかいワカメのふりかけが、ちょうどいい塩梅でご飯が進みます」

「古漬けと一緒に放り込むと、さらにパワーアップするぞ」

 ぽりぽりぽり

「本当だ」

「最後にご飯を少し残して、残りの古漬けとラーメンの汁を入れて、古漬けわかめラー漬けの完成」

 ズバズバババー

「ふーうまかった」

「ナナさん!凄く魅力的な食べ方だと思いますですが・・・食べる前に言って欲しかった・・・古漬け全部食べましたよー!」

「ははは残念」

「・・・」

「しょうないわね、一つあげるわよ」

「おーさすがプラティー様」

「横目でチラチラ見られたらね」

「早く食べろ」

「はい」×2

 ズバズバババー

「べりーぐーね」

 ここでお茶をズズズー。

「ごちそうさまでした」×3

 ガタガタ

「ごちそうさま、今日も美味しかったよ」

「ナナさんにそう言ってもらえると、ラーメンに励めます」

「また来るよ」

「いつもありがとうございます」

 ガラガラガラ

「ナナさんごちそうさまでした」×2

「はいよ」

「俺は、ちょっと用事があるから」

「お気を付けて」

「また明日な」

「はい」×2

「プラティー」

「なあに?」

「天気も良いし、仕事初日だし、会社近辺でも案内しようか?」

「そうね、デートしましょう」

「・・・」

「さぁ行きましょう」

「そうだね」

 色なき風がほほをさする、秋の空グッジョブです。














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