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時憶課 ~Time Memory~ 今日も時の記憶が宙を舞う  作者: 七之七


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時の記憶編31

「矢倉さん、おはようございます」

 バッ

「おはようございます!」

「朝から元気ですね」

「いえいえ」

 特に何事も無く、会議最終日の朝を迎えた。

 みつこさんとも何事もなく・・・全然眠れずに毎日寝不足です。

 でも、持参のパジャマ姿で「朝ですよ」だけで十分です。

「最終日ですよ、ほら早く顔洗って」

 カーテンをシャッと開けて、朝日に映るみつこさんのキラキラした後ろ姿が、今日で見納めなのかと思うと、非常に残念な思いで一杯です。

「ねーみつこさん」

「何ですか?」

「また、どこか一緒に旅行に行ってもらえませんか」

「もちろんです、私なんかで良ければご一緒しますよ」

「はい、もちろん」

「ユーコピー」

「ア、アイコピー」

 何のユーコピーだったのだろうか、でも可愛いから良し。

「早く支度しないと、またナナさん待たせちゃいますよー」

「はい」

 バシャバシャ

 顔を洗いながらふと思った、みつこさんには聞かなかったけど、この会議中の一人の時は何をしていたのだろうか。

「はい、タオルです」

「ありがとうございます」

 パンパンとみつこさんが、背中を軽く叩いてくれた。

 ガチャ

「いってらっしゃい」

「はい、行ってきます」

 バタン


「おはようございます」

 ナナさんは、この会議中ずっと同じ席に座っている。

「おはようさん」

 今日のナナさんは、何を飲んでいるのかな?ん!?イチゴジュース?

「ナナさん、何を飲んでいるのですか?」

「見れば分かるだろ、イチゴ生クリームジュースだよ」

 しかも生クリームまで入っているんですね・・・。

「イチゴ生クリームジュースなんて、メニューにありましたか?」

「注文したら何でも作ってくれるよ」

「本当ですか?」

「すみませーん」

「はい、ご注文は何になさいますか」

「バナナジュースお願いします」

「申し訳ございません、あいにくバナナジュースはメニューに御座いません」

「・・・」

 クックックッとナナさんが、悪い顔で笑っている。

 チクショー--!

「ホットミルクお願いします」

「ホットミルクですね、かしこまりました」

「もーナナさん!こんな事して楽しいのですか!」

「ナンバーの違いだよ、ち・が・い」

 チクショー--!


 すでに、会議午後の部も終わりに近づいていた。

 会議も全日程を終えて、皆適当にじゃべっている、お昼休みにはロイとプラティーと、次に会うのは日本でと約束もした。

「はい皆さん、各自席に戻って下さい」

 ガタガタガタ

「最後になりますが、お付きで来た人は、今回の会議のレポートを一週間以内に上司に提出する事、いいですね」

 えっ!ロイとプラティーも、えー!って口を開けている、ちょっと笑ってしまった。

 当然といえば当然である、何の為に高い経費を使って会議に参加させてもらっているという事だ。

 何回か会議に参加している人達は、当然でしょ!みたいな顔をしている。

 最後に宿題をもらってしまったが、大変楽しく、美味しく、ためになる出張でした。

 是非、また来たいと思います、みつこさんと一緒に!

「So long」


「お疲れ様でした」

「やっと日本に着いたな」

 ここからは、日本語とさせて頂きます。

 帰りはなんと、僕とみつこさんもビジネスクラスでした。

 ナナさんが言うには、楽しませてくれてありがとうと言う事で、K2さんがご馳走してくれたそうなのです。

「後で、K2にありがとうしておけよ」

「はい、もちろんです」

「じゃあな」

「はい、お疲れ様でした」×2

 ナナさんは、荷物がないので、スタスタと歩いて行ってしまった、僕とみつこさんは荷物待ちです。

 みつこさんを家まで送って行く途中、みつこさんの家の近くの喫茶店で、軽くお茶して別れた。

「みつこさん、またお店行きますね」

「はい、よろこんで♪」

 バタン、ブゥゥゥー

 走りゆくタクシーの窓から、みつこさんの手を振っている姿を見ていた。

「よし!僕も早く二桁めざすぞ!!」

 つい口に出てしまった、運転手さんが若いねーと笑っていた。


「・・・・・」


 なんと、尺が足りていない様なので、プラティーの事を少し話したいと思います。

 プラティーが、聞いてもいないのに勝手にペラペラしゃべるので、書いて欲しいのかと・・・。

 本名は、さすがに言いませんでしたが、三人兄弟の末っ子で兄と姉が居るそうです。

 あの感じは、甘やかされて育ったんだろうな、なんて思いながら聞いてました。

 兄は、建築デザイナーの仕事をしていて、そこそこ有名みたいです、自慢してました。

 姉は、メディア関係の仕事をしているそうで、姉に付いて行って、有名人と食事をしたり、飲みに行ったりしているそうです、自慢してました。

 両親は、どちらも公務員と言う事でした、でもそんなに厳しくなかったみたいです。

 私は自由だったと、笑いながら話してました。

 笑える事だろうか。

 そういえば、クォターとも言っていたな、どこの出身かまでは言って無かったと記憶してます。

 実家の近所で売っている、クッキーがとても美味しいらしく、今度日本に行く時には、必ず買っていくねと右目をパチパチさせながら言ってました。

 はて?いつ来るのだろう?日時までは約束してなっかたような・・・。

 急に来てもらっても、非常に困るのだけどプラティーならありえる、ロイも一緒に来る約束をしたから大丈夫だと思いたい。

 二人の来日を、楽しみに待つ事にしましょう。

 





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