時の記憶編24
「おはようございます」
「ハーレムか、おはよう」
「ナナさん、か、はないでしょう」
「わりーわりー、ついな」
「つい、もやめて下さいよ」
「ナナさん」
「なんだ?」
「あの、前回の事なんですけど・・・」
「どうした?」
「あれから、毎日考えているのですが、今まで過去の事を、気にしたことも無かったので、どうしても思い出せなくて」
「それは、思い出さないようにされてるからだし、お前も知っているだろ、サバイバーの事」
「え!!そんな事も出来るんですか?、それに僕が、メモリーされたって事ですか!?」
「おはようございます、ナナさん、ハーレムさん」
「ふくちゃん、おはよう」
もー、ふくちゃん、いい所だったのに・・・。
「おはようございます」
「何の話していたんですかぁ」
「ふくちゃん、ぁは、もう言わなくていいよ」
「そうですかぁ、気に入ってたんですけどね」
「・・・・・」
「何の話を、していたんですか?」
「ん-、ハーレムが、飛行機乗るの怖いって言うから、目をつぶっていれば直ぐ着くよって、話してたんだよ」
「えー、ハーレムさん、飛行機駄目なんですか?」
「そうそう、高所恐怖症で、ってそんな事ないですよ、全然大丈夫ですから」
「フフフ」
「はい、そこの三人さん、ミーティング始めますよ」
ミーティングが、終わった後、珍しく課長が声をかけてきた。
「おい、ハーレム、ちょっといいか」
「はい、何でしょうか」
今日は、珍しく課長からの呼び出しだった、いつも、ちょっとって言いながら、ちょっとじゃないから、また、長いのかな。
「会議室行くぞ」
「はい」
ガチャ、バタン
会議室には、すでに、一人の女性が座っていた。
「あれ!?みつこさんじゃないですか、どうしてここに・・・」
「ハーレムさん、お久しぶりです、しゃぶしゃぶ美味しかったですね」
あー、朝か良いぞー、今日も、みつこさん、かわいいなー。
「ハーレム、にやけてるぞ」
「あー、あの時は、どうもでした」
「さっそく、話はじめるぞ」
あれ!?課長は、僕とみつこさんが、知り合いだって驚かないな、それもそうか、みつこさん呼んでいる時点で知ってるだろうしな、え!?知り合いだったの?とか、わざとらしく言うと思たんだけどね。
「課長、部外者のみつこさんが、ここに居るんですか?」
「あれ!?ナナから聞いて無かったのか?みつこさんは、ナナの個人的な秘書だよ」
「え!!あれは、本当の事だったんですか!?」
「ハーレムさん、嘘ですよ嘘、課長さんも人が悪いです」
「ナナに、そう言ってくれって、頼まれたんだからな」
「・・・」
「本当は、何なんですか!!」
「落ち着け、ハーレム、ナナにも良く言われるだろ、沈着冷静だぞ」
「はい、良く言われます」
「よし、本題に入ろう」
「よろしくお願いします」
「お前、スイスに行くとき、みつこさんと、新婚さんという設定で、行ってもらう」
「えー---!!」
「フフフ、ハーレムさん、宜しくお願い致します、フフフ」
「本当にですか!?」
「落ち着け」
「はい、すみません」
「これは、本当の事だ、ただし、これから話をみつこさんに聞いて貰って、みつこさんが、OKしてくれたらの事だけどな」
これは、ってどういう事だ・・・。
「ナナと、スイス本部会議の事に付いて話をしていて、スイス本部が、一筋縄ではいかない事を、俺たちは、十分に理解しているつもりだ、寝る時とか、ナナが居ない時に、夫婦だったら一緒の部屋に居ても、不自然では無いだろう、と言う事になって、そしたらナナが、うってつけの人が、居るって言うから、みつこさんに、ナナから話を通してもらって、来てもらったという訳だ」
ナナさんが、課長に振ってくれたんだな、さすが師匠。
「でも課長、それなら、ナナさんと一緒の部屋でいいんじゃないですか?」
「ナナが、お前と一緒は、嫌だってさ」
「何でですか?」
「いろいろあるんだろ、ナナに直接聞けば良いだろう、理由なんて知らないよ、聞いても無いしな」
ナナさん、自分の為だったのか・・・。
「課長、みつこさんが、ここに居るって事は、OKってことですか!」
「フフフ」
「話を聞いて貰ってからって、言っただろ」
「すいません、つい」
「出会いの場所とか、エピソードとか、いろいろすり合わせを、しておこうかと思ってだな」
それで、ナナさんは、みつこさんの働いてるスナックに、連れて行ってくれたのかな、何処まで先の事を考えているのだろうか。
「この資料を見てくれ、お前とみつこさんの経歴が、書いてある」
え!!僕の経歴・・・。
「へー、ハーレムさんって、××って言うんですね」
え!!また、聞き取れなかった、あの時は、徹夜明けで、疲れてるからと思っていたのに・・・。
それに、資料が、所々モザイクが、かかっていて読めないよ。
「ハーレム、今名前を聞き取れたか?」
「いえ、それに、資料に所々モザイクが、かかっていて読めません」
「そうか、やっぱりそうか」
「課長、やっぱりって、どういう事ですか!?」
「話す前に、ちょっと休憩にしよう」
ガチャ、バタン
「・・・・・」
課長出て行っちゃたよ、どうしよう。
「みつこさん、何か飲み物買って来ます、何が良いですか?」
「そーですね、甘いコーヒーお願いします」
やはり、ナナさん派なのか・・・。
「了解です、買って来ます」
ガチャン、バタン
「ふー、ハーレムさん、びっくりしていましてね、かわいい、フフフフ」




