時の記憶編2
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仕事環境はというと、社員全員に個室があり、休憩中以外はほとんど人と話すことがない。
個室は、長時間いるのでリラックスできるようにとの観点から、自分の好みにカスタマイズ可能で、ナナさんは和室にちゃぶ台・堀こたつなのです。
僕なんかは、普通に落ち着いた感じの部屋になっています。ただし費用は自分持ちで会社をやめるとき、現状復旧が条件なのだ。
勤務時間はどうなっているかというと、1年365日24時間フレックスタイム制で、
年間メモ数のノルマをクリアできるのであれば、たいした制限はない。
ただ月~金曜日9時からのミーティングは、できる限り全員出席、前日までに上司に報告あれば、
その限りではない。
課長は、土日祝祭日休みなので、その日はミーティングはない。
給料はというと、完全歩合制でメモ数×1000CP、全世界どこの通貨
でも、その時のレートに応じてキャッシュディスペンサーで引き出せるし、クレジットカードみたいに使うこともできる、各国に出張に行ってもちょ~便利なのです。ポイントはつきません。
キーンコーンカーンコーン
「よーハーレム午前中は、どうだった?」
「ナナさん、お疲れ様です。まーまーです」
「そうかそうか、そば食べに行くか?」
「はい、ごちそうになります」
ナナさんは、そば好きでほぼ昼ご飯は近所のそば屋さんへ行く、ざるの大盛りを注文する、たまに
親子丼だったりする。
ズルズルといつも、いい音をさせて美味しそうにたべる。
そば湯は、必ず2杯飲む、そば湯を飲むためにつゆを徳利に少し残しておいて、1杯めはそば湯に
つゆを入れて飲み、2杯目は、そば湯だけで飲む。
ナナさんが言うには、そうすると最後に口の中がそばでいっぱいになるらしい。
「今日も美味しかったよ、ごちそうさん」
「ごちそさまでした」
「いつもありがとうございます」
マスターの声が心地良い。
ガラガラガラ
「ごちそうさまでした」
「おー、用事があるから今日はもう帰るから」
「お疲れ様でした」
ノルマに余裕がある人はいいなー。よし午後も気合入れますか。
会社に戻ると、
「おい、ハーレム昼飯か?、またそばか?ナナはどうした?」
「はい、そばですよ。ナナさんは帰りました」
「そうか分かった」
めずらしいな、課長が僕にナナさんの事を聞くなんて、通信すれば良いのに。




