時の記憶編15
「お酒買ってきました、よく分からかったのですが、知り合いに聞いたら、木鯨薦められて」
「おー、分かってるねー」
「私も買って来ましたよ、ナナさん、食楽さんだから、銘柄とか分からなかったですけど、シェリー酒買って来ました」
「おーいいねー、炭酸もジンジャーエールもあるし、サイダーで割ったら、ちょっとまろやかなって美味しいぞ、イベリコの缶詰もあるぞ」
「さすが、ナナさんですネ」
よく自分は、ハイボールするから炭酸はあっても、ジンジャーエール、サイダーまであるとは。
「まずは、ビールだな」
ポッン・ポッン・ポッン
「かんぱーい」カン×3
ゴクゴクゴク
「プーッ!まずは、サラダだな」
「サラダ、なんてのもあるんですね」
「何でもあるぞ、ポテサラか野菜サラダ、ピクルス等々、好きなの選んでよ」
「じゃーあ、私は、ピクルス」
「ピクルスは、缶詰というより、瓶詰だな、いろんな種類の野菜が、入っていて美味しかったよ」
「わー本当だー、キレー」
「僕は、ポテサラでいきます」
「俺は、ちょっと変わり種のシュークルートで」
ん?初めて聞く単語だな。
「ナナさん、初めて聞くんですけど、いったいな何ですか?」
「そーだなー、ヨーロッパ地方で食べられる、キャベツを発酵させた物のことだ、サラダなんかでも言ったりするみたいだけど、ほら、よくステーキなんかに添えてあるだろ」
「あー・・・・」
なんとなく、あー、と言って本当は、あまりよく分かっていなかった。
パカ・パカ・キュパ
「いただきます」×3
「ナナさん、ちょっともらって良いですか」
「いいーぞ、そうだな、ちょっと待て、せっかくだから大皿にだ出すか」
お、これのことか。
「ナナさん、これのことだったんですね、食べてやっと分かりました」
「さっき、ハーレムさん、あーって言ってませんでした」
「そうですね」
「でも、こんな缶詰もあるんですねー」
「缶詰なめたら、あかんぜよ」
うっ、ナナさん、缶詰と開かん、かけたのか・・・。
「わーおいいしー」
「そうそう、ドンドン開けろ」
「それにしても、ナナさん、すごい数の漫画本ですね、実は、オタクだったんですね」
「それは、違うぞ!フクちゃん、おれはリアタクだ」
「なんですか?リアタクって?」
「リアルでも、仕事しているし、付き合いも漏らさず参加するけど、趣味がオタクみたいな感じ?」
「・・・・・」
「なんで最後が、疑問形なんですか?」
「まー、なんとなくな」
「ほとんどのジャンル読んでるんですか?」
「そーだなー、まず、二人とも敬語っぽいから、文字だとどっちが、じゃべってるか分かりづらいから、フクちゃんは、最後にちっちゃい「ぁ」入れてくれる」
「・・分かりましたぁ」
うんうん、フクさん、さすが。
「では、もう一度、ほとんどのジャンル読んでるんですかぁ」
「OK、OK、すべてのジャンルではないけど、美少女系、ホラー系、恋愛系以外なら、だいたい読んでるぞ」
それはそうだ、ナナさんが、恋愛ものとか少女もの見てたら、ちょっと引くな。
「範囲広いんですね」
「途中で読まなくなるのもあるし、ハーレム、フクちゃん読まないの?」
ゴクゴクゴク
「私は、たまに読みますけどぁ・・・・」
「僕も結構、読むほだと思っていたんですけど、ここまでは」
ゴクゴクゴク
「好きなの開けて、どんどん食べてよ」
「この、高級牛タン頂きますわぁ」
・・・フクさんが、お嬢みたいになってる。
「おー、良いところいくねー、それは、一味にゴリッと付けて食べると美味しいよ、辛いの平気?毎年正月に川崎大師に買いに行くんだよ」
「一味だけですかぁ?」
「平気ですわぁ」
「・・・・・」
「では、おれは、せっかくなので、イベリコでシェリー酒いくかな」
「僕は、キャビアに生ハム、ダブル開缶でシェリー酒お願いします」
ガラガラガラ
「グラスは、これで飲んでくれ、フクちゃんは、まだビール?」
「はい、まだ大丈夫ですわぁ」
「私が、つぎますわぁ」
キュポン
パカパカパカパカ
「開缶!」
「うーん、美味しいですわぁー」
「そうだろうそうだろ、厳選したからな」
ナナさんが、嬉しそうに言った。
「そういえばナナさん、ナナさんが、缶詰食べるとき温めないのですか?」
「そーいえばそうですね、ナナさんみたくこだわりあるなら、温めたら美味しくなるような気がするんですわぁ」
「そうかそうか、君たちは、そこにいくのかね」
「なんか、ナナさんだったら、面倒くさいとか言いそうですね」
「そうか、ハーレム君は、そう思うのだな」
「ナナさんなら、そんなことで、手を抜かない様なきがしますわぁ」
「分かってるねーフクちゃんは、だが、話は長くなるので、以下次週で!」
「・・・・・・」×2
まだまだ、先は長そうですわあ。