8 狂気
短いけど明日もだすから嫌いにならないでー
予定を変更します
そして後書きに大切な裏情報とミニ情報を記載します
僕とメルは朝ごはんを食べた後、遊びに行った
------外
「グロムちゃん、今日は何をする予定?」
「ちゃんとかやめてよ、グロムだけでいい」
「わかったわ、グロム」
「それでよし、今日の予定は適当に遊ぶ、終わり!」
「て、適当ね」
人生何があるかわからないからね
計画なんていらないよ
ドクン
その時グロム達の耳には鼓動のような音が聞こえた
本当に人生何があるかわからないな
「メル、今の聞こえた?」
「…」
「メル?」
「ひひっ」
「え?」
「あははははははははっ!!!」
「どうした!? 朝ごはん食べすぎておかしくったか!?」
「いやちがうわ」
「まさか君、興奮じゃないね?」
「そのとうりだ、私は狂気、魔王様復活と同時に目覚めさせてもらった、それにしても不思議な体だな、人格がありすぎて吐き気がする」
もしかして怒りが言っていた、さまよっていた人格がメルの体の中に吸い込まれたってやつで、魔王関係の誰かの人格が来ちゃった感じ?
てか魔王って誰だ、本の中ではもう倒されたはず
するとメルは浮きはじめ、手のひらに魔法陣をつくる
「お、おい、何する気だ!」
「少し村を破壊させてもらう、どのくらい力をつかえるか確かめるためにな」
「やめろ!」
それは本当に大変なことになる
何か止める方法はないのか!
はっ!
「ありが10匹でありがとう!!!!」
そのとき、僕の思いが届いたのかメルの体が金色に光る
「ぐっ、なんだ!? 体の主導権が奪われて…」
メルの体の光がおさまったと同時にメルが降りてきた
「はじめまして、私は善意です、魔王復活と同時に勇者として目覚めさせてもらいました」
「え? は? ゆ、勇者!?」
「はい」
メルはニコッと笑う
さっきのセリフは聞いてないよね
そしてずっと謎だったんだが、なぜ見た目は同じなのにこうも違うのだろうか
「でもなんで勇者さんがメルの体に?」
「気になるよね? でもその前に勇者のことを知ってもらいましょうか、勇者っていうのは3種類あって、1つ目は異世界から勇者を召喚する、これは神を信仰するかつ王族の血をもっているごく一部の者ができるものです、2つ目は新しく生まれる子に勇者の力が宿る、これは完全にランダムですね、3つ目は既に存在している者に勇者の力が宿る、これも完全にランダムですね」
「ふむふむ」
「それで私は3つ目のものです」
「それはメルが勇者の力をもらったってことですか?」
「それが違うんですよ、私はもともと死にかけのおばあちゃんだったんです、そんな私に勇者の力が宿ったせいで体がもたなくて死んじゃって、でも勇者の力は強力で人格だけ生き残っちゃったんです」
「それでメルに入ったと」
「そうですね」
ふむふむ、なるほど
じゃあ、あーなってこーなったわけね
「善意さんがいれば狂気は大丈夫なんですか?」
「それは無理ですね」
「ん?」
え、どゆこと?
それじゃ僕死んじゃうじゃん
「善意さん! 何かいい方法はないんですか!?」
「あるよ?」
「教えてください!」
あるのかよ
いやあるのかよ
「その方法とはまさに!」
「ゴクリ」
「狂気をあなたに惚れさせることです!」
急展開すぎましたね
興奮がかわいそう
『裏情報』
グロムが読んでいた魔王の本は「勇者物語」で、子供向けなため魔王は倒された設定にされている
実際は勇者と魔王の力は五分五分で、やっとのことで時間制限のある封印魔法をかけることができたのである。グロムはそれをしらない
『ミニ情報』
グロムとグロムの家族はみんな髪の毛が茶色です