4 地獄
よくわからなくなってきました
「「ごちそうさま」」
ふう、美味しかった
「美味しかったね、お姉ちゃん」
「とっても美味しかった」
そう言って僕達は店をでた
------地獄の入口(外)
「お姉ちゃん、次はどこに行くの?」
「次は…あそこの店」
「え、でもあそこの店って」
僕はその店を見て、お姉ちゃんと遊びに行くのはどれだけ大変なことなのか理解した
「お姉ちゃん、僕もうお腹いっぱい」
「大丈夫、グロムは男の子なんだからまだ食べれるよ」
「でも、え、ちょっ」
お姉ちゃんに引っ張られて僕達は店に入った
そしたらお姉ちゃんがかってに注文して、僕の前にカレーライスがおかれた
ぐぅぅ
大丈夫だ! 僕はあのお姉ちゃんの弟だから食べきれるはずだ!
それからの記憶はない
------翌日
ドドドドド! バン!
「グロム! 朝だよ!」
「う、お姉ちゃん?」
「グロム! 今日も遊びに行こう!」
「いやだ!」
「だーめ、早く準備して」
「誰か助けてくれー!!!」
今日もあの地獄を味わなければいけないのか
「グロム、安心して、今日はお父さんもくるから」
「もっといやだー!!!」
だが、嫌と言いつつも僕は準備する
準備し終わると朝食を食べて、3人で外にでた
------外
「遅かったな! グロム!」
「ごめん、お父さん」
「いいから早くいこう!」
どこへ行くのだろうか
食べ物系の店だったら終わりだ
「お父さん、今からどこに行くの?」
「俺の友達の家だ」
「お父さんの友達ってこの村にいるの?」
「いや言い方、俺の友達いないみたいじゃん」
「え?」
「え?」
お父さんが言ってることよくわからないけど、
今の感じだと別の村に行くみたいじゃん
「別の村に行くの?」
「そうだぞ!」
「馬車とかは? 予約した?」
「してないけど?」
「じゃあどうやっていくの?」
「走って行くけど」
「きゃぁぁぁああああ!!」
いや別の村に走って行くとかバカ?
最悪足無くなるよ?
「大丈夫、何回か休憩をとるから」
「それでもきついでしょ…」
「さ、いくぞ!」
バン!
は、早い!
「待ってー!」
「グロム!早くおいで!」
普通に無理だから
僕は村から少し離れたところでギブアップした
「遅いよグロム、このペースでいったら明日になっちゃうよ」
「お姉ちゃん達は大丈夫かもしれないけど、走って別のむらに行くなんて無理だからね!?」
「お父さんどうする?」
「うーん、俺がおんぶしていこうか」
「あ、ありがとうお父さん」
これがはたして正解なのか
「あばばばばば」
不正解だった
スピードがはやくて風がすごい!
「おおおおととととううううささささんんんん」
聞こえてないみたいだ
僕は髪の毛がさかだったまま別の村まで進んだ
------別の村
「ここの村はゴロゴっていうんだ」
「ゴロゴの村かあ」
ゴロゴロしてそうな村だなー
「そしてここが俺の友達、ラングスの家だ」
ガチャ
「勝手に入っていいの?」
「いいんだよ」
かなりすっきりした家だった
重そうなものが沢山あった
そして家の中には、筋肉がいた
「おう! 来たか!」
「ああ、入らせてもらった」
え?この筋肉が友達?
もうすこしでヒロインが来ます!