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2 剣神様

少しおかしな部分があるかもしれません。

お姉ちゃんの名前はレビンです。

「僕の能力はなんでした?」


しーん


え、なんで黙ってるの?


しーん


なんか言ってよ


「えーっと、どうしました?」

「き、君の能力は稀少能力みたいだ」


稀少能力とは、他に誰も持っていないレアな能力のことだ、とても強力な能力が多い


「え!?どんな能力ですか!?」

「『ねばり』っていう能力ですね」

「ねばり?」

「能力の詳細をみたいんだけど稀少能力は鑑定眼のレベルが低いとみることができないんですよ。すみませんね。」

「いえ、ありがとうございました。」


そう言ってお父さんの元に戻った


「グロム、鑑定士の反応から見ていい能力みたいだったじゃないか。どうだったんだ?」

「うーん、微妙だったかな、家に帰ってみんな集まった時に言うよ。」

「おう、楽しみにしてるぞ。」


­­--­­--­­--家の前


「ただいまー」


僕が家に入った瞬間お姉ちゃんが抱きついてきた

僕は反応出来ずに大声をあげてしまった


「うわーーー!!なにーーー!?」


お姉ちゃんはそんな反応お構い無しに話しかけてくる


「どうだったどうだった!!??」

「ちょ、お姉ちゃん苦しいよー!」


全然離してくれない

お父さんに助けを求めるが、ニッコリしてこっちをみているだけだ

骨がやばい音をあげている

本格的にやばい

こうなれば奥の手を使うしかない!


「お姉ちゃんのこと嫌いになるよ!?」

「ごめんグロム!嫌いにならないで!!」


お姉ちゃんの目から涙か溢れてくる

そしてまた抱きついてくる


「ぐふぅ」


限界がきたようだ


「え、グロム? グロム!?」


ああ、僕の人生短かったなー

意識が遠のいて…




­­--­­--­­--天界


「いやここどこよ!!」


すごい真っ白の世界だ

辺りを見渡してここがどこかを必死に考える

そしたら近くに机と椅子があり、おじいさんがお茶をのんでいた


「え、なんでここに人間がいるんじゃ?」


おじいさんが話しかけてきた

このおじいさん何者なんだ

どっかでみたことあるんだよなー

うーん


「えっと、ここどこですか?」

「ここは天界じゃ、神様がいるとこ」


天界?神様?


あ!思い出した!


「おじいさん!剣神様ですか!?」

「なんじゃ、知ってるのか」

「はい!僕の国は剣神様を信仰してますので。」

「なんとわしも人気者になったものじゃ、まあ、そっち側の椅子にでもすわりなさい。」


剣神は凄い上機嫌だ


「まっとれ、いまお茶をだす」

「いえ、いいですよ!剣神様にお茶をだしてもらうなんて僕には10000年はやいです!」

「客じゃからな一応、いいんじゃよ」


剣神は近くにあった台所みたいなところにいき、変な木の実から絞り出した果汁に水を加えた。


「それ、お茶ですか?」

「お茶ではないけどお茶の味がするぞ」


お茶を渡されたので、一口飲んでみた


「うまい!」

「そうじゃろそうじゃろ!」


僕は一気に飲み干した



その後はどうやってここに来たかなどを話して、剣神様の話を聞いた




­­--­­--­­--何時間か後


「それでわしが切ったんじゃよ。」

「すごいですね!僕もいつかそんなふうになりたいです!」

「はは、1000年くらい修行すれば誰でもなれるようなものじゃ。」


いやなれないけど

1000年修行しないといけない時点でなれないけど


­­「ところでお主、帰らなくていいのか?」

「あーー!!」


まずい、早く帰らないとまずい!


「剣神様!ありがとうございました!それでは!」

「え、どうやって帰るんじゃ?」

「あ」


帰り方がわからない!


「剣神様なにか知らないですか!?」

「お主みたいな客は初めてだからしらんのじゃ」


くそう、どうにかかえれないか

あ!おもいついた!

ここに来る時と同じことすればいいかも!

誰に?

剣神様?

うう、しょうがないか


「剣神様…僕に抱きついてください…」

「ブフォッ」

「来る時と同じことすれば帰れるかなって」

「い、いいけど、ジジイに抱きつかれたいか?」

「嫌ですけど!嫌ですけど!!剣神様なら!!」

「しょうがないな、『変身』!」


剣神が変身を使うと、グロムと同じくらいの年の銀髪ツインテール少女になった


「剣神様!どこいったんですが!?剣神様!!」

「ここにいるじゃないか」

「この子が剣神様!?」

「驚くのはいいとして抱きつくぞ」

「は、はい」


そして剣神様に抱きつかれた

強い!

意識がまた遠のいて…




­­--­­--­­--グロムの家


「グロムが目覚めない、こうなればキスしかないのかっ!!」


他にたくさんあるでしょ


「しょうがない、グロムのためだ、チューー」

「おはよう」


僕はあいさつを言うと、キスを回避した


「え、グロム?」

「どうしたの?お姉ちゃん。」

「お母さあーーーーん!」


お姉ちゃんは勢いよく部屋を出ていった

どれくらい寝ていただろうか

頭がぼーっとする

するとお姉ちゃんがお母さんを連れて戻ってきた


「お母さんはやく!!」

「はいはい、グロム、おはよう」

「おはよう、お母さん」

「あなた、かなりの時間寝てたわよ、大丈夫なの?体とか。」


正直、お姉ちゃんになにかされてないか心配だけど


「うん、健康だよ。」

「よかった、ちょうど夕飯できたからおいで。」

「すぐいくよ。」


僕は着替えて夕飯を食べに部屋を出た


「おう、目覚めたか。」

「ごめんね心配かけて。」

「俺は大丈夫だと思ってたがな、レビンが泣き止まなくて大変だったぞ。」

「ちょお父さんそれは言わない約束だったじゃん!」

「あれ、そうだっけ。ごめんごめん。」

「むー」


お姉ちゃんそんなにしんぱいしてけれてたんだ

これなら何もされてないみたいだな

よかった


「ところでグロム、能力はなんだった?」

「そうよグロム!教えてよ!」

「お母さんも知りたいなー」


そんなプレッシャーかけられても…





「僕の能力は『ねばり』でした。」

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