表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真面目にお仕事いたします  作者: さくらりん
1/10

プロローグ

新連載です。プロローグは短め。よろしくお願いします。

「すみません、迷ってしまって…」


春、新学年、新学期。高校2年で最優秀クラスといわれる2-S。ホームルームにて、担任、副担任の挨拶が終わったとき、教室の()の扉を開けて顔を覗かせたのは、柔らかそうな髪と大きな目が印象的な美少女だった。彼女は転校生の柳田姫歌。()()()()言わないのに、少し恥ずかしそうに教室に入ってきた彼女は、ふわふわした肩までの髪で顔を隠している。転入前に、()()()()地毛と申告してきたライトベージュの髪は、内申書の写真はストレートだったのだが。


「あー、柳田か?席は窓際だな。まだ挨拶してないからなんとかなるが、気を付けろ。」

担任の桜はじめが声をかけた。

「あ…はい。」

桜の顔を見て少し顔を赤らめた柳田は、恥ずかしいというより、桜の容姿に見とれたのであろう。桜は、高校生からすればちょっと年を食ってはいるが、体育会系のイケメンに分類される顔立ちだ。

そのあと、柳田がグルっとクラスを見渡した。その姿は、クラスに馴染めるか不安を抱いているとか、自席を確認しているとかではないことが、わかるものにはわかる。そう、()()()を探している。そして、にっこり、それこそ天使の笑顔を浮かべてると意気揚々と自席に座った。

「おい、顔に出てるぞ。」

桜に小声で言われて、眉間にシワがよっていることに気がついた。

「…では、順に自己紹介をお願いします。ほとんどが1年からの繰り上げですが。」

ちょっと下がってた眼鏡を直しつつ、生徒たちに指示を出す。


全国でも有名な大学付属高等学校2学年の最優秀クラス。私は、このクラスの副担任で、()()()()教師になった佐藤要。28歳、女、独身。

旅と、お酒を好むパラリーガル(弁護士補佐)だ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ