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『ソーセージ mari & mari』

【ソーセージ mari & mari】 〜#20 あ、しまった、聞いてなかった‥‥ こんな時はどおするべえ⁈

【あ、しまった‥‥‥ こんな時はどおするべえ⁈】



「うるさいなあ、いったいいつまでがなるつもりかしら」


ごみたまりは辟易していた。

みずたまりに小言をいわれるのは毎日のこと。

でも、これ細かすぎね?、と言い返したくなるようなこともある。

今日は、掃除機をかけた後その汚れた掃除機を綺麗に掃除しな

かったので極度に綺麗好きなみずたまりの尾を踏んだ。


「よくまあ、面白くないことをしゃべり続けるものね。

あら、よく見ると、みずたの唇ずいぶん荒れてるなあ。

あれで大きく口開いたらヒビ裂けるんじゃね。

いやゼッタイ痛そう〜」

「で、あんたはその件についてどお思ってるの? これからどおやって

いくつもり?」


へ、と息が止まったごみたは不意をつかれていた。

しまった、全然聞いてなかった。

やばい、みずたの目はマジだ。結構大事な話してのかしら。

返事によってはマズイことになるかも。

でもあたしは、相手の気持ちをスルーやノーリアクションで

ごまかしたり、逆ギレして逃げるような女じゃないわ。


背中に冷たいものが流れつつも、ごみたはリップクリームを

取り出し、こちらを凝視しているみずたの唇に優しく、塗ってあげた。


「こ、これでよし♡」


少なくとも本人は無事に済んだつもりだった。


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― 新着の感想 ―
[一言] なんじゃこりゃ~??
2016/09/29 19:52 退会済み
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