第一章 異世界転生9 ハイオーク 独鬼
趣味です。
こんなやつ大好きなので描いてみました
オーク砦・・・・現在の騎士領が興される前、この砦はかつては森林奥の人間たちの避難所であり、暮らしの拠点のひとつだった、貴族が増え、領地が細分化され、街道が新たに引かれた結果、砦は街道から外れ、無用の物と化した。人間が消え、数年が経つと、整備されない城壁は自然の中に埋没した。草木が侵食し、城壁を内側より、押し倒したのだ。やがて、更に年数が進むと、人間たちに追われた、ゴブリンの部族が住まうようになった。ゴブリンは増え、人間達の拠点を奪うことによって、更なる繁栄を目指すかのように見えたが、それも長くは続かなかった、北より南下してきた、オークの一族がゴブリンを隷属させたのだ。だがこの地に落ち着いたオークの部族は、知恵の回る部族だった。人間を刺激せず、目立たずに静かに繁殖することを狙ったのだ。ある一定数に達すると、オークの一族は元いた大部族に使いを出す。使いを受けた部族長は、彼らを使役する強者に使いを出す。世の中にハイオークと言われる集団。
ハイオークは人間の世界では、モンスターの一部としてとらえられる。すなわちオークよりは強いが、一流の冒険者にはかなわず、より強者であるオーガやトロールといった中型モンスターには敵わない・・・・と。
だがしかし、それは人間界での勘違いであった。彼らハイオークは人間と同じくレベルをあげ、強くなることができた。ある水準以上の知能をもつ個体は、人間、エルフ、ドワーフと同じくスキルを身につけることもできた。更にすぐれた個体はクラスをもつ事もできた。ハイオークは人間の知らない秘密をもった種族だった。彼らは、人間より長い寿命を持ち、人間よりも頑健な体、強力な戦闘力を持つ。10%の個体は人間と同じ知能も持っていた。彼らは亜人であり、ある神により、人間、オーク、エルフ、ドワーフを魔法的に合成させた素体から変化させられた種族であった。その個体能力は高かったが、完全な能力を持つものは少数であり、大半はオークを少し強化させた程度の者だった。オークの上に位置するものとして、彼らは人々にハイオークと言われ、オークよりも高い懸賞金で討伐される存在だった。
ハイオークはある神によって作られた種族である。そしてその神はルナと同じく力を持つ神だった。彼は自らデザインした種族であるハイオークに人間の魂を埋め込むことを思いつき、実行する。12の優れた魂を選択しハイオークに転生させる。人間よりも強靭な体、優れた知能を持つ12の個体。彼らは、自らの強さを知り、世界に満ちる、人間の多さ、強さを知ると、自らの能力を引くハイオークを増やそうとした。だが彼らを強烈な個体ならしめたのは、人間でも優秀な魂とハイオークの強力な体の合成ゆえのことであり、彼らの血を引くものは、通常のハイオークでしかなかった。彼らは12しか存在しないハイオークでありながら、ハイオークですらない個体だった。彼らは優秀ゆえに彼らの子孫を同族扱いしなかった。12のうち、6人は自らの子孫の前から姿を消した。残り6人のうち、5人は彼らの子孫により、反逆され、死亡した。残った一人は子孫の攻撃で角を1本失いながらも、自らの死を偽装し、他の大陸に逃げ延びた。その土地で繁栄していた人間に奉仕し、人間の中で生きた。しばらくすると彼は自らの時間と人間の時間の違いを知る。彼は自らの体がほぼ年をとらないことに気づいた。エルフの血のおかげか、はるかに長命だった。彼の魂は人間のものである。人に混じり生きることで、彼は迫害され、傷つき、多くを学ぶ。人間だった時よりも深く、広く。いつまで生きれるのか?いつ死ぬのか。それもわからない日々。人々に混じるのに疲れた彼は山に潜んだ。人々は彼を鬼と呼び、畏怖し山の神として祭った。鬼は山を根城とし、日々を暮らし、生きていた。そしてある日、運命的な出会いをする。大和という国の山奥で、刀を帯び戦う戦士・・・・刀士である男に会う。男は餓死寸前だった。鬼は男に食事を与え、水を与え、住処を与えた。刀士は命を永らえた。そしてその礼に男は刀術を教えた。鬼にとって学ぶことは喜びでもあった。また以前あった人間と違い、男は鬼を恐れず、ただ静かに刀の扱い方を教え、刀の作り方、整備の仕方を教えた。男と鬼は、ただ一心に刀の術を磨き上げ、刀を鍛え続けた。やがて、男は鬼に見送られながら生を終える。鬼はふたたび外界への興味を深めた。その地をめぐって、各地の刀術を収集し、鬼の一族を探し続けたが、大和には鬼の眷属がいないことを知る。
鬼は決意する。かつて自分を追った眷族の元に帰ることを。
鬼は再び、世界を横断する。かつて自分の進んだ道をたどり、西へ西へと。
鬼は再び、ハイオークの一族の元に帰り着いた。そしてかつて自らを追った眷属の誰も生き残っていないことを知ると、ハイオークの10%に満たない上位種を集め、鍛えることにした。彼らの強さに満足がいくようになったとき、オークの大部族の族長から、知らせがくる。鬼は驚いた、いまはもういないはずの12の鬼、その仲間からの知らせであった。族長の元に向かうとそこにいたのは、かつて姿を消した6人のうちの一人。鬼と違って、西で時を待ち、再度ハイオーク、オーク、ゴブリンを纏め上げ、勢力を築いたらしい。族長はオークキングを名乗っていた。鬼は大きな勢力を築くことには興味はなかったが、自ら鍛えた集団がどれほどのものか興味はあった。それゆえに、鬼はオークキングに従うことにした。
以来、鬼は自らの1本角を揶揄して、『独鬼』と名乗る。オークの大部族の中で異質な武装集団を率いて、ウルフと何度か出会う、『独鬼』。これが始まりだった。
使いきれるキャラになるかどうか不安
頑張ります




