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哀愁ただよう剣士の日常  作者: 戴宋
第一章 異世界転生
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第一章 異世界転生8 救出クエスト

少し難産しました。

キャライメージが固まらなくて

 翌日アビーにも話を通して、アビーら3人も引き連れギルドに向かう。アランはまだ来てないが、バイオレットさんに伝言を残してあり、ホールの上の食堂で待つことにする。

 ここもギルド運営で酒も飲め、食事もできるから、それなりに利用者は多い。大きなテーブルを一つ使って座る。向かいとこちらで8人座れるテーブルについて待つ。給仕の女性に飲み物だけを頼んでまつことしばし、アランとメリーズ、もう一人、女性を連れてやってきた。アランが席につくと、アランを挟んで、その女性とメリーズが左右の席に着く。メリーズの横にアリスが座り、初お目見えの女性の前に俺、アランの前にアビー、その横にコニー、アリスの前にブランが座る。もっともハイランドのメンバーの中では他の人間と話すのはアビーと決めてるらしい。

 アランが女性を紹介してくれる。


「こちらの女性がレジーだ。彼女は俺が冒険者になるときに非常にお世話になった人なんだ。先生って呼びたいけど、許してくれない。腕もあるし、知識も豊富、聞いた限りじゃ、力任せよりも隠密よりのほうが良いかと思ったから、誘ってみたんだ。」


 アランがレジーを皆に紹介する。レジーの見た目は年齢は20代前半。明るい金髪を編み合わせ、後ろで1本にして背中にたらしてる。髪のあいだから覗く耳は先端がとがってる。人間ではなく、エルフのようだ。この界隈ではエルフはあんまり見ない。北部の森林地帯ではよく見かけるらしい。


「紹介ありがとうね、アラン。私のことは私が話すわ。初めまして、双剣のウルフ。最近冒険者になったって聞いて、アランに頼んで誘ってもらったの。レジーよ。正確にはレジィエレン・メネルデール。ここのギルドでは古株といっていいと思うわ。アランが言ったから、隠さないけど、若くはないけど、私たちの種族の中では、若者って言われるくらい。弓の腕と、潜入の際にはお役に立てると思うわ。これがギルドカードよ。」


 カードを確認する。


 名前:レジィエレン・メネルデール  通称:レジー

 クラス:精霊術士

 サブクラス:レンジャー

 冒険者ランク:A


 アランが世話になったというのもの無理はない。かなりランクが上だ。レベルまではわからないが単純に考えても、この町で数人しかいないAランクの冒険者なのだ。想像してしかるべき実力の持ち主だろう。交換にギルドカードの提示を行うと軽くうなずいて、返された。

 アラン、レジーに改めて向き直る。


「アラン、レジー、メリーズ。3人に異論がなければ、こちらのハイランドの3人とともに子供達の救援に向かおうと思う。報酬はこないだ話したとおりだが、詳細は俺もまだ詰めてはないので、一緒に聞いてもらうということで構わないか?」

 アラン、レジー、メリーズが頷く。


「アビー、正式に受けたいと思う、詳細を教えてくれ。」


「良いだろう、ウルフ。腕利きの冒険者を雇えて感謝してる。今討伐のクエストが出ている。オーク砦、そこが今回の救出ポイントになる。うちの部族のメンバーも砦の襲撃には参加の予定がたっているので、その襲撃の始まるタイミングにあわせて、救出作戦を実施する。報酬そのものについては一人25銀貨。日程は10日間、保護するために戦闘が発生した場合は、討伐報酬も別で出る。ハイオークが20銀貨、オークが1銀貨、ゴブリンが50銅貨だ。これはギルドから別報酬で出るので、私たちも含めた人数割りになる。子供達の救出・保護がメインになるので、可能な限り、戦闘は避ける予定だ。」


 報酬そのものは悪くもない、10日という日程で25銀貨なら、まあ普通だろう。問題は子供達の居場所だ。すんなりいくといかないでは危険度合いが変わってくる。


「アビー、子供達の囚われてる場所は分かってるのか?それも現地でぶっつけ調査になるのか?現地で手間取れば、下手するとオーク砦の敵、総当たりになりかねないぞ?」


「ウルフ、心配はもっともだ。今回はオーク砦の討伐任務と同時進行になってる。ギルドから50名。それと伯爵からの派兵が110名。その110のうち傭兵が100。傭兵の中にハイランド部族の戦士も含まれてる。で、残りの10名が伯爵領から直接派兵される。その中の腕利きの偵察兵が俺たちの先導をする予定になってる。」


 アランは難しそうな顔、レジーは楽しげな表情、メリーズ、アリスは熱心に聞き込んでる。


「すんなり行くとして、最低でもどれくらいの戦闘が予想されそうだ?」


「事前の偵察情報だと、子供達は砦そのものではなく、同じ敷地の礼拝堂跡に集められてるらしい。」


「オーク砦に礼拝堂とは変な話だな。元は人間の砦だったのか?」


「古い砦で、現在はだれも領有してない砦だと聞いている。」


「状況は分かった。出発はいつの予定だ?」


 アビーは目を閉じると、静かに答えた。


「砦への距離はここから5日だ。準備がいいなら明日にでも向かう。こちらが現地に着き、潜入開始した半日後で、討伐隊は陣を、砦前に張る。その戦端が開かれるタイミングで礼拝堂から脱出する。潜入時には小競り合いはあるかもしれないが、脱出時には砦の前面にオークたちは集中するだろう。」


 レジーが口を開く

「かなり運頼みになりそうな面も多いわね。でも今の段階じゃ、それ以外にないのね?」


「そうだ、与えられた情況で動くしかない。本当なら、救出そのものは許可されなかった。伯爵領の森林衛士が伯爵に献策して、初めて許可が出たんだ。」


 レジーはこちらに目線を送りつつ、メンバー全員を見回す。

「私とアランとウルフ、ハイランドの3人、駆け出しが2名。かなり忙しくなるわよ。偵察兵が腕がたてばいいけど。」


「現地の偵察は献策した森林衛士が担当してくれるらしい。マルティンと言う名前で、伯爵の持ち駒の中では有能な部類らしい。」


 俺、アラン、アリスが驚いた顔をする、メリーズが顔色も変わらないが。そう、先日オークキャンプの討伐時の監視がマルティンだった。結構立場のある、人間だったらしい。


 アラン、レジー、メリーズ、アリスと4人の顔を見て、頷く。4人もそれぞれ頷き返してくれた。


「良いだろう、アビー。準備に今日を当てて、明日出発しよう。捕虜になってる子供達が助からなければ、寝覚めが悪い。出発は早いほうがいい。」


「ありがとうウルフ、それにみんなも。早く子供達を助けたい。協力に感謝する。」


 こうして、俺たちは新たにレジーというエルフをパーティに迎え、オーク砦に向かう。オークキャンプと同じく、すんなりいけばいいが。

さて次回そのまま戦闘にはいる前に

演出的は話を入れます。

悪の側のキャラの色づけです。

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