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第一話  一大決心のその先は

放課後の図書室。そこで俺はある女子生徒と一緒にいた。


一緒にいる女の子は、図書委員でちょっと控えめな性格だけど心優しく、見た目も可愛い系の眼鏡女子。校内でも密かに人気のある子で名前は山田薫さん。


高校に入学しクラスで図書委員に抜擢された俺は、図書委員の仕事で何度か一緒になり、少しずつ話をするようになって仲良くなれた子だ。彼女の事を知るたびに俺はどんどん彼女に惹かれていった。そして何時しかそれが恋慕の感情だと気づいた。そう俺は彼女に恋をしてしまったんだ。


その想いを胸に秘めつつ日は過ぎて行き、そして夏休みを明日に控えた終業式の放課後。夏休み前の最後の図書委員としての仕事も終わり、好きな子と二人きりで図書室には他の生徒の姿は見えなかった。夏休みを目前に控え、放課後に誰もいない図書室で好きな娘と二人きり……此処まで状況が揃えば分かって貰えるだろう。


――そう俺は今まさにこの時この場所この瞬間、一世一代の大勝負に乗り出したんだ。


このままズルズルと想いを秘めたまま夏休みを過ごすなんて無理だと思った俺は、彼女に告白しようと一大決心。そして決心した翌日に、夏休み前に彼女と二人きりという絶好のチャンスを何とか作り出した俺は、帰ろうと俺に言う山田さんを引き止め遂に告白に乗り出したんだ。


心臓が早鐘を打ち、きっと緊張と興奮で真っ赤に固まってる自分の顔に力を入れて、俺は想いを口にして彼女に伝えた。俺の想いを聞いた山田さんは、驚いた様に目を見開いて、次に顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに顔を伏せている。その姿も可愛いと思ったが、それ以上に緊張に体を強ばらせた俺は、他の言葉を発せずに彼女の返事を待った。


山田さんの様子を見るに彼女も俺の事は嫌いではない様子だ。こ、これはもしかしてイケるんじゃないか!? そう思った俺はゴクリと唾を飲み込む。もし彼女が俺の想いを受け止めてくれたら……恐らく俺の人生最高の夏休みが到来する事になる。その輝かしい未来絵図に思わず期待に胸を膨らませる。


「た、高橋くん」

「――はいっ!」


山田さんの声に、俺は即座に返事を返した。緊張のせいで大きな声を出してしまったが裏返っていなかったのは幸いだ。目の前の山田さんは、そんな緊張で直立不動な俺の様子をチラ見しながらも、顔を伏せて言葉を紡ぐ。


……やべぇ、そんな純な仕草が凄く可愛い。


「あ、ありがとう……高橋くんの気持ち。す、凄く嬉しい」

「っ! そ、それじゃあ……!?」


山田さんの言葉に、俺は歓喜の声を上げて表情を笑顔へ変える。そして――


「――だ、だけどっゴメンなさい!」

「――……え?」


……本当に申し訳なさそうに頭を下げて俺に謝る彼女の姿に、自分の中の熱が急激に冷えていくのを感じた。


思わず呆然とした声を出して、その場に立ち尽くす。頭が真っ白になる感覚とはこう言う事だろうと、妙に冷静な思考が頭をかすめて行く。いやそう言う思考が浮かび上がる時点で真っ白じゃないだろう。いかん、色々と混乱してきた。


だけどこれだけは分かる……俺はフラレたんだと言う事。俺の恋は成就する事なく終わってしまったんだという事だ。


下げていた頭を上げた山田さんは、そんな俺の様子を見て悲しそうに表情を歪める。


――駄目だ、何やってんだ俺。山田さんが何も罪悪感を覚える必要なんて無いんだ。彼女は俺の気持ちに真剣に答えてくれたんだ。こんな顔をさせる為に、告白なんてした訳じゃないだろう。


失恋の痛みよりもその事を許容出来なかった俺は、深く深呼吸して、何とか笑顔を作るように顔に力を入れた。


「そ、そっか……うん分かった。ありがとう山田さん。真剣に答えてくれて」

「……ゴメンなさい」

「や、山田さんが謝る事は無いよ! い、いやーフラレちゃったか。うん残念だけど、仕方ないなぁ! あは、あははははは!」


そう頭を掻きながら笑い飛ばす。きっと空元気だって事に山田さんは気づいているだろうけど、彼女はそんな俺の内心に事を気づかないフリをして小さく口元を綻ばせてくれた。


――そんな彼女のふとした小さな心遣いが心地よくて、俺は山田さんに惹かれたんだ。


この胸の痛みを乗り越えるのに夏休みは全部使いそうだ。そんな憂鬱な夏休み到来に泣きそうになるが、それをグッと堪える。これは最後の意地だ、これ以上彼女の前で情けない姿は見せたくない。


「だ、だけど……何でダメなのか理由を聞いてもいいかな?」


――おい止めろよ往生際の悪い。さっき情けない姿を見せたくないって思ったばかりじゃないか。男だろ、スパッと諦めろ。


そう冷静な自分が咎めてくるけど、情けない俺の本心はそう言葉を漏らして、彼女に訪ねてしまった。もし俺のダメな部分を直せば、彼女は返事を改めてくれるかもしれないと言う、そんな往生際の悪い情けない考えが俺の中に浮かび上がる。


それだけ本気だったって事だろうけど、それを聞かれた彼女の気持ちを考えていない事には変わりない。誰だって相手の嫌な部分を訪ねられたら言いづらいに決まってる。思った通り、山田さんは言いづらそうに口元もキュッと噛み締めてしまった。


その様子に思わずやっぱり言わなくて良いと言葉を掛けようとしたけど、それよりも先に山田さんが小さく口を開いた。


「高橋君は……色々と親切にしてくれて優しくて、本の話だって色々出来て一緒に居てとても楽しい人で……嫌いな所なんて無いよ」


そう言ってくれる山田さん。以前の俺なら飛び上がって喜んだろうけど、今の俺は全く喜べない。彼女に親切にしたのも彼女が好きだかで、本だって彼女の好きそうな本を片っ端から読みまくって、彼女と会話をしたいが為に頑張ったからだ。そう言いたいけど、そこは我慢する。


まだ彼女が俺じゃダメな理由を聞いていない。そこまで言ってくれるなら、何で俺じゃダメなんだと理不尽な怒りも覚えるけど、そんな事は彼女に関係無いし悪く無い。


そして遂に彼女は、その理由を口にした。


「だけど御免なさい。私……他に好きな人がいるの……」

「……そっか」


それを聞いた瞬間。俺はストンと心の中に彼女の言葉が落ちて来たのを感じた。そしてその事に苦笑して彼女に視線を向ける。きっと今は普通に笑えてる筈だ。


――成程ね。彼女には俺じゃなくて他に好きな人がいる。参ったな、これ以上の理由なんて存在しない。納得だ。俺が嫌いなんじゃない。山田さんにとって俺はきっと好きな部類の人間だろう。俺じゃダメな理由は一つ、俺が山田さんの思い人であるそいつじゃないって事だ。


死ぬ程悔しいけど、その気持ちは痛いほど分かる。もし俺が山田さん以外の女子に万が一告白されたとしても、きっと断った筈だろう。理由は山田さんじゃないから、それだけだ。だからこそ納得する。山田さんはきっとそいつの事が真剣に好きなんだ。俺が彼女の事を好きだったのと同じように。


――俺の恋は終わったんだ。


「……そ、そいつと」

「え?」

「……上手く行くといいね」

「……ありがとう、高橋君」


今自分がどんな顔をしてるのか分からないけど、俺は彼女の恋が上手く行くよう願った。本当なら死んでも応援なんかしたくないけど、こんな失恋の痛みを山田さんには知って欲しくないと思った。彼女には幸せになって欲しいと言う気持ちから出た、俺の本心からの願いだ。


俺の言葉に少し揺れた瞳の笑顔で答えてくれる山田さん。その顔も綺麗だ。本当に、山田さんの想い人である男が殺したくなるくらいに羨ましく、妬ましい。もし彼女を悲しませ傷付けたり、彼女の想いを踏みにじる様な事をしたら、俺は絶対にそいつを許さない。


そして暫く無言だった俺達だったが、不意に山田さんが視線を逸らしながら遠慮がちに言葉を口にする。


「……あの、私帰るね……」

「……あ、うん分かった。ごめん引き止めて」

「ううん……高橋君は……?」

「……俺は、まだもうちょっと此処にいるよ」

「……うん。それじゃ……」


そう言って山田さんは、小走りで俺の横をすり抜けて図書室の出口へと向かって行くのを、俺は振り返らずに背中で見送った。


図書室のドアが開く音が聞こえ――そして少しの間を挟んで扉がゆっくりと静かに閉められる音が、俺一人が残った図書室に響き渡った。小さな足音が遠ざかっていき……そして消えた。


グラウンドでは運動部が部活中のはずなのに、その部活の掛け声や音も何処か遠い。午前中で終了した学校の校舎には他の生徒達の気配も無く静かな物だった。きっと待ちに待った夏休みの到来に胸を躍らせ早々に帰宅したんだろう。


誰もいない図書室の中で俺はゆっくりと近くの席に腰を下ろし、深く息を吐いてうなだれる。本来の静けさを取り戻した図書室特有の静寂さは、いつもなら俺にとって安息の場である筈だったのに、何故か虚しいだけに感じる。


だけどすぐにある事に気づいて、俺は自嘲的に笑みを零した。


……ああそうか、俺にとって安息だった訳は図書室には山田さんがいるからだったんだ。彼女の纏う雰囲気と、図書室の特有の静けさが溶け合った空気が、俺は好きだったんだ。


「……ちっく……しょおぉ……!」


項垂れた状態のまま、片手で両目を覆った俺は震える唇で言葉を搾り出す。もう俺は山田さんと以前と同じように接する事も出来ないし、彼女に接せられる事も無いだろう。


もう昨日までの親しい関係に戻ることは出来ないんだ。その失望感が堪らなく悲しかった。これから先、山田さんの姿を見るたびに俺はこの惨めな記憶を思いだすんだろうか?


こんな事なら告白なんてするんじゃなかったと、猛烈な後悔の念が引き寄せてくる。


そんな事を考えながら、俺は失った彼女との関係と楽しかった彼女との時間を思い返しながら――一人残った図書室の中で少しだけ泣いた。


誰もいない静かな図書室。その静けさだけが今の俺にはありがたかった。



※   ※   ※



「……帰るか」


しばらくして、ちょっと落ち着いた俺は、未だ呆然としている重い頭と体を動かして自分の鞄が置いてある図書室のカウンターへと向かった。


夏休みという生徒達にとっては素晴らしいシーズンの到来だっていうのに、俺の心はちっとも弾まない。この夏休みをこれからどう過ごすかなんてどうでも良かった。もし、俺の恋が叶っていたなら全然違ったんだろうけど。


鞄の置いてある場所まで辿りついた俺は、そのまま鞄を力なく机の上から引き摺るようにして手に取る。いつも持ちなれた学校指定のその鞄が今だけは妙に重く感じる。実際は軽いんだけど気分的にそう思ってしまう。


鞄の中で何かが動く音を耳が拾うけど、どうでも良かった。朝は急いでたし昨日の鞄の中身がそのまま入っているんだろう。そう思った俺は、そのまま図書室の出口へと向かい――。


――そこで鞄の中に妙な違和感を覚えハタっと足を止めた。


……待てよ? 昨日の中身のままにしては、ちょっと軽過ぎやしないか? 中身がそのままなら、昨日の授業で使った教科書が入ってるはず。なのにその分の重みを全く感じない。朝は急いでてその事に気付かなかったし、鞄は教室に到着すると同時に机の横に引っ掛けて、中身なんて確認していない。それに今日は終業式、授業もないのに鞄を開く理由がない。だから昨日の授業で使った教科書類がそのまま入ってると思ったんだけど……それにしてはいくらなんでも軽すぎる。


しかもさっきの音。教科書が振動で動いたのならもっとゴソっとした重みのある音のはず、なのにさっき聞いた音はまるで軽量の小さな物が擦れ合ったような……そこまで考えて、俺は猛烈に嫌な予感に襲われた。


そして、まさかまさかと思い。顔が引き攣りそうになるのを必死で抑えながら、手に持っている鞄に視線を向けて神経を集中させる。ジッと意識を集中させ、夏場の暑さの所為ではない汗が米神を伝っていく。そして――。


――鞄の中から。良く知った七つの気配を感じ取り、俺は今度こそ盛大に顔を引きつらせた。


勢いよくカウンターに鞄を少し乱暴気味に置いた俺は、そのまま鞄の蓋を開けて、鞄を逆さまにして中身をカウンターへとぶちまけた。そしてカウンターの上にカラカラジャラジャラとした音を立ててその中身が放り出される。


カウンターの上に放り出された物、それは――七体の美少女フィギュア達だった。


それを見た俺は、深く息を吸い込み。


「――お前ら何やってんだああああああああああああああああっ!?」


七体の美少女フィギュア達に向かってそう怒鳴りつけた。怒鳴りつけられた七体の美少女フィギュア達は、何の反応も無くカウンターの上に転がっていて微動だにしない。


そりゃそうだ人形なんだから動くはずがない。それに今はまだ昼前の時間帯だ。まだ深夜0時を過ぎてない(・・・・・・・・・・)! けどこいつら何時の間に潜り込みやがったんだ!?


「お前ら何で鞄に入り込んでんだよ!? ご丁寧に教科書は全部取り出して! しかも全員かよ!? けどサファイアとオパールはどうしてだ!? いや良い、きっとオパールはパール辺りに唆されたんだろう。けどサファイアは何でだ、お前外に出るのは嫌いなはずだろ!? 翡翠! 紅玉にペリドット! 止める立場のお前らまでどうしちゃったんだよ!? ダイヤは悪乗りしたな!?」


それぞれの美少女フィギュア達に、俺が付けた名前で呼びながら怒鳴りつける。怒鳴りつけられても、カウンターの上に転がっている人形たちは全く反応しない。当然だ、今はまだ唯の人形(・・・・・・・・)なんだからなぁ……!


だがこの状態でも聞こえてるはずだ。こいつら今夜覚えとけよ……! 絶対に理由を問いただしてやるからな!? いくら夜更かししても明日からは夏休みだ。寝坊による遅刻の心配なんてしなくて良し!


だがそこで俺はある事に気づいて、さっと表情を青ざめさせた。


「――お、お前ら。さっきの聞いてたな……!?」


そう聞こえてるはずだ、こいつらはこの状態でも。全く体を動かせない状態でも、こいつらは周囲の状況を今でも聞き取り、見て、感じ取る事が出来ている。こいつらは生きてるんだ(・・・・・・)から……!


聞かれた。こいつらに俺の告白を、そして失恋した一連のやり取りを。そうか……お前ら俺の告白を盗み聞きするために潜り込んでやがったな!? そうだよな、お前ら俺が山田さんに恋をしてる事も知ってるし、何かと相談に乗ってくれたり、昨日俺が告白する決心を固めるのを見てたし、俺の背中を押してくれたんだもんなぁ……!


色々世話になったお前らにはちゃんと結果は報告するつもりだった。お前らにはその資格がある。けど盗み聞きってのは頂けないんじゃないかなぁ……!? 此処まで鞄の中身を確認してなかった俺も俺だけどさぁ……!


「パァァァルゥゥゥ……!? お前だろう言いだしっぺはぁぁぁ!?」


一体の美少女フィギュア。それも真っ白なシスター服を纏い、清楚で可憐な少女の姿を模した美少女フィギュアを右手で握り締め、憤怒の形相で睨みつける。


他にもカウンターの上に転がっている美少女フィギュアは、神々しい神の鎧を纏った美しくも気高い戦乙女、黒に桜の花弁が散りばめられた忍装束を纏う凛々しい女忍、中国清朝時代の官服を想わせる道士服に身を包んだ眼鏡美少女、勇ましい笑みを浮かべる格好良い隻眼の女海賊、笑顔の眩しい白黒の映えるメイド服を着た可愛いメイドさん、褐色肌に妖艶な色気とエキゾチックなドレスを纏う古代エジプトの女王と様々だ。


ちなみに名前は順にダイヤ、翡翠、紅玉、ペリドット、サファイア、オパールの順だ。そして今俺が手の持ってるのがパール。こいつが一番のトラブルメーカーなんだ……!! こいつら見た目と中身の違いが激しすぎるんだよ、翡翠以外は外見と中身が全く一致しない……!


俺に握り締められ、怒りの視線を向けられている手の中の美少女フィギュアは、その精巧に作られた清楚な微笑みを浮かべている表情を、一切変える事はない。だが心なしか、その作り物の表情で固まっている表面にダラダラと冷や汗が浮かんでいる様に見える。


こいつは今夜どうしてくれようか。そう思い握り締める手にギリギリと力を入れる。だがその時だった。ドサっと何かが地面に落ちた音が響き俺の耳に届いたのは。


その音に驚いて思わず顔ごと視線を向ける。その音がした方向、それは図書室のカウンターのすぐ近くにある、図書室の出入り口。そして閉じられた扉のガラスの向こうに側、其処に立っていたのは――。


――顔面蒼白で固まった表情を浮かべる一人の女子生徒。俺の想い人であった、山田薫さんその人だった。


……何故帰った筈の山田さんがドアの向こうにいるのかは分からない。何故戻ってきたのかも不明だ。だが一つだけ分かっているのは、彼女は何を見てしまったのかという事。


そう彼女は見てしまったんだ。俺が誰もいない図書室で、美少女フィギュアを握りしめて一人それを凝視しながら何か話しかけていると言う。傍から見たら痛々しいことこの上にない光景を。





……俺の恋は色んな意味で終わったと、今にも遠のきそうな意識の中でそう思った。


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