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ずっと昔の失敗

 西暦777年、とある科学者は新たなエネルギー源を発見した。そして、国のお偉いさんに提案した。「これの実用化を進めて、世界を支配を支配しないか。」と。

 お偉いさんは提案に乗り大規模なプロジェクトが行われた結果、世界は二度とお天道様を見れなくなった。


 西暦1077年、これが今の世界の常識だ。学校に行けなかったやつらだって知っている。それほどまでに人類史で最も大きな失敗であり、紛争、戦争で絶えないで生活を作り出した原因だからだ。


 3年前の大国同士の戦争が終わって以来、私ー暁ヒカゲーは平和な田舎でのんびりとした生活を送っていた。前線で大けがを負ったことにして地方勤務に移してもらったからだ。

 今日も駐屯所で訓練を終えたら交代で地域の見回り(実質休憩)をすればいいだけなので、ドーナツ片手に雲を眺めていたときでした。部下の一人が来て、ヒューズ大佐がいらっしゃったらしく、私を呼んでいるとのことを聞き、駐屯所へ向かった。

 「お久しぶりです、ヒューズ少佐。いや、今は大佐でしたね。」

 「どちらでも構わないよ。先の戦争で死んだ前任の席に着いただけだ。」

 「わかりました。ところで、本日はどういった用でしょうか。」

 そう尋ねると、大佐封筒を懐から出し、渡してきた。

 読むとそこには、私の怪我の偽造をした医者が捕まり、ウソがばれ、今起こっている紛争に友軍として参加するようにといった旨でお堅い言葉がつらつらと書かれていた。

 顔をひつらせた私に、大佐は言う。

 「気持ちはわからなくはないが、人手不足なのでな。もう少し俺の位が上がったらまたここに戻してやるから、戦ってくれ。」

 こうして、戦地に戻ることになった。

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