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第6話

さぁ、転生だ。


先ずは異世界設定の確認をしよう。



「転生先の世界ですが、剣と魔法のファンタジー世界ですか? 科学と空想溢れるSF世界ですか? それとも、地球上の現代社会ですか?」


「剣と魔法の世界です。生前時の世界と初設定がかけ離れている方が新しい人生もより楽しめるだろうと上位存在はお考えです」



はい、ファンタジー世界キター!! これはあれですね、前世知識を駆使してマヨネーズを布教したり、水洗トイレを設置したり、日式カレーを世に広めたり、食糧として価値の低いコメを大人気にしたりするテンプレ展開の臭いがプンプン丸っす。



「で、スキルとかレベルとか、アビリティとか、HPとかMPとか、ギフトとかチートスキルの空間収納とか、勇者とか魔王とか亜人がいるとか、ステータスオープンで画面が出て来て、冒険者ギルドのクラスがF級からS級まで⋯⋯とか系ですか? それとも、攻撃魔法はあるけど回復魔法は期待出来ない蘇生魔法は当然ないという、魔法のある中世ヨーロッパ似な系だとか⋯⋯?」


ファンタジーの字面に騙されるな俺。詰むから。


「前者の異世界ファンタジー設置バリバリの方です」



ヨッシャー!!勝った!! ラノベ知識と中二病的妄想思想を総動員出来るとは僥倖だ。待ってろエルフ、猫耳少女!!



「転生にあたり、キャラメイクはデフォルトとフルスクラッチ、どちらににいたしますか? デフォルトの場合ランダムセレクトもご利用出来ます」



マジでRPGだな。そこは勿論フルスクラッチだろ。デフォルトはまだしも、ランダム、お前はダメだ。リセット出来るゲームじゃないんだから、スキル、能力値、職業等がランダムセレクトされたキャラ縛りのドMプレイをする趣味なんてのは俺にはない。

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