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第20話

今回もジョー=エーツ視点の話です

ミーシャの件について集落のメンバーと会議をしたかった。…が、どうやって集落からミーシャの居ない時間を作ったものか。時折、食材探しに近場の林や開けた茂みに向かう様だが、会議中に戻られても困る。



住人達に声掛けをしていたらパイク=ラックがミーシャを連れ出す係に立候補してくれた。パイク=ラックはミーシャに魚醤を渡したドワーフだ。



「儂が、魚醤の材料になった川魚を取りにいかないか? と誘おうと思う」



いい感じの誘い文句だ。あれだけ魚醤に食いついていたんだからコロッと付いて行くだろう。



「悪いなパイク=ラック。会議の内容は後で伝える。後はミーシャの観察を頼む。あれは我々の知らない不思議な知識を持っている可能性がある」




   ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―





そう段取りをしてから三日後、パイク=ラックにミーシャを連れ出してもらった。川まで登って行って漁をして戻って来る、夕方くらいまでは連れ出していられるだろう。



あれをどう扱うべきか。




結論から言うと、現状保留で…にしかならなかった。保護対象に指定するには情報が足りな過ぎる。ただ、もう少し『ネオ=ラグーン領』内、中心近くに移動はさせる事だけは全員の意見が一致した。



領内の候補地が何ヶ所か挙がる。



「職人の多さで言えば『スワロー』か?知識を活用させるならあそこではないか?」



「『ロングヒル』はどうだ?あそこは冒険者稼業が少ないぞ。ミーシャは積極的に冒険者になろうとしていない様に見えるのだが」



「いきなり『領都』は厳しいな。それなりに異種族が入り込んでいるし」



「いっそ、『エイドパス鉱山』で匿うというのも……」




勢いで鉱山を挙げたらその場全員に「お前は鬼か!!」と詰られた。どうやら【困った時には『エイドパス鉱山』送り】はエーツ氏族だけのネタだったらしい。

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