3話
人間の町には村人や商人などがいるが、一番多いのが冒険者だ。
「俺魔族ってばれたら冒険者に討伐されそうだな」
そう思いながら薬草が売っている店に行くが、俺はこの世界のお金を持ってないことに気づいた。
「仕方ない、現世の記憶だと冒険者ギルドにうれたはずだから、行ってみよう。」
冒険者ギルドには図体のデカい冒険者たちがちらほらいて、これこそ冒険者ギルドって感じだ。そして俺は受付のひとに
「すみません。スライムの核ってどのぐらいで売れますか?」
「スライムはE級モンスターなので50ゴールドですね」
「じゃあ換金をお願いします」
「かしこまりました。換金する前に冒険者カードのお出しをお願いします。」
「冒険者カード?」
「もしかしてあなた、まだ冒険者じゃないのですか?」
「多分そうです」
「それを早くいってくださいよ。カードがなくては冒険者ではないのですのでね。今から冒険者カードを発行しますので少しお待ちください。」
「わかりました。」
俺は冒険者になれるのかとむねを躍らせた。
『30分後』
「冒険者カードを発行しましたので受け取ってください。」
「はい」
「これであなたも冒険者です。それとさっきもらったスライムの核を換金したのでどうぞ。」
俺は50ゴールドを受けっとったので、ポケットにいれといた。
「それでは、冒険者についてご説明します。」
「冒険者にはランク制度があり、下からE、D、C、B、A、S、SSという風に上がってきます。」
「この世でSSランクは10人ぐらいしかいないんですよ。」
「まあ、それはおいといて、あなたはE級からスタートです。」
「ランクを上げるには自分よりも上のランクの素材を何個か持ってくる必要があります。」
「なるほど。わかりました。」
「それでは、ご武運を。」
俺は冒険者ギルドを出て薬草が売ってる店に行った。
店の中には店主のおばちゃんがいた
「おばちゃん、50ゴールドでどのぐらい薬草かえる?」
「50ゴールドなら薬草1個しか買えないけどいいわね?」
「わかった。」
俺は50ゴールドを出して薬草1個を買った。
俺は薬草を握りしめて人間の町を出た。。
町を出ると俺は握りしめていた薬草を1つもち、口に運んだ
「それじゃ、いただきまーす」
俺は薬草を口に運んだ、が
「まっずっぅ!?」
そりゃそうだ。調理もしていないし、ましてや生で食べているのだから。俺は吐きそうになりながらも口に詰め込んだ。するとスライムから酸を食らっていた傷口がたちまちふさがっていった。
「凄い!味はまずいけど調理したら食えると思うし、それに傷口がふさがった!」
「これでレベルを上げに行ける!」
俺は体力が回復したので、森に行ってモンスターを狩ることことにした。森にはスライムや角ウサギがいて、どれも俺にとっては強かった。今俺は角ウサギと戦っている。
「しぶといが、これで終わりだ!『スキル』暗黒玉」
スキルが当たり光の粒子となって消えた。
「よし。勝った。」
「レベルは上がったかな?」
『ステータス』
〜ステータス〜
Lv:3
HP:30/40 MP:3/7
筋力:60 敏捷:12 体力:80
器用:10 知力:10 抵抗:8
【スキル】
暗黒玉MP1
身体変化MP2
☆暗黒世界MP10
「レベルが上がってスキルが増えてるけど..☆ってなんだ?」
☆暗黒世界 Lv1
エクストラスキル 自分がいるところから半径10メートルに暗黒世界を広げる。
暗黒世界に入ったものは・負傷・出血・鈍化・魔力減少・体力減少の状態異常を与える
「つよくね?あ、でもMPが10必要だからまだできないなー。」
「今後の目標はこの魔法を使えるようになることかな。」
「でもまずは睡眠とかをしなきゃいけないから一度森からもどるか。」
そして俺は歩き出した。