登場人物まとめ
裏設定やその後などを簡単に
主人公周辺
◯シャルティエラ・ラサーニュ
彼女がよく扉の鍵や窓のカーテンを開けっ放しなのは、幼い頃の『本当の自分を誰かに見つけて欲しい』という無意識の願望から来る行動だった。成長するにつれ癖になり、ただ閉め忘れるだけになってしまったが。
よく旦那に魔法で猫耳と尻尾を生やして遊んでいるが、調子に乗るとベッドに連行なので程々にしている。数十年後はエリゼとタッグを組んで、皇国中に名を轟かせているぞ。
◯シャルロット・ラウルスペード
結婚して母となり、落ち着く…訳がない。今日も今日とてバズーカ携え、社交界という戦場を駆け抜けているぞ。出産時もバズーカを握り締めていたという噂があるが、真相は闇の中。
◯パスカル・ラサーニュ
結婚後は家庭教師の職に就き、ルキウスとルクトルに子供が生まれてからは皇室専属となった。『変態紳士』からクソダサTシャツにハマり、妻に色々作って貰ってる。刺繍は面倒なので魔術でプリントしたものだが、最近のお気に入りは『焼肉定食』。
◯ジスラン・ラウルスペード
皇国最強と言われていたニコラス・クザンと戦い勝利し、名実ともに皇国最強と謳われるようになった。妻とその姉には頭が上がらないが、本人はとても幸せそうなのである。その所為でドMだという噂が広まってしまったが。
◯エリゼ・ラブレー
しょっ中パスカルの恋愛相談に乗ったり、惚気を聞かされて来たけれど。まさか数年後、自分が相談する側になるとは思ってもいなかっただろうよ。
実はシャルティエラと一番相性がいいのは彼。友としても、男女としても。それでもこの2人が結ばれる未来は決して存在しない。相棒という距離感が一番しっくりくる。
◯ルシアン・クーブラット
自分の感情を隠すのがとても上手い。昔暴れてたのも半分は演技。気になる女の子に対して…「全然意識してませんよ?下心皆無ですよ?」という態度を取ってしまうので、「何よ、こっちだけ意識してバカみたいじゃん」という風に思われてしまう哀れな男。
◯ルネ・ヴィヴィエ
婚約者が中々自分に慣れてくれなくて困ってる。が…本領発揮したオスワルドの溺愛は凄まじく、これなら不慣れなほうが良かった…!と若干後悔している。でも超幸せ!!
◯ランドール・ナハト
確かに前世ではシャルティエラの弟だったけども。シャルティエラを愛する心はそこから来ているとしても。彼らは優也でも優花でも無い。だからこそ彼らは前世の話をする事は決して無い。
ただ…結婚式の日から、凪の背後に効果音が見えるようになった。それをシャルティエラに相談すると、同志よ!!と感激された。彼らにしか分からない世界が確かにあるのです。
ラウルスペード公爵家及び主人公関係者
◯オーバン・ラウルスペード
最近出来た息子が可愛くて仕方ない、もちろん娘達も愛しているが。「ぱぱ」と呼ばれた時はガチ泣きした。
ちなみにこの人は、連載当初から設定が大きく変わっています。全然皇弟なんかじゃなかったし、なんならルネと結婚させようと思ってた。お前何勝手に出世してんねん、と言いたい。
◯バジル・リオ
大人になっても、可愛い子を見るとつい見惚れてしまう癖は治らなかった。それでも決して浮気はしないし、モニク一筋です!!結婚した後は、授かった息子も影響を受けて美人のお姉さん大好きになってしまった。その姿はまるでカスカベの某親子。
◯ジャン=バティスト・ファロ
もう40だし…愉快なお兄さんは卒業だなと考えている。今後はナイスミドルを経てロマンスグレー路線で行こうと企んでいる。昔からずっと好きな人がいた為、恋人が出来ても結婚まで至る事は無かった。
◯アイシャ・リオ
愛しの娘達が皆幸せをゲットして、もう思い残す事はない…がセドリックが姉2人を超えるわんぱく坊主になり、ハリエットと共に子育てに奔走している。
昔シャルティエラと別れた時は、もう会えないと思っていた。なのでオーバンとバティストには深く感謝している。
◯フェイテ・ナイル
恋愛マスターの異名を持つ青年(不本意)。身分男女問わず相談に来る、そんな彼はクフル時代婚約者が3人いた。そのうちの1人は彼を本気で愛していて、彼がグランツにいる事を知り家も財産を捨てて会いに来た。その2人が結ばれる日も近い、かな?
◯モニク・リオ
お嬢様達の旦那は妻しか見ていないと言うのに、バジルは気が多くてヤキモキしている。でもやっぱり大好き!彼女にはみ◯えのように逞しくなってもらいたい。業者や町の男から結構モテているのだが…闇でバジルが始末、もとい牽制をしているので気付いていない。
◯テオファ・クランギル
予定通り3年勤めて、兄と同じ苗字を名乗るようになった。現在はオーバンの配慮もあり、屋敷に住まわせてもらいながらデザイナーの修行中。恋愛は…暫くいいかな〜と思っている。
◯ネイ・ナイル
実はタオフィに淡い恋心を抱いている。タオフィも気付いているが…まあすぐ飽きるでしょ〜と知らないフリ。確かに年上のお兄さんに憧れているだけかもしれないが…さて、今後どうなるやら。
◯マイニオ・カリエ
元凄腕暗殺者にして、バジルに格闘の基礎を叩き込んだ師匠。同時に暗殺術も教えてあり、「いざと言う時は躊躇するな」と念を押してある。
シャルティエラの子供をこの腕に抱くという願いも叶い、数年後。静かに息を引き取った。
◯セドリック・ラウルスペード
成長した彼は自分の出自を知っている。自分の母親がどんな人間だったかも…でも関係無い。自分には愛情深い父が、姉2人が、屋敷の皆がいる。その為真っ直ぐに育つ事が出来た。
余談だがアカデミー入学後、アロイス、クレイグ、レオノールと4人で大暴れするぞ。
◯ジェルマン・ブラジリエ
薪名と結婚後、独身者の多い近衛騎士団で揶揄われながら奮闘している。ちなみに昔拾った子犬は兄、ギュスターヴが引き取った。
◯タオフィ・クランギル
最後まで割と謎の多い人物だった。ラサーニュ家では執事として本邸の使用人を統括している。首都の邸宅の使用人はフェイテが纏めている。
◯ルキウス・グランツ
可愛いお嫁さんもいてくれて幸せいっぱい。30歳で皇位を継承し、賢帝として名を馳せた。
◯ルクトル・グランツ
兄の結婚翌年に自身も結婚。皇弟として外務大臣として、忙しい日々を送る。
◯ローラン・グランツ
最初は威厳たっぷりの皇帝にしたかった。それがいつの間にか弟にはツッコミをくれて、時にはボケる愉快なおじさんになってしまった。
◯フルーラ・アッシュ
クレールとメロディという友達の影響で耳年増になってしまった。主にメロディの所為。お年頃になると、エリゼが自分に構ってくれなくなって悲しんでいる。
「わたくしに魅力が無いせいだわ…!」
「最近フルーラが可愛すぎてツライ…」
◯ペトロニーユ・ベティ・セフテンス
自分だけ幸せになるなど許されない。罪を背負い、償って生きていくべきだ…と思い込んでいる。
それでも。いつも優しくて、お茶目で、美しくて、自分を「ベティ」と呼んでくれるあの人に。こっそりと…想いを寄せる事だけは許してください。結ばれたいなんて、大それた事は願わないから。
◯ヴィルヘルミーナ・アヌ・セフテンス
その最期は穏やかなものだった。沢山の人間を不幸にしたけれど。それでも自分の何が悪いのか、本気で分からなかった。
箏の人々
箏の王族は皆、日本の神々から名前を貰ってます。
凪→イザナギ
少那→スクナビコナ
木華→コノハナノサクヤヒメ
命→スサノオノミコト…だけど日本の神って、ミコトが最後に付くの多いよね。
◯グラス・オリエント(命)
10年程諸国漫遊の旅に出ていたが、最後にグランツに寄って箏に帰る。その頃にはシャルティエラに対する恋心は完全に消えており、パスカルとも友人のように接する事が出来た。
自身の結婚については考えておらず、気ままに生涯独身かな〜と思っている。
だが…初めて顔を合わせたシャルティエラの娘、コーデリア。彼女に一目惚れされ…猛アタックを受けるという並行世界におけるどこかの誰かみたいな展開に。コーデリアは母親譲りの行動力と、父親譲りの変態性を武器に…17歳になって即単身ヘルクリスに跨り箏に乗り込んだ。
「待て待て待て!!20歳以上離れているんだぞ!?」
「それがどうした!!!オラあ!!覚悟せいやあああ!!!抱けーーー!!」ビリビリ
「ぎゃーーー!!イヤァアアーーーっ!!!」
その後どうなったかって?んふふふふ。ちなみにラサーニュ夫妻は娘を超後押ししたぞ。精霊達も皆2人の子供には甘く、なんでも願いを聞いちゃう。
◯少那
旅の間主人公特性を遺憾なく発揮し、王女から奴隷の少女まで多くの女性に好意を寄せられた。だが本人はまるで気付いておらず、普通にお別れした。帰国後、幼馴染の女性と結婚する。
◯木華
ルキウスと結婚後、一男一女に恵まれる。シャルティエラ、シャルロット、ルネという皇国三大猛女を従え、皇后となった後も彼女らの勢いは止まるところを知らない。
◯凪
命が生きている事を知り、少那も明るくなって。ずっと兄として心を痛めていたが…彼もシャルティエラに救われたのだ。箏は彼女への恩を決して忘れない。娘が乗り込んで来た時も、嬉々として迎え入れた。
◯飛白
旅の途中出会った女性と恋に落ちる。3人から「ここで離脱しろ」「彼女と一緒になれ」と散々背中を押されたが…どうしても国を捨てて、命達の護衛を辞めたくなかった。
その為泣く泣く別れたのだが…帰国後彼女は先回りしてとっくに移住していた。お幸せに。
◯咫岐
元気いっぱいになった少那に、いつも振り回されている。嬉しいのだけれど…取った虫を手に追いかけて来るのだけはやめて欲しい!!
◯薪名
彼女が常に無表情なのは、幼少期のトラウマにより感情を失ってしまったから…とかいう事は全然無い。単にそういう顔なだけ。グランツでは旦那様に愛されて幸せいっぱい。
おまけ
◯シグニ
実は言葉ペラペラ。ただし能力ではなく、陰で発音練習を頑張っていたから。つまりニャ◯ス。




