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クトゥルフ神話TRPGって面白いですよね。
空鬼のやつが好きです。
感想でアイディアロールが抜けているとのご指摘がありました。ありがとうございます。直させて頂きました。今後ともよろしくお願いします。
2019年10月3日17時18分
あの宝玉による激痛からある程度の前世の記憶を手に入れた。まぁ、名前はわからなかったがある程度の生活の様子は思い出すことが出来た。
なろう厨……うっ、頭が……
まぁ、何やかんやあってダンジョンマスターなってしまった俺は一つの問題に直面した。
それは……
ダンジョンの作り方が分からない!
それらしいメッセージ、ダンジョンからの知識なんてない!さてどうする!俺!
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"ピコン"
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"迷宮管理人*****の就任を確認しました。"
"ERROR"
"言語化もしくは文字化出来ません"
"名前の再登録を求めます"
" |← "
"決定・移行"
◤◢◤◢注意◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢
今後名前の変更はできません。
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…………なんつーご都合主義。某小説投稿サイトの如く天の助け、もといメニューが現れた。
俺の名前はあの自称神に呼ばれたものになっていたようだ。
有難いことに再登録ができるようだ。
俺がメニューの矢印に触れると見慣れたコンソールが青白いパネルとして出てきた。
コレで入力しろということだろう。
どうせなら異世界風の名前がいい……
5~6分悩んだすえ
"ケルト・ランサー"
にした。某ケルトの大英雄はカンケイナイデスヨ……
ゴホン、"ケルト・ランサー"で入力後
決定をクリック。
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"以降変更はできませんがよろしいですか"
"Y/N"
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もちろんYを選択。
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"迷宮管理人ケルト・ランサーの就任を確認しました。"
"ダンジョンの精製を開始します。"
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アナウンスと共に俺の周りの地面激しく揺れ遺跡が崩れ始めた。
崩れ落ちた瓦礫は積み上がることは無く、崩れた先から光の粒になって消えていった。
俺はただただそれを唖然としてめていることしか出来なかった。
しかしまだ変化は止まっていなかった。
遺跡跡が真っ平らな地面になった後、
今度は地面が盛り上がり山をなし、新たに神殿風の建造物になった。中心にはあの宝玉が鎮座し周りの洞窟は外まで真っ直ぐな100メートルほどの一本道になっていた。
.....割と外まで近かったようだ。
今度は神殿の床に魔法陣が現れた。
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ダンジョンの生成を完了しました。
ナビゲーター"タイプCORE"の転移を開始。
完了
これにより、ダンジョンポイントの固定・アナウンスを終了します。
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アナウンスの終了と共に魔法陣が光だし、150センチくらいの黒髪の少女が現れた。
「おはよーごじゃいます。ますたー。
……か、噛んじゃった……いひゃい…(小声)
ハッ、!
私はナビゲーター"タイプCORE"です。
コアとお呼びください。
よろくしお願いします。ますたー。」
「……よろしく…
……とりあえず説明を頼む…」
俺はコアからダンジョンについての説明を受けることにした。
「ーーーーで、あるからして、ますたーは
ますたーなのです。」
ダンジョンとは魂を糧にして成長する俺の分身みたいなものでダンジョンが死ぬと俺も死ぬ、しかし俺がいなくなってもダンジョンは動き続けると……(詳しくは 設定 の・ダンジョン へ)
詰まるところ生きたければダンジョンを強化してコアを守り死なないようにしろってことだ……
しかし自称神の使徒よりは嫌悪感はしない。
「ますたー?分かりましたか?」
「あぁ、よく分かったよ…俺のやるべき事はここの強化と、魔物の召喚だろ?」
ダンジョンにはコアの守備として魔物の召喚が出来る。
これは俺のスキル"管理者権限"を使うことでできる。
(このスキルはダンジョンマスターになった時に得られるものらしい。)
しかし魔物の召喚にはDPを使う。
強い又は珍しい魔物は使うDPも多い、しかし弱い又はそれほど珍しくもない魔物だと使うDPも少ない。
ここら辺はDP(お財布)と相談だな。
「マスター、唸ってるところ悪いんですけどガチャガチャの存在忘れてません?」
……ガチャ、それは多くの男達が挑み敗れて行った地獄の釜。勝てばいいが、負ければ……
「まーすーたー?ガチャってそんな恐ろしいものでは無いですよ?ガチャとは1回1000DPから50000DPまで自由にかけられます。魔物とかアイテムとかがランダム出もらえます。当たり外れはありますけどねー。」
ここでコアさんの真面目な説明を頂きました。
……なんかふざけてた俺が恥ずかしいです。
「さておき、俺の体はどうなってるんだ?飯とかってどうなってんの?しばらく何も食べてないけど腹へんないのだが?」
そう、腹が減らないのだ。生物として最も必要な食欲がないのだ。けれこれ気絶を含むと結構な時間が経っているのにも関わらず。
「?それはそうですよ?ますたー。ますたーは人ではないので食事はいりません。食べられますけど食べる必要が無いですね。睡眠も同じです。」
にこやかにロリっ子が人外宣言を言い放つ。
「なん……だと……」
「そんなことより、ますたー。早くダンジョン強化してくださいよー。ガチャでもいいですよ。ガチャ!ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ……」
ブチッ!
「ガチャ、ガチャ。ウルセーんだよ!ロリっ子がァ!人外宣言しといて!
どんだけガチャ引かしてぇんだよ!
運営か?運営なのか?お前は!
そうだったな!ナビゲーターだったなお前!
完璧運営側じゃねーか!」
キレちまいました。
「うぇーん!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!まずだぁ、がぁ虐めるぅーーー。ヴァァァァン!!」
な き だ し た ! ! !
さすがに泣かす気はなかったのでテンパる俺。
先にふざけてたのは俺で、ダンジョンの強化をしてないのも俺。気まずくなってきたので……
「わ、悪かった。俺が悪かったって、ゴメンな
、俺がダンジョンの強化してないもんな。
ガチャ引こうか?1000DPのやつだけど……」
するとコアは泣くのをやめVの形させた手を出す。
「2回引きたいのか?分かった引こうか、
ガチャ」
俺が引くと了解すると……
「毎度あり!ますたぁ!」
ちくしょう!嵌められた!
ここで引き下がるとまた泣かれそうなので、大人しくガチャることにする。
「ガチャの仕方はメニューを開いてガチャを選択です!」
すっかり元気になったコアの指示に従いメニューからガチャを選択する。
メニューが切り替わりガチャの画面へと移動する。
ガチャの画面は某ストライクなモンスターのガチャだった。違うのはドラゴンの頭に卵が入ってないことと、引っ張るのがオー⚫ではなくDPと書かれた虹色の球体なところだ。
……黙ってコアを見つめるとコアは汗をかきながらあさっての方向に顔を向けた。
改めてガチャを引く!
「スト⚫イクショ⚫トォーーーー!!!」
ヒューーー。ガチャ、シュワンシュワン。ゴロ。
「まんまじゃねーか!」「アベシ!」
画面のガチャの卵から魔法陣が出てきた。それはダンジョンコアの真上にも同じものが浮かび……
魔物が召喚された。
その魔物は……
大きさは10メートル程で、
大理石のように白く、ある程度人型に近い。
背中には赤の点がある虫のような美しい2対の羽が生え、
体の関節部には紅い宝玉が埋め込まれていた。
下半身は法衣のような形状になっており所々金と紅に縁取られていた。足に当たる部分はなく浮いている。
頭部は縦に短く後頭部に当たるところが長い。
目は頭部を1周するかのように紅いラインが通っている。
なんというか神々しい。
……やべぇのきた…
「我は、彼方なるもの、ヨグ=ソトース、主なる者は何処」
クトゥルフ神話のだ。知ってる。
あっ、ダイス振らなきゃ……
1d10/100 ダイス21 SAN値52.2→31.2
SAN値減少1時間以内に5分の1かつ5以上の減少によりアイディアロール(成功で不定の狂気、一時的狂気)
アイディアロール→失敗
危ねぇ……(クトゥルフとかハスターも1d10/1d100でやべぇ)
オット、意識飛んでた……
「お、俺だ。ケルト・ランサー、俺がお前を呼んだものだ。」
「ま、ますたぁー」ガクブル (コア)
膝が折れそうになりながらも言い切る。
「銀の鍵を使いしもの、我が主、よろしく頼む。」
……危ねぇ、これ以外で出したら下等生物として消されてたかもしれん……
(原作では銀の鍵を使って契約した程度だと下等生物としか見られません)
てか、銀の鍵ってDPで代用できんのね……
ほんとDPってなんなの?魂から摂るらしいけど、違うよね?これ?
ほんと謎だわ……
「ますたー。もう、ガチャ今日やめよォ?」
コアが涙目で提案してきた。
「.....………………
忘れてくれるなよ、主……………………」
誰か……UNKNOWNSHOCK
を止めて……
助けて……
人名やモンスターを決めるのって悩みますね。
大御所さんがポンポン新しい登場人物出すの尊敬します。
誤字脱字等の指摘よろしくお願いします。