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魔力ゼロの真の勇者  作者: ねろ
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4話 伝説級現る

「おい、サリエル大丈夫か?」



俺は、立ったまま気絶しているサリエルを起こした。



「っ!すみません。まさか、聖剣と魔剣が2つとも擬人化するとは…それに神級精霊だったとは…」



だよな。俺もびっくりしたもん。

最強じゃん。



「あ、エリ、レイ、この人は、四大天使でもあるサリエルだ。これから一緒に過ごすから仲良くな。」



「四大天使のサリエルです。エリ様、レイ様。よろしくお願いします」



「私は、聖剣のエリだよ。よろしくね。気軽にエリでいいよ。」



「…魔剣…レイ…レイって呼んで…よろしく…」



ん?なんだ、じゃあ、



「サリエル、じゃあ俺も翼と呼んでくれ。」



「…分かりました。よろしくお願いします。翼、エリ、レイ。」



すると、タイミングを見計らってなのか、急に周りが騒がしくなった。



その途端、エリが何かを感じた。



「翼!翼!とんでもないのが近づいて来てるよ!」



エリが物凄く慌ててそう言った。



「みんな上に飛んで!!」



エリがそう叫ぶ。



言われた通りに4人は上へ飛んだ。



その刹那、前方から、巨大な炎の火球がとんできた。その火球は、翼達がいた場所を焼き尽くした。



「なんだなんだ!」



翼が叫ぶ



火球で森が一直線上に燃えた。火球が飛んできた方向を見てみる。

その先に何かがいた。



エリがその正体に気づいた。



「あれ…は、もしかして、伝説級のドラゴン、ニーズヘッグ!?なんでこんな所に?!」



ニーズヘッグ…は、巨大な蛇に足が生えていて、まあ、デカかった。



「「!」」



「…これはやばい…かも…」



レイがそう訴える。



「ええ、少なくとも私では倒せないでしょうね…」



サリエルが悔しそうな顔をして言った。



1人、状況を理解していない翼は、



「え?なに。あいつそんなに強いの?」



「強いなんてものじゃないよ!SS級を超える伝説級なんだから。」



なんでも、モンスターにもランクがあって、

上から、伝説級、SS級、S級、A級、B級、C級、D級となっているそうだ。

SS級でも、Sランク冒険者が10数人でやっと倒せるものらしい。


んで、前にいるニーズヘッグがそれを超える伝説級…やべーな。


「…でも…翼くんが…レイたちを使えば…勝てる…楽勝…」



レイが自信を持ってそう言った。



「あ、ああ!行くぞ!エリ、レイ!」



「もちろん!」



「…がんばる…」



2人はそう言って、剣の姿になった。



翼は、右手にエリ、左手にレイを持った二刀流だ。



「私は、後衛で援護します!」



サリエルは、魔法が使えない翼を魔法で援護するそうだ。



「ああ、頼む。」



でも、戦うってどうすればいいんだろ。



『翼!私の能力は、光の魔法で、攻防ともに優れてるバランス型なの。具体的には、光に関することなら、イメージで具現化出来るの。結界も作れるし、回復も出来る。』



エリがそう教えてくれた。



イメージが具現化って…強すぎかよ。



レイも教えてくれた。



『…翼…レイの能力…炎の超攻撃特化…レイの魔力が…炎に変換、集束、加速させる…炎の断層で…凄い斬撃放つ…』



…なんかどっかで聞いた事あるけど、まあいいか。てか、レイも強すぎ。



「とりあえず、やってみるか!」



翼達4人と、ニーズヘッグの戦いが始まった。



「……私要らないんじゃ……」



そう呟くサリエルであった。



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