24話 急展開
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翼→ツバサ
ご了承ください。
「あの!」
ツバサが他の戸惑っている冒険者達にも謝ろうとした時だった。
後ろからドアを開ける音がした。
ギルド職員室だ。
「どうした?なにかあったのか」
そこには、背が高く、声が低く、ガタイのいい男の人が立っていた。
「おい、あれって」
「やっぱオーラが違うよな」
周りの冒険者達はこの人を知っているようだ。
その人はそのまま歩いてくる。
「ねぇ、誰よあの人」
「さぁ、でも強そうですよ。」
「....それに、偉そう」
3人はコソコソ話しているつもりだろうが、
意外と聞こえるぞ?笑
すると、先程までツバサと話していた例の受付嬢が口を開いた。
「あ、ドルガさん!」
─その男の人はドルガさんと言うらしい。
....恐らく、ここにいる冒険者達の中では1番強いだろう。
俺の感がそう訴えている。
「ミラか」
「で、何があった」
─受付嬢の方はミラさんか、、
「はい!数十分前、ドリントの街付近の魔物の森から、とても大きな爆発音が聞こえて、冒険者達を含め、街の人達が混乱しているところです。」
「…それは知っている。」
「あ、はい!で、そこにいる冒険者のツバサさんがその爆発を起こした犯人だと言ってまして....」
─お、やっと俺に来たな。
「冒険者だと?」
ドルガは疑問に思ったのか、そう俺に言ってきた。
「はい、俺は冒険者のツバサと言います。ミラさんの言った通り、爆発は俺がやりました。」
しかし、ドルガさんは難しい顔をしていた。...どうやら信じてくれてないみたいだ。
そして、俺を真っ直ぐと見つめる。
そのまま少し沈黙が続き、ようやくドルガさんが口を開いた。
「…なるほどな、、」
「そうかそうか!ハッハッハ!」
「へ?」
「いやぁ悪い悪い。興奮が抑えられなくてな。そうか、ついに来たか、、」
予想していた反応とは違ったものが返ってきて驚いた。
「あの、どういうことですか…」
「まあまあ、そこにいる3人はお前の仲間だろう?ちょうどいい、中で話そうぜ」
「ミラ、お前も来い。」
「あ、はい。」
「え?ちょっとちょっとどういうことー!」
「どうやら私たちと話がしたいそうですね」
「…うん」
「ほら、行くぞ!」
ドルガさんはそういい、ギルド職員室のドアを開け、俺達に入るよう手招きした。
ミラさんと俺達はそれに従い、中に入っていく。
「なんだったんだ、、」
「あの人が自分から誘って部屋に招くなんて、、」
ギルドにいた冒険者達はさらに混乱していた。
部屋の中は、ソファーと机が複数個置いてあり、中々に広かった。
「こっちだ。」
ドルガは、そういい、部屋の端にもあったドアを開け、その中に入っていく。
そこには、《ギルドマスター室》と書いてあった。
─ギルドマスター室?.....って事はドルガさんがギルドマスターなのか!?
その中は、前の部屋のギルド職員室よりも豪華なソファーと大きな机、立派な本棚等々、色んなものが置いてあった。
─うわ、どれも高そうだなぁ
「まあ、そんな緊張するな」
「ほら、そのソファー座ってゆっくり、話そうぜ」
「はい!あの、さっきも名乗りましたが、冒険者のツバサといいます。」
「こっちは冒険者仲間のエリとレイ、サリエ…サエルです。」
「エリよ。」
「…レイ」
「サエルです」
「ツバサにエリにレイ、そしてサエルか。よろしくな。」
「そういや俺も自己紹介してなかったな、俺はドルガだ。ここドリント支部のギルドマスターもやっている。」
「こっちの受付嬢は、ここのサブギルドマスターでもあるミラだ。」
「ミラです、よろしくお願いします。」
「やはり、ギルドマスターでしたか....それに、ミラさんがサブギルドマスターだったとは」
だからあの時カッスーたちのギルドカードを剥奪出来たのか...そうだよな、普通の受付嬢にそんなこと出来ないよな、
「ハッハッハ!ミラは傍から見ればただの受付嬢だからな」
そんなドルガさんの言葉を聞いてミラさんが対抗する。
「ドルガさんが、受付嬢が足りないからって私に頼んできたからですよ!」
「悪い悪い、いつも頑張ってくれてるから助かる。」
「そうですか、ありがとうございます...」
そのドルガさんの言葉に、ミラさんが照れてるのか押し黙る。
「…で、話とはなんですか?」
俺がそう聞いたとたん、少し空気が変わったように感じた。
「ああ、そうだったな、」
次の瞬間、ドルガの口からは、思いもよらない答えが返ってきた。
「単刀直入に聞くぞ。…お前、ツバサは異世界から来た神々の使徒だな?」




