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魔力ゼロの真の勇者  作者: ねろ
18/29

15話 宿屋にて2


翼達は自分達が泊まる部屋まで歩いていた。



「まじでこの組み合わせで良かったのか?」



「組み合わせも何も、どっちにしろ翼は私たちの誰かと寝なきゃいけなかったんだから」



「そ、そうですね。翼、レイと寝てください。」



「…分かったよ。」



「…翼と2人きり…えへへ」



レイがおかしくなってる…



てかそれは置いといて、



大丈夫か俺?前世だって、彼女すらいた事ないのに……てか、誰かを好きになった事もない。てか好きってどういう感情なんだろうか、



まあいいか…それより今は…



!!



…待てよ…落ち着け、今までの旅でもみんなで同じところで寝てきたじゃないか!



だったら今回もきっと大丈夫なはず…!



「あ、着いたみたい。」



そんな事を考えている内に部屋の前まで着いたみたいだ。



ちなみに、部屋は隣同士だ。



…そういえば、ここ最近エリとレイ、俺の心読まなくなったな…いや、読めなくなったのか?…



まあいいや。



「じゃ、また後でね。」



「ゆっくり休んでください。」



そう言うと、エリとサリエルは先に隣の部屋に入っていった。



「よ、よし、俺達も入るか。」



「…うん」



「ん?少し狭くないか?ほんとに2人部屋か?」



部屋に入ると2人部屋の割には少し狭く感じた。



と同時にある重要でやばい事に気がついた。



「…ベッド1つ…」



レイも気づいたようだ。



そう、ベッドが1つしかなかったのだ…。しかもシングルベッド(多分。)



「「………。」」



「これ1人部屋だろ……」



まじかよ、ベッド1つって…どうやって寝ればいいんだ…



「…翼、一緒寝る?…」



「え、まじか?そ、その、大丈夫なのか?一緒でも……俺は床でも全然いいぞ。」



「…一緒がいい…」



「そ、そうか、それならしょうがないな…まあ、とりあえず少し休憩したら食堂で夕食を取るらしい。それまでゆっくりしてようか。」



「…うん」



しょうがないなってなんだよ…!



普通は無理にでも一緒に寝ないべきじゃないのか?



でも、あんな事言われちゃなぁ…



翼はそんな事を思いつつ、その後はレイと色々話した。



色んなことを話した。 てか話された。



まず、

大昔、エリとレイは二刀流を得意とする人に、一緒に使われてたという。それから2人は仲が凄く深まったとか。



その他にもレイから聞いた話、主にエリについてだが、とても楽しそうに話してくれた。



「レイはエリの事が大好きなんだね」



「…うん…けど翼も同じくらい好きだよ…ついでにサリエルも…」



「え、あ、そ、そうか、ありがとな。」



翼はそう言い、頭をポンポンした。



「…えへへ」



その時、



「おーい、翼、レイー?そろそろ夜ご飯だから出てきてー」



エリから呼ばれた。夕食らしい。



もう少しレイと話してもいいと思ったが、、また後で話せるだろ。



「あ、ああ、今行くよ」



4人は夕食に向かった。





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