私の今世(オープニング2)
いそいで書き上げたので誤字多いかもです。。。
もしあったらすみません。
※今回説明系が多いです。
[0歳]
ピチュンピチュn「おぎゃーあぁ!!!」ピ!?
バサバサァ!…
ごめんね、鳥たちよ…
鳥たちによるBGMを遮ったのは私の声…否、私の泣き声だ。
そして、皆さんお察しの通り私は生まれたての赤ん坊になっていた。うん、テンプレといえばテンプレだね。
それにしてもこれは多分俗にいう『転生』というものなんだろうな…
知り合いや家族、そして隼人はどうなったんだろう?
……私の分までとはいわないけど生きていてくれるといいな。
それも押しつけなのかな…?
「あうぅ…」
私、これからどーなるんだろう…?
***
[2歳]
あれから2年たった。
幸いこの身体は前世の身体と違って健康体らしく私はすくすく成長している。この前は今世での父親と母親に『パパ』『ママ』と言ってみた。…といっても、口が動きづらくて『ぱぁぱ』『まぁま』となってしまったけど。それでもとても嬉しがっていた。…それを見てちょっと恥ずかしくなったのは内緒ってことで。
あ、今更感はあるけど自己紹介。
今世での私の名前は『ユウキ・ルステット』。
日本語では『勇気』なのでちょっとかっこよくて気に入ってる。
母親は『エリサ・ルステット』。
少しおっとりぎみな雰囲気の美女。翡翠色の髪を後ろで三つ編みにしていて歩くと少しゆれる、そんな姿が私は好きだ。
父親の名前は『ジャン・ルステット』。
男らしいというよりは女々しいという言葉があっている、そんな父親だ。
その性格なので、この家は父親よりも母親の方が権力が強い。
今も父親のジャンが母親のエリサに怒られている。父親の趣味に関することかな?と予想してみる。
あ、当たったみたい。すごい怒られてる…。
…南無。
我が家はこんな風に、パパはママに完全に尻に敷かれている。
家族…かぁ。みんなあの後どうなったんだろう?
ちょっとしんみりした気分になってしまった。
気分を変えるため、窓の外を見てみる。青々とした木や草が目に入り、農作業をしている人達も目に入った。
私たちの住む場所はこの国では田舎の方なんだ。でも近くに街がないわけじゃない。馬車で1時間くらいかな…?って感じ。
この土地には私と同じくらいの子が何人かいるみたいなんだけど、仲良くなれるといいな…。
今世こそは友達いっぱい作りたいな…
***
[7歳]
あれから5年たって私は7歳。前世だったらさぁ!義務教育の始まりだ!となっていただろうけどこの世界では違う。
確かにこっちでも学ぶところが無いわけではない。けどそれは自由参加だ。『学校』に通うのはもっと裕福な貴族とかで私たち農民は別にそこまで必要な訳でもないから自由参加となっている。
でも多分私が行っても意味は無い。この世界は前の世界よりも勉学があまり発達してないみたいだから。
それよりも、農作業が地味に辛い。農民まじ尊敬。感謝。
…といっても私はその手伝いっていうもっと楽な仕事だけど…。
ほんと足も腕も疲れる。もちろん、夜はぐっすりだ。というか、どこでもすぐ寝れるかもしれない位。
そんな調子だからか、最近行動とか話し方、話すことにぼろが出てきた気がする。いや、絶対そうだ。最近「ユウキはとっても頭が良いわねぇ。王都で文官にもなれそうだわ。」とか「ユウキは本当に頭がいいね。とても凄いことだよ。」とか両親から言われる。親バカだからまだこのぐらいだけどさすがにもうそろそろまずい気がする。
友達の方は、、、
なんと2人も仲良くなった。
シルフィ・リリアーちゃんとレイチェル・フォイちゃんだ。
シルフィちゃんは優しくてしっかりした性格。
レイチェルちゃんがクールで冷静な性格。
2人とも美人だし可愛い。性格もいい子たちだし仲良くなれて良かった…。
今後は前世持ちなことが絶対にバレないよう更に気をつけていきたいと思います!
今回説明などが多かったですが後から追加されるかもです。
ユウキだけ外国の名前らしさがないのはちゃんと理由があります。それは後日ということで。