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第二十話・個人情報が洩れました。


 職務で知りえた個人情報を漏らしてはいけません。

 ここから先は個人情報になります、という項目はあいまいですが、不要な情報は言わないに限ります。それでも漏れて後日仰天することがあります。今回はその話。


 以前私は子供のために、幼児通信教育をしていました。そこから我が家の個人情報が漏れたのです。テレビのニュースで知りました。大手の会社で、そこの社員が名簿業者に顧客や資料請求した私を含めた個人情報を売ったのです。この事件は結構大きな扱いだったと思います。

 はっきりいって他人事でしたが、例の件の逮捕者を出した会社から一通の封筒が届きました。開封すると図書カードが五百円分入っている。我が子の個人情報が他社に流れたおわびだとある。漏れた項目が箇条書きに明記されていた。我が家の住所、世帯主の名前と年齢、電話番号、それから我が子の生年月日、性別。

 被害は受けてないのに丁寧だなとしか思わなかったが、後年その情報を購入したとみられる受験塾、予備校、家庭教師派遣会社からダイレクトメールや勧誘電話がかかってくるようになった。つまりあの図書カードはこれから被害がでてくるだろうからごめんよろしくねという意味合いだったのです。犯人から名簿を購入した教育関連会社は、我が子が受験適齢期に差し掛かった時期を見計らって勧誘資料や電話をかけてくるようになったわけです。

 まったく興味もない受験塾などの勧誘はうざいだけで、しかも我が子の名前も居住区で一番良いとされる学校名をあげて、そのために塾に行きましょうという。時には子供の父親の名前まで知っているのは薄気味が悪いだけ。しかし個人情報を知られている相手なので無下に冷たい態度はとれず「忙しいのですみませんね」 と謝り倒して電話を切るぐらいしかできませんでした。

 それぐらいですんでよかったのは不幸中の幸いだなと思うことにしている。


 個人情報はどこから漏れているかは不明だが、先物取引の金を買え、収益用分譲マンションなどの不動産を買え、は、普通に電話がかかってくる。

「オカネナイからごめん」 で断っているがこういった勧誘の電話に、懲りない人がいる。やたらとなれなれしい態度、必要以上に恭しい態度、これはお得ですからねとなぜか上から目線な態度の人がいます。

 相手は私の家や電話番号を把握している。それが怖くて絶対に邪険にはできないことがイラクサです。なぜか電話を切らせてもらえないのが特に。電話代もかかるだろうに、気のない返事で察してほしいのに、なぜか勧誘の電話を切らせてもらえないのも結構なイラクサですね。

 そのうちの一つが聞いたこともない家庭教師を派遣する塾で「どうして断れるのですか、お子さんの成績が心配じゃないのですか、お子さんがかわいそうですよ」 と言った。先物取引は「お金がありません」 で退散してくれるが、「そこを、ですね、ちょっとだけ借りてみて試されたら?」 といった人がいます。

 仕事熱心すぎる、というか気の弱いカモになる人を発掘しているのだろうとみている。



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