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第十四話・誤解だろうに話に応じない人について

 副題名は「思いがけぬ解釈をされて不快な気分かつ不運な境遇になることについて」 ですが、これも長すぎます。この中には「いじめ」「差別」「妬み」 も広義な範疇に入ると思っています。

 誰しも思ってもいない解釈をされて、誤解だと思ったことがそのままになっていたり、という経験があるのではないか……私だけかな……いや、悩み相談などを見ていたら結構ありますよね……極端な人格否定までいくと人権問題になるかと思います。

 しかしその原因を作るな、特に人に恨まれるようなことはするなとは言われるものの、誰しも意図的に人に嫌われようとはしません。身近な人には好かれようとするのは、人間の特性でしょう。

 だけど結果的に仕方なく恨まれることもあります。会社の経営を助けるために涙を呑んで社員をリストラしたら恨まれた。結婚したのに嫁に息子を取られたと姑から恨まれた。車の事故で相手が悪いのに賠償金がこじれて恨まれた。こういうのも仕方なく恨まれることになるとになる……つまり予期せぬことで恨まれるということを今回の話題にしてみます。


 卑近な私の例をば。

 仕事上で対立して私の主張がとおったのはよいが、そのことで恨みを持たれました。それ以後、業務でさりげなく意地悪をされたことがあります。普段から勝気な人だったので、何というか私に負けたと思ったのだろうと推測できる。閉口したがさりげなく、というのがまた腹が立つ。

 具体的には私が調整したモノには必ずその人がその人自身でやり直したりする……それも黙ってやる。どこがダメなどは言わない。私が不審に思って聞いても「別に」しか言わない。何が悪かったのか教えない。

 その人にとっては、私の何かが気に入らぬのです。当時、双方とも、もう四十代なのに。それにもかかわらず私にとっては、ストレスになりました。その人は非常勤で私より年下の人で、よくある県名そのままの苗字の人だったので、未だにその県名を目にするたびに、反射的に思い出す……私もたいがい忘れたいのだが、理由がわからないまま不完全燃焼しました。 話には応じない。表だって仕掛けてこない以上、こっちも騒ぐことはできない。こういうのも大人の対応でやり過ごすしかない。私が数年後私が異動という形でうやむやになったが逆に心にしこりが残り、私は善人ではないので時々思い返しては怒ったりしています。縁がなかった表れですが、私は現在もこの人に対して恨みの念を持っています。

 耐えてきたけどあの時殴ればよかったとかね。人との対立は風化も劣化もしない。時としては鮮明に記憶によみがえる。まるで映画のクライマックスシーンのよう。これは精神上よくないです。私が逆に恨みを持つパターンになったのですから。


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 その特定の人を嫌っているという状態が「快感である」 人も存在します。話し合えばお互い大人同士なので解決はたやすいはず。だが「怒っている状態を維持したい」 人もいるのです。その心理には根本的に問題がある。だが病気でもなんでもないので解決はできない。

 こんなのにかかわっていたら神経が持ちません。ストレス解消のはけ口にされても困ります。「いじめ」 と同じですが国家資格を持ちながらそんなことを平気でする人がいるので、その人に対しては「いつでも不幸感で苦しんでいるように」 と願っています。

 善人はこんな人にも「神様のおめぐみを、幸福を」 と願ってあげます。その人が幸福感で満たされたらそれはもう必要なくなるから。そういう意味では私は善人ではない。でも、誰にも裁くことはできないと思います。






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