表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

58/167

初めての授業

 北先生の授業が始まり終わったわけだが。(途中で制服を貰ってしっかり服を着ています。ローブに裸という変態ではないので安心してください)

 まあ、あれだ、普通に分かりやすかった。内容はダンジョン連合の成り立ちについての授業だったのだが。

 俺は趣味でそう言うのには元々知識があったため、普通は知っていることを授業でやられても退屈なだけなのに、それがなかった、普通に聞き入ってしまった。

 ダンジョン連合の成り立ちについて、あそこまで分かりやすく面白く、それでいて重要な部分をしっかり押さえれるなんて、最早天才だろってぐらい素晴らしい授業だった。


 授業が終わった時クラスメート全員が拍手したもん。

 触手プレイで目が死んでた勇気も目を輝かせて、師匠流石ですといって拍手してたもん。

 本当に凄いは北先生、正直舐めてたわ。普通に凄いは教師の言葉じゃないとか酷いことを考えてすみませんって思いだわ。本当にすいません。


「あ、お前ら、俺の授業が恐ろしく素晴らしいことに驚いているだろ。まあ、そりゃそうだと思うは、ぶっちゃけその理由はダンジョンで手に入れた光り輝くスキルの書から出てきた【極教育】のおかげなんだがな。まあ、でもこのスキル戦闘の役には立たないし、このスキルのせいで教師やらされているし、俺にとってはクソみたいなスキルなのだがな、ハア、まあ、いいや、じゃあ次の授業は実技だ、お前ら各々自分のフル装備に着替えてダンジョン前に10分後集合だ、遅刻した奴は減点だからな、早く来いよ」


 極教育ってそんなスキルあるんだ、普通に驚きだわ。


 ――――――――――

 てなわけでサクサクっといつものフル装備に着替えてダンジョンの所に向かった。

 驚いたことに俺が付いた丁度ぐらいに続々と皆が来て、大多1分ぐらいで全員揃った。


「それじゃあ、全員集まった所だし、今からダンジョンに潜るわけだが、安全面を考えて3つの班に分けたいと思う」


 なるほどね、確かにダンジョンは危険な所だし普通は一人で潜るもんじゃなくて誰かと一緒に潜るのが普通だし、まあ、俺はちょっと例外だけど、それにクラスは全部で9人だし3つの班で丁度綺麗に割り切れるし。納得だな。


「因みに班分けは俺が事前に決めておいたから、この紙に書いてある通りに分かれてくれ」


 北先生がそう言って俺達に配った紙にはこう書いてあった。


 1班

 リーダー

 純武 勇気

 メンバー

 白木 七星  月影 優香  羽川 聖花


 2班

 リーダー

 筋鋼 鉄志

 メンバー

 石嶋 零士  金山 怪奇  十川 紗江


 3班

 上野 泰斗


 ・・・・・・・・・


「先生、おかしいです、俺が一人何ですけど」


「いや、その班決めで合っている、お前は一人でダンジョンに潜れ」


「え、いや北先生、安全面を考えてって言ってたけど俺一人って、安全もクソもないじゃないですか、普通に考えて3・3・3でしょ」


「いや、別にお前の強さなら何があってもこの程度のダンジョンじゃ殺されることはない、腕ぐらいは持ってかれるかもしれないが」


「いや、待って最後何不安を煽ること言うの、え、え~、何か釈然としない、まあでも確かに前にこのダンジョン潜った時余裕だったし大丈夫か、大丈夫だよな?」


「ああ、大丈夫だ、大丈夫だから、安心してダンジョンに潜れ」


「まあ、一応ははい」


「そっか、そっか、それじゃあ、皆早速ダンジョンに潜っていきますか、一応言っておくがお前らのレベルならこのダンジョンは余裕の余裕だから、特に緊張せずに気楽に潜れよ、本当にヤバそうになったら助けてあげるから」


「「「はい」」」


 皆の意外と息がピッタリ合った返事の後に、1班から順にダンジョンに潜り始めた。


 ――――――――――

 1時間後

 ――――――――――


 まあ、案の定というか、何というか、いたって簡単に攻略出来て、最下層であるボス部屋に着いた。

 その場所には1班がボスを倒して復活待ちをしている、2班がいた。


「おう、泰斗殿、流石でござるな、一人なのに1時間で最下層までくるでござるとは」


「いや、まあ、敵は弱いし、罠も少ないし、マップも広くないから、まあ、それくらいで行けるやろ」


「ハハハ、確かに言われたらその通りでござるな、あ、そろそろボスが復活するので2班はサクサクっとボス討伐してくるでござる」


「おう、頑張れよ、まあ、鉄志一人で楽勝っぽそうだけど」


「確かにそうでござるな、では、行ってくるでござる」


 そう言って鉄志含む2班はボス部屋に入った。


 ――――――――――

 5分後

 ――――――――――

 ダンジョンボスを倒し終わった2班が出てきた。因みに俺はその間触手魔法の練習もとい遊んでいました。取り敢えず地面に触手を潜ませて一気に地面から触手が生えるという面白いことが出来るようになった。


「終わったでござる、ぶっちゃけそんなに強いボスではなかったでござる、まあ、そのせいで怪奇殿が消化不良でイライラしてしまったのでござるが」


 そう言われて金山 怪奇の方を見ると確かに、血管浮かべてイライラしている、そういえば、戦闘狂だったよな。

 なるほどね、強い敵と戦えると思ったら弱かった敵なあれか、まあ、分からなくもないが、そこまでイライラすることか、今にも人襲いそうな感じだけど。あれ大丈夫なの?


「なあ、鉄志戦おうぜ、こちとら強い敵と戦いたくてうずうずしてんだよ」


「流石にこの場所で戦うのは困るでござる、せめて、ダンジョンを出てからでござる」


「いや、それじゃあ、我慢できない、早く早く誰か強い人と殺し合わせろ、キャハハハハハハ」


 完璧に目がいってやがる。


「おい、鉄志これ大丈夫なのか」


「流石にヤバそうでござるな、てなわけで、泰斗殿代わりに戦って欲しいでござる、流石に紗江がいる前で血みどろの殺し合いは出来ないでござるから。お願いでござる、それに、何かの拍子に戦いに紗江が巻き込まれたらと思うとゾッとするでござるし」


 途中から俺だけに聞こえるように小声で言ってきた。

 確かにそういわれると、断りにくいな、しょうがないやってやるか、このままこのヤバそうな状態の奴をそのままにしとくと、本当に誰か襲いかねないし、それに、俺も少々強い敵と戦えなくて消化不良だったしな。

 こんな考え方するって案外俺も結構な戦闘狂かもしれないな。


「お~い、そんなに、強いやつと戦いたいなら、俺が相手になってやるよ」


 俺のその言葉に目をランランと輝かせて。


「本当か、それは、冗談ではないのだ」


 と言われた。うん、どんだけ戦いたいんだよ。つか、普通に目が綺麗で腹立つな。


「ああ、本当だよ、ほら、早く来い」


 そう言った瞬間、物凄い速度で俺に刀を向けて斬りかかかってきた。

 それを、さっき練習で地面に埋めていた触手を集めて怪奇の身体ごと絡めた。


「クソ、何だこの触手は抜けない、ちぎれない、ヌメヌメして滑りやがる」


 怪奇は必死にあがくがちぎれない。

 まあ、ヌルヌルヌメヌメの触手がそう簡単に物理でちぎられてたまるか。まあ、魔法とか使われたらヤバいが、確かコイツは魔法使えないし、大丈夫だろ。


「てなわけで、俺の勝でいい」


「何だと、まだ、俺は負けていない、この程度の拘束、うおおおおおおお」


 ぶちぶちぶち


「は、物理で俺の触手をちぎるだと、どんな力してるんだよ」


「力もクソもあるか、さあ、もっと俺を楽しませろ」


 そう、うれしそうに叫びながら俺に斬りかかって来る。

 だから俺はその攻撃を敢えて右腕で受けた。


 シュン


 当たり前だが刀をもろに受けた俺の右腕は斬り飛ばされる、少々痛いが最近痛いことがあり過ぎたせいか、我慢できない程ではない。

 俺は残った左腕で怪奇に攻撃を仕掛ける。しかし、それは簡単に刀で防がれる、でも、それでいい、俺は斬り飛ばされた右腕を力を込めて一瞬で再生させ闇空間から剣を取り出して、怪奇の喉元に突きつけた。


「今度こそ、俺の勝ちでいいかな」


「自分の腕を囮に使うか、ハハハ、俺の負けた、完敗だ」


「そりゃ、良かった」


 ――――――――――――――――――――

 補足説明

 流石の戦闘狂怪奇君も斬り飛ばした腕が生えて来るとは思わなかったでしょうね。

 というか誰だって思わないと思う。本当にマジで。なんかこいうアレだな、主人公が人外というか化け物過ぎて怖い、まあ、種族は死霊王というヤバい存在なんですけど。

 というか、この設定はいつになったら主人公に明かせるんだ。本当にめんどくさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ