表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/167

クラスメートは筋肉の化け物・担任の先生は英雄

今日は提灯が行列する日だな。でも微妙なラインだな。

深い意味はない、気にしないでくれ。

分かる人は分かるかもしれないだろうが。

「あれ、同僚」


・・・・・・・・・


「よし、お爺ちゃんに電話してみるか」


結果


「あ、ごめん、うっかり伝え忘れてた、まあ、彼らは君の大先輩だから上手くやってくれ」


・・・・・・


 俺、同僚というか、先輩を半殺しというか、9割方殺してね。


「ヤバい、ヤバい、ヤバい、どうする、もうこのまま殺すか、証拠隠滅するか。いや流石にそれは不味いか、しょうがないやったことないけど治してみるか、再生魔法・完全再生」

 あっという間に再生して、かすり傷一つなくなった。

 再生魔法凄くね、ま、いいや、これで、大丈夫だろう。


「何故、俺を助けた犯罪者め」

「いや、それがね、勘違いだったんだよ」


10分後

 事情を説明しました。それと、当たり前だけど、解毒魔法で他の3人の超麻痺毒を解除しました。

 でもあれだ、クソ気まずい、超気まずい。よし、もうめんどくさいし逃げるか。


「すまん、悪かったな、俺は見たいアニメがあるんで、じゃ、また」

 俺は飛行で逃げた、超逃げた。慌てて寮まで飛行で逃げた。

 後の事なんて知ったことか。俺は悪くない。俺は悪くない~~~。最初に襲い掛かってきたのはお前らだ。


「ふ~、何とか寮まで逃げれたな、ま、後が少し怖いが明日で学校が開始だし、多分大丈夫だろう、さ~て、アニメ見てラノベ読んでぐうたらした後、ちゃんと寝るか」


――――――――――


「う~ん、良く寝た、良く寝た、さ~て学校に行く準備をするか。え~と、必要な物は確か無かったな。身一つで学校に行けばいいだけだったな、さ~て学校に行きますか、と言っても、すぐ近くだけど」


てくてくてくてくてく


 しかし、人が多いな、流石学校初日というだけはある。

 いや、初日関係ないか、まあ、でも俺のSクラスは素晴らしいことに生徒数が少ないからな、それに死霊虫のおかげでクラスメートたちの事は大体知っているかし。楽しい、楽しい、学園生活が待っているはずだ。多分。多分。


 てなわけで、つきました教室、そこには悲しいことに誰も居なかったが名前の書いてある席があり自分がどこに座ればいいかはすぐに分かった。

 まあ、早く着き過ぎたってわけでもないが、ラノベでも読みながら待つか。


5分後


「こんにちは、某の名前は【筋鋼 鉄志】同じクラスメートとしてよろしくでござる、某の事は気軽に鉄志と呼んでくれ」


 一人目は筋肉の化け物だった。

 まじで、体格がヤバい、身長は驚異の198センチ、体重150キロ、筋肉魔法に筋肉増強、筋肉強化に美筋肉、身体強化に身体能力向上、剛力に怪力等のスキルを持ち、恐ろしく鍛え上げられた筋肉、拳一つでドラゴンを殴り殺した筋肉の化け物。

 ダンジョンで見かけられると人間ではなく、ゴリラの魔物もしくは筋肉の化け物だと勘違いされ剣を向けられることは数知れず、まあでも、悪い人ではないし、どうやら、ラノベ漫画アニメが好きなオタクと死霊虫に監視させてたから知ったし、同じ人外として仲良くなれそうな気がする。


「俺の名前は上野 泰斗だ、こちらこそ、よろしく鉄志」

 そう言って、手を差し出す。


「ああ、よろしくでござる」

 そう言って、鉄志が俺の握手に応えてくれる、そして。


ゴギュ


 思いっ切り手を潰されたが、しかし、すぐに再生させ、魔力を込めて握り返す。


「お~、凄いでござるな、某の握手に耐え何食わぬ顔で握り返して来るとは、泰斗殿とは仲良くなれそうだ」

「そうか、それは、ありがとう、それと聞きたいのだが鉄志はライトノベルは好きか」

「もちろんでござる、もしかして泰斗殿も好きなのでござるか」

「ああ、それはもちろん」

「それじゃあ、最近読んだので面白かったのは何でござるか」

「そうだな、あまり有名ではないが、殺戮魔帝は魔王の娘に恋をするとかメダルキングとか器用貧乏だけど成長補正で異世界最強とかかな」

「そうか、そうでござるか」


 ガシ


 俺達は気が付いたら、互いに手を取り合い、ライトノベルについて熱く語っていた。20分ほど。

 鉄志とは長い付き合いになりそうだ。


 キンコーン カーンコーン キンコーン カーンコーン


 気が付いたら、チャイムが鳴り、クラスメートが全員揃っていた。


「それじゃ、泰斗殿また語ろう」

「ああ、またな鉄志」

 そう言って鉄志は一つ後ろの席に座った。


 鉄志が座ったのと同じぐらいに、先生が来た。

 先生はちょっとくたびれた40代ぐらいのオッサンだったが、俺は彼を知っている。知っているというか超有名人だ。

 数々のダンジョンを攻略し、広島で起きた大規模魔物暴走をたった一人で止め、広島の英雄となった男【北 栄介】まさかこんなすごい人が担任とは。流石Sクラスだ。


「よし、みんな揃ってるな、俺の名前は北 栄介だ。一応ここのクラスの担任を受け持つことになった。よろしく、さ~て、早速だが自己紹介もかねて皆には俺と殺し合いをしてもらう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして。  なんか凄いですね。ローファンタジーとは言えランキング上位ですか? やっぱり勢いって大事なんだなあ、と思いました。  そこそこ設定も考えられてるし要所で説明が適度に(←重要…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ