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両親との会話 ダンジョン68日目

日刊ローファンタジー30位嬉しい。

「ヤベ、ヤべ、ヤベ~~~」


 俺はダンジョンを爆走、いや、爆飛行していた。

 飛行スキルを使って本気で、その結果1階層付近で何か硬いものと思いっきり衝突した。


「痛て、何とぶつかったんだって、加藤教官どうしてこんなところに」

 どうやら俺はろくに前を見ずに全力で飛行した結果、加藤教官とぶつかってしまったようだ。


「おう、泰斗、やっぱり死んでなかったか、両親がメチャクチャ心配してたぞ」


「やっぱりか。加藤教官わざわざすみません、本当にすみません。ていうか、何で、加藤教官がこんなところに」


「おいおいそんなことは、どうでもいいだろ、さあ、両親が心配してる早く帰りな」


「はい、分かりました。加藤教官」

 てなわけで、超急いで帰った。


 10分後


 家に着いて、そっとドアを開けたら。


「も~~~、心配したんだから、泰斗、怪我はない、大丈夫、も、本当に凄く心配したんだから」

 お母さんが泣きながら、迎えてくれた。


「というか、泰斗服どうしたの、ボロボロじゃない」


「ごめん、お母さん、ちゃんと6時に帰ってくる予定だったんだけど、色々あって、でも怪我は一つもないよ」

 全て再生させてからだけど、間違っても、腕切られてましたなんていえねえ。言ったら間違いなくダンジョンに行くのを禁止されてしまう。


「でも、泰斗、時間守れなかったでしょ、どれだけ心配したと思ってるの」


「ごめんなさい」


 そう、謝った俺にお父さんが

「泰斗、突っ立ってないで椅子に座りなさい、話はそこからだ」


「はい」


「泰斗、お前はダンジョンに潜りたいか」


「うん、お父さん、俺はダンジョンに潜りたい」


「そうか、でもダンジョンに潜るにあたってした、約束その3覚えてるか」


「はい、遅くても7時には家に帰ること」


「そうだ、お前はそれを破った、本来ならダンジョンに潜るのは即禁止とする、だが、お前がダンジョンに潜ってから、生き生きしだした、顔も凛々しく、身体つきも男らしく、明らかに成長していった。それなのに帰りが遅くなってしまって禁止というのは流石に酷いと思ってな、だからこれだ」

 そう言って、お父さんは俺の目の前に一つのパンフレットを置いた。


【冒険者教育育成学校】


「この冒険者教育育成学校に受かったら、今後ともダンジョンに潜ることを認めよう、どうする」


 冒険者教育育成学校、1年前ダンジョン連合と国が中心に作り上げられた学校。

 ダンジョンの知識、戦闘技術を教えて、安定して強力な冒険者を生み出すために作られた学校。


 学校には、ダンジョンが設備はもちろんのこも1流冒険者から指導が受けられる。

 年齢12~20歳までが受験でき、卒業したら、資料閲覧や武器の修復が無料となり、ダンジョンでも優先的には入れたり、危険なダンジョンにも挑戦できる権利が貰える学校。

 もちろん、興味はあったし、見てみたい、行ってみたいと思っていた。

 断る理由などない。


「お父さん、お母さん、俺、冒険者教育育成学校に受験してみるよ」


「そうか、じゃあ、頑張りな泰斗、応援してるぞ」

 そう言って、お父さんが俺の頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。

 久しぶりに撫でてくれたお父さんの手は昔と変わらずに大きくて温かかった。


「泰斗が本当にそう決めたのなら、反対はしない、頑張りなさい」


「お母さん、ありがとう」


「あ、泰斗お腹減ってるでしょ、ちょっと待ってて、すぐカレー温めるから」


「うん、もう、お腹ペコペコ、ありがと、お母さん」


 15分後


 カレーを食べながら一つやることを決めた、それは、学費は自分で払うことだ。


「お父さん、お母さん、冒険者教育育成学校の学費は自分で払うよ」

 俺はそう言って、自分の通帳を闇空間から取り出して、残高を見せる。


「「・・・・・・・・・は?、残高728万8230円」」

 俺の通帳を見てお父さんもお母さんもこれでもかと、目を見開いて驚いた。


「泰斗、ダンジョンってこんなにも稼げるのか」


「うん、だからせめて、学費は自分で払おうと思ってさ」


「でも、そのお金は自分のために使った方が」


「だから、自分のために使うんだよ、それに、その分の学費は妹に使ってやってくれ」


「泰斗、お前成長したな、お父さん嬉しいぞ、よし、分かった。なら泰斗学費は自分のために自分で払え」

 お父さんは嬉し泣きながらそう言った。


「泰斗、もう10時過ぎだ、詳しい話は明日の夜するか」


「分かったよ、お父さん、お母さん、じゃ、お休み」


「お休みなさい、泰斗」


「お休み、泰斗」


 その後、自分の部屋に戻り寝た。

 どんな夢かは覚えてないが、とても良い夢が見れた。

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[一言] 家族大切にするキチゲェ好き
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