表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

167/167

何だかんだで戦闘狂

 

 俺は恩人であった。臥也・真羅さんを生き返らせてから数日がたった。

 その間俺はずっとラノベを読んでゲームしてアニメを見て漫画を読んでというグウタラ怠惰生活を行っていた。


 え?学校。

 いやまああるけど、なんかこうやる気が出ない。


 まあ、そもそも論として今現在実習ってのをやっているらしく。皆自分の適性のあった場所で職場体験のような感じで仕事をしてるらしい、ただ俺は正直強すぎて扱いに困るって理由で免除されたって感じだ。


 それならば鉄志も化け物強いし扱いに困らん?て思ったが、鉄志はどうやら一人で自分に呪いをかけてダンジョンに潜るというもはやMかなと思うレベルの、かなり正気を疑うような訓練をしてるらしい。


 まあ、会う機会があったので、何でかって聞いたら、どうやら筋肉神様から常に自分の限界を超えて筋肉を鍛えろという命令を頂いてるらしく、それでそんな訓練をしてるらしい。


 まあ命の危険が迫るギリギリになったら呪いを筋肉の力で弾きとばすから大丈夫と笑ってたし。大丈夫だろう。

 最悪死んでも俺が蘇らせればいいって話だしね。


 ・・・・・・・・・・


 さて、ラノベを読むか。


 俺は一人そう結論を出してからスマホを取り出してWEB小説を読み始める。


 1時間後。


「ああ。何か少し飽きて来たな」


 一通り更新されたWEB小説を読み終わり、そこからラノベの新刊を読んでいたら、ふと急に飽きが来て、そう呟いた。


 そう、飽きが来たのだ。


 いやまあ。何だ?ラノベは面白いよ。凄く面白いよ。

 たださあ、読み過ぎた。いやもうずっとラノベ読んでるなって。なんかこう最近ずっと読んでる気がしてきた。ついでに言えば大分読んだ。

 今の所チェックしてるWEB小説も読んだし。新しく出たラノベも読んだ。


 まあ。うん。これ前にも言った気がする。

 いやでも何だろうな。リフレッシュ感覚じゃないけど。体を動かしたくなってきたな。


 実習?職場体験やってみるか?


 いやでもなんかこう楽しそうではあるが面倒そうでもあるな。

 それにどこで働きたいとなった時にパッといい感じの所が思い浮かばないな。


 じゃあ。どうしようか。


 ・・・・・・・・・


 よし。

 久しぶりに眷属を集めて模擬戦闘でもするか?


 場所はそうだな・・・久しぶりに闇カスダンジョンにでも行くか。

 いやはや懐かしいな。闇カスなんて酷い名前だけど俺にとっては神のような素晴らしいダンジョンだからな。


 よし。そうと決めたら即行動だ。


「死霊転移」


 ―――――――――――――――――――――


 久しぶりに来た闇カスダンジョンは何一つ変わってなかったと言いたいが。まあ滅茶苦茶に変わっていた。


 まず何が変わったって、魔物が一匹もいないのだ。

 代わりに俺の眷属しかいない。そんで俺の眷属達も魔物がリスポンするまで暇なのか。模擬戦闘をしたり剣を振ったり俺みたいに本を読んだりしている。

 中には将棋やチェスをやっている眷属もいる。


 なんかもはや少し楽しそう。


 いや違う違う。そうじゃない。そうじゃ、そうじゃな~い。


 だってよう、え?ここダンジョンだよ。

 一応ダンジョンって魔物暴走が起きる危険性のある魔物が溢れかえるヤバい場所だよ。


 なのに。え?いや、え?何で?


「主様。お久しぶりでございます」


 見慣れた剣スケルトンがそう言って俺に敬礼をしてくる。

 お久しぶりって言われても正味俺、剣スケルトンの区別つかないから。そんなことを言われても分からないのだが。

 まあ、いっか。


「お。おう。久しぶりだな」


「はい。それで主様この度はどういったご用意でございますでしょうか?」


「いや。まあ。何だ、少し体を動かそうかなと思ってな。というわけだから俺は魔法は一切使わないからお前らかかってこい」


「分かりました。では全力でいかせていただきます」


 そして模擬戦闘が始まった。


 最初は剣スケルトンが俺に向かって走り出し、そして剣を振う。

 俺はそれを無手で受け止めて、そのまま剣スケルトンの腹に蹴りを入れて吹き飛ばす。


「弱いな。さて、お前ら複数でかかってこい。少々物足りないんだよ」


「「「分かりました。主様」」」


 俺の言葉を聞き今まで様々なことをしてた眷属が一斉に俺の方を向き、戦闘態勢を取る。


 そして剣スケルトンが俺に斬りかかってくるのを皮切りにリッチによる大量の魔法攻撃が襲い掛かってくる。


「そうだよ。そう。これを求めていた」


 俺は魔法を全てをその身に受ける。そして俺に向かって剣を振るう剣スケルトンを掴み、ボーリングの容量でリッチの集団に向けて投げ飛ばす。


 ガッシャ~~~~~ン。


 盛大な音をあげてリッチが転がる。


「ナイスショット」


 中々に気持ちよく決まったものだから一人ガッツポーズを決める。


 キ~~~ン


 眷属達は仲間がやられているが、俺の命令に忠実に従い、俺に剣を当てる。

 だけど俺の肉体には一切の傷がつかず、むしろ剣の方が刃こぼれを起こす。


「うん。流石俺の肉体だな。でもこれじゃあ訓練にならない。呪魔法・防御力超低下」


 俺は自ら防御力を大幅に下げる呪いをかけて、今俺と戦ってる眷属の攻撃が俺に入るレベルまで肉体の強度を下げる。


 これで平等というやつだ。


「よし。仕切り直しだ。さあかかってこい」

 漆黒魔剣を使ったら流石に強すぎる、というかこのダンジョンが崩れる可能性するあるので、店売りの量産品である鉄剣を2本取り出す。


「では胸を借りさせていただきます」


 襲い掛かってくる眷属達。

 一応さっきのボウリングで倒したとはいえまだまだリッチは残ってるので、大量の魔法が俺に向かって放たれ、剣を振るうも、鎧死霊がそれを守りに入り。そして四方から剣スケルトンと虹スケルトンが攻撃を入れる。


 俺の眷属だけあって非常に連携が取れていて。凄く良い。


 そう凄く良いんだ。


 これを望んでたんだよ。


 命のをかけた戦いでじはないが。こうして斬られれば血が噴き出て魔法が当たればがっつりダメージが入る。


 火炎弾は俺の傷を焼き。皮膚を焼く。風刃は俺の肌を切り裂き肉を切り裂く。土魔法は俺の行動を妨害して。俺の攻撃の壁となる。


 それが良い。凄く良い。


 血沸き肉躍るとはまさにこのことだ。

 久しぶりに戦いが楽しいと思えて来たよ。


 キ~~~ン


 俺は笑いながら剣を振う。

 だけどそれは防がれ。そして剣スケルトンが俺に向かって攻撃を仕掛ける、それを紙一重で躱しつつ、更に放たれた魔法を飛び跳ねて避ける。


 飛び跳ねればその着地地点に虹スケルトンが待ち受けている。


「着地狩りか。いいよ。凄く良いよ」


 ドン


 虹スケルトンの放出攻撃により盛大な爆発音が響き渡る。


 俺は魔法禁止という縛りをかしているから、その攻撃を剣を盾にするという方法で致命傷を負わないように耐える。


 だけど、これにより鉄剣は完璧に溶けてしまう。

 代わりの剣を出してもいいが。魔法禁止なので闇空間は使えないから。敢えて出さずに無手で構える。


「さて。俺の武器をお前らの力で奪ったぞ。やるな」


「お褒めに預かり光栄でございます。では。もっと行きますよ」


「さあ。来い。もっともっと俺を楽しませろ」


 そして第二ラウンドが始まった。


 俺はまずは魔法を放つ厄介なリッチから狩る為に後衛に向かって走り出す。

 だけどそれを簡単に許す程に俺の眷属は優しくはなく。鎧死霊が壁となり俺の邪魔をする。


 なので鎧死霊の上に飛び乗り、一旦空中にジャンプをして一回転し天井に張り付き、そこからリッチに向かって飛び込む。


 当たり前だがリッチからの集中砲火に晒される、でも俺はそれを腕を組み全て受け止める。


 ガシ


 俺はリッチの頭を掴みながら言った。


「さて。鎧死霊、守れてないぞ」


 と、


 そっからリッチの頭をぶつけて砕くと、近くにいたリッチを殴って砕いて、蹴って砕いて、ぶつけて砕いて、叩きつけて砕いて、掴んでそのまま砕く。


 ひたすらに砕いて砕いて、あっという間に全員滅ぼす。


 その時かかった時間は僅か5秒。


 遅れて俺を囲む鎧死霊と剣スケルトンと虹スケルトン。


「さて。もっともっと俺を熱くさせろ」


「「「はい。了解しました。主様」」」


 そして俺に一斉に襲い掛かる眷属達。

 そこには味方を巻き込まないようにするとか一切配慮せずにただひたすらに俺に攻撃を仕掛けるために攻撃をしてくる。


 だからさっきよりも良い。


 凄く良い。


 体中が傷だらけになって血が噴き出る。それを再生で無理やり治していく。

 それでも向かってくる眷属共を素手で殴って蹴っていく。


「いいよいいよいいよ。やっぱり戦いは楽しいね」


 やっぱり俺は戦いが好きだ。圧倒的な力で上から圧殺するものいいけど、これはこれで実に楽しい。

 何だかんだで戦闘に狂ってるな、俺は。


 でも今を楽しもうじゃないか。


 ・・・・・・・・・・・・


 30分後。


 辺り一帯が俺の血で赤く染まり。俺の下には俺の眷属の屍の山が積み重なっている。


「勝った~~~~~~。いや~。楽しかったわ。さて蘇らせるか」


 俺はかなりの満足感を味わいながら神の権能を発動させる。


「神の権能・我が眷属達よ。甦れ」


 さっきまで俺と死闘を繰り広げ、そして死んだ?いやまあ元々死んでるけど、眷属が全員蘇る。

 それも前よりも強化された形で。


「「「蘇生いただき、ありがとうございます」」」


「いや。まあ元々俺が殺したし、別に礼を言う必要はないよ。それより楽しかったしもう一試合するぞ」


「「「はい。分かりました。主様」」」


 そうして俺はもう一回眷属共と楽しく死闘を繰り広げました。

かれこれ私は5年以上なろうを使っているのですが。中学生の時は1日、それこそ10時間とかなろう小説を読んでいました。

たけど最近というかここ1、2年くらい偶にランキング上位をチェックして読んで。う~んなるほどって思って、カクヨムの方に行ったり、昔の作品を読み直したり、自分の部屋にあるライトノベルを読んだりと、昔よりもなろうを読まなくなったなって思いました。


ていうのをTERUちゃんという人の動画を見て思った今日この頃。


もしかしたら私も叔父さんもといガチャ空さんと同じように完璧にカクヨムに行くかも。いや分からないけどね。はい。すみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 誤字もほとんどなくてよかったです [一言] 続き待ってます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ