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1日で世界征服は可能です

「で?俺が狙われているってどういうこと?詳しく教えてくれ?」


「ああ。もちろんだとも。その為に電話したんだから。まず。泰斗君はダンジョン国際連盟って知っているか?」


「えっと。確かダンジョンを管理する国際組織でダンジョン連合を除けば一番大きな組織でしたっけ?」


「ああ。そうだ。よく分かってるじゃないか?」


「それでその組織が俺にどう関係があるんですか?」


「それはもちろんその組織が上野君を引き込もうとしているって話だよ?」


「え?どういうこと?」


「それは上野君が強いからに決まってるじゃないか?そんでもってその力を世界に見せつけたじゃないか?」


「全然そんな覚えないんだけど?」


「え?何を言ってるんだか?あんなに堂々と日本にある犯罪組織を壊滅させたじゃないか?それも眷属を総動員させて滅茶苦茶に完膚なきまでにね」


「あ。確かに言われてみればそうだな」


「当たり前の話だけど日本にもスパイはいる。そんで。上野君が行った行為は当然各国のスパイも気が付き上に報告をしてるだろう」


「ああ。確かに。そうだな。うんそれはそうだ」


「そうだよ。それに上野君はダンジョン連合創設者であり支配神の使徒である私や戦闘狂の超絶大英雄純武を軽々と超える力を持った化け物なんだよ。警戒しないわけがない」


「え?マジで。天神はともかく俺が超絶大英雄純武を超えてるの?」


「それはもちろんそうだよ。だって上野君死霊神だろ?私とかは支配神の使徒で超絶大英雄純武だって戦闘神の使徒なんだから。格という点で見れば上野君の方が上に決まってるよ」


「言われてみれば確かに」


「それに上野君には眷属という圧倒的過ぎる存在がいるからね。いやマジでアレ何?死んでも自由に復活出来て眷属同士で自由に転移が出来て情報共有も出来る。いやはやアレはチートだよチート。強すぎる。誰が勝てるんだよ」


「まあ。確かに言われてみればそうだな」


「ああ。そういうことだ。お前はもっと自分の力を自覚しろ。いや自覚してるかもしれないが、まあ少なくとも上野君はこの世界においては最強の存在であり。やろうと思えば一日でこの世界の支配者になれる存在だ」


「確かに。眷属を総動員させて全員殺して眷属にしていってをネズミ算方式でやっていけば出来るでしょうね世界征服。いや。まあそんな面倒で面白くないことは絶対にしませんけど。大体俺の倫理観的に許せませんよ」


「まあ。そういうことだ。じゃなかったら私は上野君を殺すべく計画を立ててるよ。だけどありがたいことに上野君は今倫理観を持っていて人間に友好的だ。そして私にも友好的だ?」


「そうかな?いやまあ友好的かどうかと言われたら、多分って答える感じだけど?」


「おいおい。悲しいこと言いなよ。まあでも少なくとも敵対はしないだろ」


「それはまあしないよ。する意味もないからね」


「そう。そういうことだ。だから私は今こうしてペラペラと喋ってるわけだ」


「ハア。であのう。天神、結局俺がそのダンジョン国際連盟に狙われてどうなるの?何暗殺者でも仕向けられるの?」


「それはないから安心してくれ。まあ多分ハニトラだろうね?」


「は?え?ハニトラ?どういうこと?」


「ああ。だってよう常識的に考えろよ。誰が上野君を暗殺出来るんだよ。もし出来るのなら私がとっくにやってるよ」


「おい。今不穏なこといったか?」


「おっと。失礼つい本音が。まあそれは置いといて、だってよう上野君多分神か神の使徒かそれに準ずる実力者以外からの攻撃全てを無効に出来るでしょ?」


「それはまあ。もちろん」


「じゃあ。暗殺無理じゃん。この世界に上野君にダメージを与えられる存在自体が多分10ぐらいしかいないよ。そんで全員居場所も名前も性格から趣味に家族構成に住所まで全部私に割れてる。そんな存在が暗殺?無理無理無理って話だよ」


「なるほどね」


「それでまあ無難にハニトラってわけ、まあ、他にも権力なり金なりを使って誘惑してきそうだけど。他にもレアなスキルの書とか?ダンジョンの管理権とか?あ、一応聞くけどなびいたりする?必要なら私の方で手配するけど?」


「いや。多分大丈夫だと思う?まあ、何というか性欲がほとんどない、いや消えてるし。別に権力欲もないし。金は腐るほどあるし。眷属を使えば自由に集められるしいいかなって感じ?スキルの書とダンジョンの方は今はいいかな?欲しくなったら言うわ」


「オッケー。じゃあ、そういうことだ。まあ余計な心配だとは思うが気をつけてくれ」


「分かった。わざわざありがとう」


「いいや気にするな。同盟関係を結んでるからな。あ、でももしかしたらば短慮な愚者が上野君や上野君の親戚友人に暗殺者なり誘拐犯なりを差し向けて人質にする可能性はあるから気を付けておけよ」


「オッケー。分かった。適当に眷属の数増やしておくわ」


 プツン


 電話が終わった。


【そんじゃ。眷属共俺の両親と妹についてる護衛の数増やしておいて?】

【了解しました。主様。過剰戦力ってぐらい付けておきます】

【おう。よろしく】


 さて。これでいいかな。

 まあ、ぶっちゃけ死霊転移あるから最悪死霊虫1体でもどうにかなるんだけどね。


 何かあったら四天王なり俺自身が転移をすればいい。

 最悪死んでも蘇らせれるし。まあ死なせないようにするのが一番だけど。

 まあ。なにはともあれ。ダンジョン国際連盟ですか。いやはや面倒そうだな。本当に面倒そうだ。

 まあ、適当にサクッと穏便に解決させますか。別に悪いことをしたわけでもないし。


 ただ、もしも。そうもしも俺の家族に危害を加えるようならば


「全員殺して眷属行きだ」

 俺の殺気と魔力のこもった声が付近を覆いつくした。

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