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沢木の競翔

「了解貰うた。時間があるきん、内装業者の邪魔にならんように、ちょっとわしの車でドライブせんか」


 呆気に取られるまま、ヤマチューはその車に乗り込んだ。

 そこは、塩塚高原と言う山の上だった。牛が放牧されている。

 山根は、


「ここで寝転んで、話しょ。寝たらあかんぞ」

「ははは」


 冗談もこの人言うんじゃ、ヤマチューは少し気持ちが楽になり、笑った。


「わしな、天体観測が好きで、天体望遠鏡を持って、毎週この高原に来とったんじゃ。ほんで、月やら火星やら描いとった。社長な、次に飲み屋で会うた時、この宇宙の絵見て、えらい誉めてくれたんじゃ。山根君、これがあんたぞ。これが、あんたのデザインの真髄じゃあ。給料は今のトヨタ見たいには出せん。けど、あんたが生かせる道は、才能を理解出来るわしんとこしか無い・・そう言うて、もう3年目になる。わし・・ほんまに転職して良かったわと思いよる」

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