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燧灘競翔連合会

「まあまあ・・又ゆっくりとお話を聞きますから・・実際私も驚いてます。善さんが沢木さんの所に居られるなんて・・毎回ですけど、沢木さんの所に来る度に驚く事ばかりですよ。でも・・今日の主役は沢木さんのようだ。ね?整体師さん」


 沢木が振り向いた。異様ないでたちの男は整体師・・


「ありゃ・・ひょっとして今巷で評判の名整体師さんかいね?三川さん?」


 沢木が気付いた。


「そうです、名整体師と呼ばれると抵抗もありますが、紹介が遅れました。実は先ほどからずっと沢木さんの腰を観察させて貰ってました、三川です。少し横になって頂けませんか?そこへ」


 沢木が・・


「どうもおかしいと思うた。善さん、今日はそう言う事かいね?」

「はは、こうでもせんと沢木は動かん。自分の体の具合位は分かっとるやろ?こんだけの人間がお前の心配しとんねや。今日は黙って診察して貰え。そやけど、香月博士までここに来られるとは思わなんだ」


 この時になって、やっと三川が


「あの・・香月博士って・・ひょっとしてあのS工大の?」

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