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燧灘競翔連合会

 香月が、何度も壺を眺めていたが、ふと・・


「良い物を見せて頂きました。あれ・・ご婦人方はどうされました?」


 その言葉に、沢木は何かを察した。


「香月博士は、白城においでたんですね?はっはあ・・今日は善さんと言い、突然朝になって何事かと思うたら・・貴方・・さっきから黙っとられるきんど、どなたですかいね?こなな言い方は失礼とは思いますきんど」


 振り向いて沢木は黒髭の男性にそう言うと、やっとその三川が口を開こうとした時に、奥から3人を呼ぶ声。八重子の声だった。


「皆さん、奥へ来て下さい」


 奥へ行くと、そこには布団が敷いてある。二代目の姿は今日は無し。

 八重子が、香月の姿を見て驚く。善さんも同様だった。


「まあっ!香月博士」「え?何で今日ここへ」


 八重子、善さんと共に玲子も驚いた。すぐ慇懃に礼をするが、香月は

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